まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

南川の大ふじは残った。

2005年04月27日 | 自然
 さぬき市大川町南川地区、南川青少年活動センター裏手には大きな藤棚があって、その大きさで有名でした。ところが昨年秋の台風23号はこの地域でも大暴れ。今も電話線の柱は倒れたまま、流失したままで、電話線は地面に埋まったまま。多くの住宅にも浸水したところです。
 あの藤の木は川の中にあったから、とっくに流失してしまったものと思っていましたが、今日、通りがかりにのぞいてみると、勢いは弱っているものの、きれいな花を咲かせておりました。
 旧の南川分校の校舎も傷つくことなく、当時のままの姿を残しておりました。
 残るもの、流れるものの差は、どこから生まれるのだろうか。生き残るものと帰らないものとの差は、どこから生じてくるものかと、世の中の無常をかみ締めたものでした。

     藤の花 揺れて無常の かおりかな  暁光

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