まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

今日は組合の総会だった。

2005年09月30日 | 自然
 朝の間は産廃業者さんへの支払い処理で終わってしまった。昼からは労働組合の定期総会だった。委員をやっているもので職場代表で参加した。

 参加するだけだった・・・。言葉が右から左に流れてゆくばかりで、少しも頭の中にはしみ込まなかった。こころに届かなかった。ご縁がないのかも知れない。

 来年の真宗教団連合のカレンダーができた。そこにヨッシーこと吉岡妙由法尼の言葉が表紙を飾る。
 「いま 光が とどいたのではない 光に遭わなかっただけだ」

 要求がなければ、あるものも見えてこない。欲するものがなければ、あっても見えていないのだ。光はいつも私たちに降り注いでいる。それに気づくか、気づかないかだけの、自分だけの問題である。

 あるお寺の山門脇の掲示板に掲示伝道の言葉があった。
「病患(わずらい)も これご縁なり 法(のり)の道」

 しかし、本当にわずらっている者が「ありがたいなぁ・・・」と感謝できようか。苦しみの中にあるものが、「ご縁をいただいたなぁ・・」と喜べるのだろうか。不幸を背負うものは不幸ばかりを背負い、幸福を得るものは、幸福ばかりを手にしているのではないのか・・・。それでも、仏道は「ありがたいなぁ」と喜べというのだろうか・・・。

 「一人の悩みを組織全体で共有し・・・」大会宣言だったが、全く、こころに響かなかった。

 野の花の一本のほうが、さわやかに生きているのではないかと、うらやましかった。すがすがしく生きているのではないかと、思われてならなかった。



 

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