まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

今日はお布団干しサンデー

2007年01月14日 | 自然
 今日も朝からお天気がよくて、早速におふとんをみぃんな干した。お布団干しサンデーだった。

 で、旧暦では満月の十五夜(太陽暦では14日・15日前後)を年の境としていたため、現在も明日15日は、小正月としてさまざまな行事が行なわれている。今では大晦日の「なまはげ」も元は小正月の行事だった。どんど焼き、どんどん焼き、さんくろうなどといって、この日に正月の松飾りなどを焼いて、一年の無病息災を祈る行事は各地にあるが、地方によっては雪でつくったかまくらや、どんどん小屋という仮小屋に、小正月前夜の今夜から集まって餅などを食べる習慣もある。

 なかでもおもしろいのが、成木責(なりきぜめ)という行事。これは柿や梨などの果樹を棒で叩いていじめ、豊作を約束させようとするもの。粥を炊き、かきまぜる棒についた米粒の多少で農作物の豊凶を占う粥占(かゆうら)などの行事を行う地方もある。

 うちの集落では・・「山はじめ」とか「山入り」とかと言って、山ノ神さまに今年一年の無事を願う儀式があった。この集落に我が家の山も畑もないが、それはそこ、お相手というか、お相伴というか・・・ま、おつきあいだ。で、ここに参加するのはご婦人方ばかりなのだそうだ。しかし、さっちゃんは足が痛いというし、ケイコおばはお部屋の片づけがまだだからと・・・、結局・・、私が参加したが、ご婦人ばかりの会話にはついていけない・・・。

 昔、娯楽も楽しみもない時代からの・・、ご婦人方のウサ晴らしとか、情報交換とか、友好の場であったのかも知れない・・・。神さまにかこつけて、おいしいお菓子を食べたり、おコメのご飯を堂々と食べたのかもしれない・・・。

 そんな素朴な味わいのするおまつりだった・・・。




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