まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

5月19日の日記:雨脚は 沼田に消えて 鍵の音

2010年05月19日 | 自然
 さぬき広島でのご用も終わったし、食材もあらかた片付いたし、何よりも持ってきた薬が底をついた・・・。いよいよ・・帰らねばならない・・。

 丸亀市への報告は終わったし、青木石という広島の石も手に入ったし、レキ祭り実行委員会の打ち合わせも終わったし、魚釣りも楽しんだし、手術後の休養もしっかりとできたし・・・。

 

 朝から・・小雨の中で・・釣り道具やらを片付けたり、食器やら室内の片付けをやったりして・・・帰り支度を粛々とこなす・・・。お風呂もしっかりと洗っておいた・・。

 すると・・「草創の会」の方からの連絡で、今月末あたりに・・塩飽の島々の取材に行きたいので協力して欲しいという話があった。昨夜も自治会長さんと、「そろそろ段取りを考えておいて欲しいものやねぇ・・」と話したばかりだったので、グッド・タイミング。

 マイボート「あかつき」の調子はいいから、来週あたりは天候さえ良ければいい旅になるだろうと思う・・。それはそうと、金星探査機「あかつき」は打ち上げ延期になったとか・・。がんばれ、あかつき!

 

 その草創の会では、今年の目標として、塩飽の島々を巡って、いろいろな自然や風景を撮影して・・本としてまとめ、出版するらしい・・。そこで、塩飽の島々の案内役として、わがあかつきⅡで、島々を巡って行けば早く回れるから・・・ということで・・。

 個人的に・・行政単位に・・坂出市の岩黒や櫃石・与島・沙弥・瀬居などを回り、丸亀市の本島・牛島・広島・手島・小手島を回り・・・、多度津町の高見・佐柳を回れば・・・あという間に秋になってしまいそう・・・。

 

 で、今日は・・帰りに県立図書館で「幕府軍艦咸臨丸」という本を借りた。あの・・青木の岡田源之助のお墓を発見してから・・咸臨丸という幕府軍艦にとりつかれて、40年間以上も取材や調査を繰り返して・・上記の本を完成させた男、文倉平次郎の書いた本である。

 前にも何度か読んだのだが、来月に「塩飽史談会」の総会後の記念講演をするので、その・・・モチベーションをアップさせるために・・・再度、読み直そうと思った訳だ。

 で、帰りが遅くなったもので、近くの・・高松市三谷町の「釜八」というセルフのお店に寄った・・・。

 

 途中で・・・高松に移転してきた「宮武うどん」に寄ったら・・今日が定休日だったもので、次々と・・パスされてきて・・ここに落ち着いた。

 時間的に・・どうでもよかったもので、かけうどん小に天ぷらを載せて・・280円。

 

 なんか・・おおざっぱな盛りつけで・・・おうどんがどんぶりからあふれている・・。ま、こんな日もあるさ・・みたいなことで・・。

 帰ると・・、今度は読売新聞社から取材の電話・・・。もう、話があっちこっちへ飛び回るので・・・私も何がなんだかわからんようになって・・・。

 

 あ、私の術後はなんら異常はないけんね・・。悪い部分を封鎖したものだから、何をやっても大丈夫みたい・・。ただ・・お酒は御法度なんだけれど、少しくらいは仕方がないものね。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。
 

5月18日の日記:夏が来る 島の形の ありありと

2010年05月19日 | 自然
 18日の火曜日もまた・・夏のような朝になった。だからという訳でもないのだろうが、朝の五時半には目が覚める・・・。それからゴミを片付けたり、洗濯物を干したりしながら・・朝のニュースを聞くともなく聞きながら・・・朝食の準備・・・。

 

 お布団も干しておいたり、和室に掃除機をかけておいたり・・・。なかなかに島の生活も健康的なんだ・・・。朝の散歩も済ませておいてから・・・甲路という集落の堤防に釣りに行った・・・。

 

 だと・・早速に・・20センチはあろうかと思われるキスが相次いでかかった。こういうのがかかると・・竿も曲がるし・・引きもあって楽しい・・。しかしのかかし・・、こういうものは長続きはしない・・。今日は二匹のみ・・。あとは・・月面と一緒で・・「静の海」・・・。おやじギャグを聞いた後・・みたいに・・・「しら~・・・」。

 早めの昼食を食べて・・12時半に船着き場に集合・・。集合たって、自治会長さんと私の総勢二名・・・。「よこせⅡ」に乗り組んで・・小手島(おてじま)へ向けて出港!

 

 私のお友達の・・「笠井さん」という・・草刈り仲間が・・この島へ来ているらしい・・。私にすれば草刈り仲間なんだけれど・・丸亀市では有名な方らしい・・。ま、こういうメディアであれこれと言うべきではないのだけれど、丸亀市民ならば・・「笠井部長」っていうと・・「ぎょ!」というらしい・・。私はさぬき市民だから関係ないけれど・・。

 

 その人や、その仲間の女性がいる・・というので、救援に来たもの。島だから・・・島に上がるのはいいのだけれど、帰ろうとすると船がない・・・。そういうことで、足代わりに・・自治会長さんと私がお迎えにきたもの・・。

 

 で、その一行を・・さぬき広島まで連れて帰ってきたのだけれど・・。

 

 すると・・いきなり・・。その・・「笠井さん」主導で、「さぬき広島レキ研究会」の準備委員会が行われて・・・。「レキまつり準備委員会」みたいなもののスタートを目指す会になった・・・。レキまつりねぇ・・・。

 皆さんの中で・・「英国士官レキ」に関する情報をお持ちの方は・・ぜひともお知らせくださいな・・。英国測量船「セルビア号=シルビア号」に関することとか・・。ぜひともよろしくお願いいたしますね・・・些細なことでもいいので、おしらせくださいな。

 

じゃぁ、また。

 

5月17日の日記:古くから 海の墓みな 西へ向き

2010年05月19日 | 自然
 月曜日の朝もすっきりと晴れて・・やがてにはじりじりと照りつけるようになってきた。朝の間・・、堤防から竿を出してみたのだが・・・海は静かそのもの・・。魚の影すら見えては来ない・・・。

 

 たまに竿先が震えるからと引き上げてみれば・・大きなふぐ・・。これも数匹ほど釣り上げたら喜ぶ人もいるのだけれど、一匹だけでは調理するのが面倒だからと嫌われる・・。仕方がないから・・お帰り願う・・・。

 サンフランシスコへ持ってゆく・・青木石を石材屋さんにお願いしてあったので、8時半という約束なもので時間待ちをしていたのだけれど・・。「好きなものを持って帰ってちょうだい・・・」と言われても・・・。

 

 こんな大きな石はいらないし・・、こんなにもたくさんはいらない・・・。

 島をぐるりとまわってみたのだけれど、平日だからか・・どこにも釣り人がいない・・。潮の加減もよくはないのだろうけれど、島中を走ってみても・・人っ子一人もいない・・っていうのは気分的にむなしくなってしまうし、私一人だけが暇なんじゃろうか・・と思ってしまう。

 

 その後も・・あちらこちらで竿を出してはみるのだけれど、ぴくりともしないし、エサもなくならないのでは面白くもない・・・。

 

 これは・・自衛艦みたいやねぇ・・・。沖を行く船ばかりを見ていてもつまらないし、家に戻ってもテレビは面白くないし、一人でお勉強をするのもつまらない・・。

 そうそう・・。先月に神奈川県浦賀市で行われた「咸臨丸フェスティバル」。そこに掲示展示していた「咸臨丸乗り組み水夫のお墓マップ」を持って帰ったので丸亀市に返納。広島支所に再掲示することになった。それと同時に、「咸臨丸フェスティバル実行委員会」から届いた「お礼の文書」や、「当日の会場風景の写真集」などを支所長を通じて丸亀市長へ報告してもらった。これで、一応、フェスティバルの一件は落着とさせてもらった。

 

 午後からも似たようなもの。あちらの堤防、こちらの埋めたて地と・・竿を出してみるが皆目・・・。釣りエサも弱ってきたし、元気がないから余計においしそうなエサには見えない・・・。

 

 ま、術後の安静と休養やなぁと思うしかない・・。ま、そんなたいそうな手術ではなかったのだけれど。

 夜はまた、自治会長さんとこれからのことや、さぬき広島をどうしていくか・・みたいなお話をして・・夜が更けた・・・。

じゃぁ、また。

5月16日の日記:紛れ込む つばめの夫婦や 船の影

2010年05月19日 | 自然
 さて、日曜日、海から戻ったみんなはお昼寝モード。孫たちは相変わらず川遊びに夢中・・・。

 すそう・・海から戻ってから、けいこばぁらも一緒に合流して、お昼を食べに出たのだけれど、日曜日っていうのは意外とうどん屋さんがお休みなところが多い。会社員とか電気工事屋さんとか電話工事屋さんとかがお休みになると・・お客がぐんと減ってしまうかららしい・・。ま、一般的はともかくとして、セルフのお店ではそうした傾向が強いみたいで・・。

 だから・・、ここもお休み・・。ここもお休み・・、ここもおやすみ・・・みたいで、どこもここもお休み。そうはいうても、香川全県的におうどん屋がお休みになることは決してないのだから、どこかはやってるというもの。

 

 ようやくに・・三木町のセルフのお店、「麺喰:めんくい」に入った。ここは大型商業施設の敷地内になるから、次から次へとお客がやってくるが、行列になるほどではない・・。

 まごたちは時期的に・・「ざるうどん」を注文したらしい。

 

 私は・・・かたいうどんは苦手なもので、相変わらず・・「カレーうどん」この暑い時期にねぇ・・。だから・・鼻の頭からアセを流しながら・・おうどんを食べていた・・。

 

 神戸から二人・娘家族が四人に私とけいこばぁの合計・・八人だから、けいこばぁもお昼ご飯を作るのが面倒になったんやね。だから・・「おうどんに行こう・・」みたいなことで。みんなも・・お肉やお魚はもう飽きたみたいだったし・・・。

 

 で、みんながお休みモードに入ったもので、三時過ぎから丸亀に向かい・・、食材を少しばかり買い込んで・・17時半の高速艇に乗ってさぬき広島に入った・・。海上・・15分ほどで広島の江の浦港へ・・。

 空も海も雲も・・すっかりと夏のそれ・・・。気分のいい船の旅になった・・・。

 

 夜は自治会長さんと、塩飽史談会の講演会の打ち合わせとか、今月末からの「船の祭典2010」の話とかで・・22時過ぎまで話し込んでしまった・・・。

じゃぁ、また。


心房粗動アブレーション エピソード3 オペ準備

2010年05月19日 | 日常
 懸案であった「心房粗動」の根治治療「カテーテルアブレーション」の治療を受けるために県立病院に入った。成功率95%~98%との説明は受けるが、不安は不安……な気持ちもあったもので、この一年間、保留を続けてきたのだが、最近は胸の動悸の音が大きくなったし、胸が重苦しくなってきて、とうとう・・ドクターに白旗を揚げた。で、一度、決意をしたら、あとはまな板の上のコイの心境だ。なるようにしかならないし、今まで好きなように生きてきた人生だから未練も悔いも残らない。2%から5%の失敗率もこわいとは思わなくなった。

 この治療を受ける前には、インターネット検索で既に治療を受けた人のブログ日記も検索して随分参考にした。だから、このブログも、これから受けようとしている人が検索しているかも知れないから参考になるようなことを書いておこうと思う

 

 まずは初日は午前中に病院に出向き、受け付けなどを済ませ、病棟看護師さんに案内されて三階の心臓病センターの二号病棟に入る。 ここの病院は、今月六日にリニューアル・オープンしたばかりで、誰もかれもがウロウロキョロキョロ・・・。看護師さんも、案内役の職員もまごついてばかり・・。その新築の三階に「心臓病センター」があって、私はそこの差額ベッド(個室)に案内された。この部屋に入るのは私が最初だとかで、看護師さんの準備もうろうろするばかり・・・。

 
 
 ここの差額ベッド(個室)に入り、同意書や入院手続きなどを行う・・。そうそう、大事なことは手術料で、カテーテル一本が100万円ほどになるので、必ず、健康保険組合の了解を得ておいて、その認定証をもらっておくこと。あとで目玉を向くような請求書を見ても慌てないためにも。

 

 午前中は病院着に着替えて・・心電図測定、心臓エコー検査、胸部X線検査・眼科検査・眼底検査などが行われた。手術前のデータ収集みたい・・。動脈硬化がないか・・などと。

 こういう場合、伝票も書類も持って行かない。腕のアームバンドだけで処理される。

 

 これを、スーパーのバーコードリーダみたいに読み取って、電子カルテを参照して検査が行われ、そのデータが電子カルテに貼り付けられて、書類や写真は持って出ない・・。

 一応の検査が終わったのが十二時半過ぎ・・。おなかが空いていて・・お昼ご飯の味もメニューも全く覚えていない・・。いつもは11時におうどんだものね。

 十四時過ぎに・・「シャワーをつかってください」と言われてシャワーを浴びて、頭の先から足の指先まできれいに洗った。今日明日はお風呂には入れないのだろうし。これが最後のお風呂になるかも知れないし・・・。

 

 病室には患者名を書いていない。「在室」という字だけ。誰にも面会はされたくないし、お見舞いも拒否。ま、そうはいうても、現職でもないから誰も来ないのだけれどもね。でも、地元だから、どこに知り合いがいるかわからんもので、完全にお忍びモード。

 

 この部屋も私が最初に使うらしく・・あわてて、バタバタと片付けてくれた。トイレと洗面台がついているだけの差額ベッド。でも、最新式の地デジ対応で、ハイビジョン放送も見られるテレビ付き。これは全室共通なんだろうけれど。 ま、ビジネスホテルみたいな病室だ。

 で、身体を洗ったら、担当の看護師さんがやってきて、両足の甲にある動脈血管にマーキング。それから足首とふくらはぎの寸法採り。手術の際に、肺臓血栓防止用のストッキングをはくのだそうだ。ゆるいと効果がないし、きついとはけないのだそうだ。予定表には運動負荷試験とか尿検査とかがあったが、これらはパス・・・。

 その後は病院内フリーなもので、新しい病院内を散歩して回ったが、所詮は病院で何も珍しいものはない。ただ、やたらと廊下や室内が広い・・・。大型機械が動き回るからだろうか・・・。それだし、大型ディスプレーが至るところにあるし、パソコンなどの端末の数がやたらと増えている。

 

 この「血液造影室」という不思議な名前の部屋こそ、「心臓カテーテル用X線治療室」らしい。このドアは、左にある細長いスイッチに職員のIDカードをタッチすれば、屏風のように折りたたまれて広い通路になって、ストレッチャーとか大型機械が通れるようになっている。

 その奧には・・・

 

 これの倍もあるような大型ディスプレーが六台も並んだ大きな手術台があるらしい・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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