まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

若人らに 麦わら帽子を 振り続け

2010年05月22日 | 自然
 お昼を過ぎると・・お客さんがぞろぞろと集まってきた。突堤周辺には人の波ができるようになった。ベンチなぞがある場所は人で埋まっている。

 こうした場合の船でも・・しっかりと時間が決まっていて、当直があって、しっかりと働いている。昼食が12時から12時45分。13時からが午後の課業。後部甲板に整列して体操をし、作業の内容の説明があって各班に分かれて位置に着く。

 

 日本丸には四本のマストがあり、前からフォアマスト、メインマスト、ミズンマスト、ジガーマストと呼ばれ、そのマストごとに「マスト・オフィサー」という士官がいて指示をする。

 まずは、ロープ類を所定の保管位置から甲板上に整理した後、それぞれのマストのヤード(横桁)に巻き付けあるロープを解いて帆を下ろす準備をする。これを「解帆:かいはん作業」という。

 

 

 マスト上で作業することを「しょう上作業」といい、素足でフット・ロープという足場ロープに足を載せただけで作業をする。そのため、「わたるぞ~」「わたるぞ~」と声をかけながら移動する。左右の者にロープの揺れが影響するからだ。作業が終われば「もどるぞ~」「もどるぞ~」と一歩ずつ声をかけながら移動する。

 

 全てのロープが解放されると作業員は甲板上に降りる。すぐ横の海にはタグボートが待機している。帆を張ったとたんに強風が吹けば帆船のロープが切れて暴走するからだ。その対策のためにタグボートが待機をしている。

 まずは、マスト間にある縦帆(じゅうはん)があげられる。船体から前に突き出した「バウスプリット」と呼ばれるマストからも三角の帆が上げられる。これで船体を安定させるため。

 

 その後、各マストの下から二番目の帆、トップスルーが引き上げられる。ついで三番目のトップゲルンがヤードごと上に引き上げられる。四番目のロイヤルは下に引き下げられ、最上位のスカイセルが引き下げられ、さらにヤードが上に引き上げられて帆が展帆される。

 

 

 それでほぼ全ての帆が展開されたことになる。この場合、一番下のコースセイルはまだ開かれていない。これは、船尾に船長がいて舵輪を操作するので、見通しがいいようにと、風の流れや強さを把握するために最後まであげない。その安全を確認して、船長の命令で,
コースセイルが引き下げられて展帆(てんぱん)作業は終了する。総枚数は36枚だとか。

 これが太平洋の白鳥・・と呼ばれる日本丸の勇姿である。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

指先の 覚えていたり 夏の歌

2010年05月22日 | 自然
 朝方はいい天気だったもので、早めに我が家を出て・・高松のサンポートに向かった。今日から・・「船の祭典2010」が開幕する・・・。この祭典は・・直接・・咸臨丸とは関係ないが・・・乗りかかった船だし・・、前後左右で・・塩飽とか帆船とかに関係するもので、身体の自由がきくのだから・・乗ってみよう・・沿ってみよう・・みたいなことで。

 

 サンポートっていうのは・・昔の国鉄(これも古い話やなぁ・・)の連絡船の着いていた場所とか操車場とかのあった場所なんぞを埋め立てたあたりをいうのだろうか・・・。そういう時代が思い出せないのだけれど・・。

 私は・・警備員の「誘導されるままに・・地下の駐車場に送り込まれて・・・。ま、そのほうが安全だし、安心だけれど・・案外と・・これが駐車場料金が高い・・。それは仕方がないか・・。

 

 ま、そのあたりは・・模擬店だの・・ステージだのと・・にぎやかではなやか・・。ま、イベントの学習も・・数年先の「レキまつり」の下調べにもなるし・・。ああすればいい、こういうのも楽しいなんぞと・・。レキ・・のゆるキャラも考えないとだな・・。

 

 こういう音楽隊の演奏は・・自衛隊の12師団の善通寺からお願いしたらいいね・・などと。なかなかに目の付け所が違うでしょ・・。

 で、少し早いけれど・・お昼のおうどんは・・「元匠:げんしょう」さんのかけうどん小で250円。

 

 ま、おなかがすいていると・・なんでもおいしいんだけれど・・。こういう場所で食べるといかにもおいしいと思えるんだなぁ・・。

 会場に着いたのが・・10時過ぎだったんだけれど、セイルドリルは13時だから・・時間が余る・・余る・・。そのあたりを歩いても歩いても時間は進まない・・。

 

 こういうキャラクターと遊んだり、トイレに行ったり・・おうどんを食べたり・・。今日は暑くもないし、寒くもないしで・・楽だったし・・。

 

 この・・サンポートにも少しばかりのバラ園があって、時間つぶしにバラの花を観賞した。

 
 

 そして・・これが・・「日本丸:にっぽんまる」だ・・。



じゃぁ、次に続くね・・。

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