お昼を過ぎると・・お客さんがぞろぞろと集まってきた。突堤周辺には人の波ができるようになった。ベンチなぞがある場所は人で埋まっている。
こうした場合の船でも・・しっかりと時間が決まっていて、当直があって、しっかりと働いている。昼食が12時から12時45分。13時からが午後の課業。後部甲板に整列して体操をし、作業の内容の説明があって各班に分かれて位置に着く。
日本丸には四本のマストがあり、前からフォアマスト、メインマスト、ミズンマスト、ジガーマストと呼ばれ、そのマストごとに「マスト・オフィサー」という士官がいて指示をする。
まずは、ロープ類を所定の保管位置から甲板上に整理した後、それぞれのマストのヤード(横桁)に巻き付けあるロープを解いて帆を下ろす準備をする。これを「解帆:かいはん作業」という。
マスト上で作業することを「しょう上作業」といい、素足でフット・ロープという足場ロープに足を載せただけで作業をする。そのため、「わたるぞ~」「わたるぞ~」と声をかけながら移動する。左右の者にロープの揺れが影響するからだ。作業が終われば「もどるぞ~」「もどるぞ~」と一歩ずつ声をかけながら移動する。
全てのロープが解放されると作業員は甲板上に降りる。すぐ横の海にはタグボートが待機している。帆を張ったとたんに強風が吹けば帆船のロープが切れて暴走するからだ。その対策のためにタグボートが待機をしている。
まずは、マスト間にある縦帆(じゅうはん)があげられる。船体から前に突き出した「バウスプリット」と呼ばれるマストからも三角の帆が上げられる。これで船体を安定させるため。
その後、各マストの下から二番目の帆、トップスルーが引き上げられる。ついで三番目のトップゲルンがヤードごと上に引き上げられる。四番目のロイヤルは下に引き下げられ、最上位のスカイセルが引き下げられ、さらにヤードが上に引き上げられて帆が展帆される。
それでほぼ全ての帆が展開されたことになる。この場合、一番下のコースセイルはまだ開かれていない。これは、船尾に船長がいて舵輪を操作するので、見通しがいいようにと、風の流れや強さを把握するために最後まであげない。その安全を確認して、船長の命令で,
コースセイルが引き下げられて展帆(てんぱん)作業は終了する。総枚数は36枚だとか。
これが太平洋の白鳥・・と呼ばれる日本丸の勇姿である。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。
こうした場合の船でも・・しっかりと時間が決まっていて、当直があって、しっかりと働いている。昼食が12時から12時45分。13時からが午後の課業。後部甲板に整列して体操をし、作業の内容の説明があって各班に分かれて位置に着く。
日本丸には四本のマストがあり、前からフォアマスト、メインマスト、ミズンマスト、ジガーマストと呼ばれ、そのマストごとに「マスト・オフィサー」という士官がいて指示をする。
まずは、ロープ類を所定の保管位置から甲板上に整理した後、それぞれのマストのヤード(横桁)に巻き付けあるロープを解いて帆を下ろす準備をする。これを「解帆:かいはん作業」という。
マスト上で作業することを「しょう上作業」といい、素足でフット・ロープという足場ロープに足を載せただけで作業をする。そのため、「わたるぞ~」「わたるぞ~」と声をかけながら移動する。左右の者にロープの揺れが影響するからだ。作業が終われば「もどるぞ~」「もどるぞ~」と一歩ずつ声をかけながら移動する。
全てのロープが解放されると作業員は甲板上に降りる。すぐ横の海にはタグボートが待機している。帆を張ったとたんに強風が吹けば帆船のロープが切れて暴走するからだ。その対策のためにタグボートが待機をしている。
まずは、マスト間にある縦帆(じゅうはん)があげられる。船体から前に突き出した「バウスプリット」と呼ばれるマストからも三角の帆が上げられる。これで船体を安定させるため。
その後、各マストの下から二番目の帆、トップスルーが引き上げられる。ついで三番目のトップゲルンがヤードごと上に引き上げられる。四番目のロイヤルは下に引き下げられ、最上位のスカイセルが引き下げられ、さらにヤードが上に引き上げられて帆が展帆される。
それでほぼ全ての帆が展開されたことになる。この場合、一番下のコースセイルはまだ開かれていない。これは、船尾に船長がいて舵輪を操作するので、見通しがいいようにと、風の流れや強さを把握するために最後まであげない。その安全を確認して、船長の命令で,
コースセイルが引き下げられて展帆(てんぱん)作業は終了する。総枚数は36枚だとか。
これが太平洋の白鳥・・と呼ばれる日本丸の勇姿である。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。