回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

漂流する政治

2012年10月16日 13時34分29秒 | 日記

金木犀が急にその存在感を主張する季節になった。この香りが風に乗って部屋にまで入り込んでくると秋を実感する。今日のように晴れて、強い日差しの中では香りも一段と強い。

日本維新の会は、あと残されているカードは橋下徹の国政選挙(衆議院選挙)出馬だけとなった。これまでに種々の布石を打ってきているので、後は衆議院解散と絡めたタイミングだけ。もっともこのところの人気失速に嫌気をさして橋下の代表職務放棄⇒日本維新の会の雲散霧消の可能性も否定できない。そんな中、みんなの党の信念ある対応が印象的。比例代表の持つ意味と、国政と地域政治の違いについての、ある種の見識は持っているようだ。維新の会の横紙破りを黙認(あるいは奨励?)する阿倍自民党よりもわかりやすい。

たまたま昨日、東京駅近辺で会合。東京駅丸の内駅舎のこのところの注目度の高さと人出は100年前大正3年の開業以来のものではないか、などと考えた。ただ、細かいところの意匠まで改めてよく観てみると、和洋折衷というのか、威厳ばかりを追求したような奇妙なデザインの駅舎である。やはり、日清・日露戦争後の植民地に対する帝都大東京の威圧感を第一の目標にしているようだ。

個人的に駅舎で記憶に残っているのは、フィンランド・ヘルシンキ中央駅。きわめて簡素で力強い、正門には4体の巨人像があたかも駅(とその利用者である旅人)を守っているようで、フィンランドの、大国に翻弄された苦難の歴史がうかがえた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする