エジプトには一度、一週間ほどの観光旅行をしたことがある。旅行客ならだれでも足を運ぶギザのピラミッド、スフインクス、アブシンベル神殿、ルクソールのハトシェプスト女王葬祭殿など。21世紀が始まった2001年、千年紀に立ち会えるというのはまるで奇跡のようにも感じられたのだが、その時にあるテレビ番組を見ていたら、千年紀などエジプトのピラミッドにとっては大して珍しいことではない、今回は5回目くらいだ、という話をきいて、改めてエジプト文明がいかに古いものだったかを実感したものだ。
エジプトと言えば象形文字。どこへ行ってもあの象形文字を見ることが出来る。この象形文字は、今の絵文字とよく似ている。この絵文字、初めは若い人の間で使われていたが最近では老若男女を問わず、市民権を得ているように思う。かくいう自分もいつの間にか文章の間や終わりに絵文字を一つ入れることによって感情表現が豊かになったように感じている。あるいは文字にできないことを絵文字が伝えてくれることもある(ように思う)。
ただ、少し困るのは時々、どういう意図で使われているのか判らないことがあることだ。もちろん、日本語や英語の文章でも相手の意図を正確に読み取るのは容易でないときがある。ただ、文章であれば何回か読み返しているうちに前後の脈略などからはっと気づくことがある。しかし、絵文字の場合、何回か見ているうちに解釈が変わったりすることがあるのだろうか。
昔から誕生日やクリスマスカードのやり取りをしている知り合いに今年、誕生日のお祝いのメールをFacebookのMessengerで送ったら、既読に付けられていた絵文字が😆。それからしばらくして同様にクリスマスカードを送った時の既読に付けられていた絵文字は。
絵文字に統一した意味は確立しているのか、不勉強で良く判らない。
スフィンクスの謎より難しい・・・