回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

修道院

2022年01月11日 17時50分54秒 | 日記

先月函館を訪れた時、半日時間があったので厳律シトー会の修道院であるトラピスチヌ修道院、トラピスト修道院を訪ねてみた。トラピスチヌ女子修道院は函館の有名な温泉地にほど近い、小高い丘の上にある。そこからは木立の向こうに函館港が望める。この時期は観光客もほとんどいない。

一方で、トラピスト男子修道院は函館市内から車で小一時間、北斗市の渡島当別という森に囲まれた、長く続くまっすぐな並木の向こうに頑丈な門で守られていた。並木道の前の駐車場にはほかに人影もなかった。修道院から30分ほど歩くとカトリックの巡礼地として(聖母マリアが出現した場所として)有名なフランスの「ルルドの洞窟」を模して洞窟のつくられた小高い丘の上に。そこからは津軽海峡が望めた。

キリスト教徒ではない自分にとって、教会は敷居が高い。欧州に駐在していた時には出張の合間に休息がてら教会のステンドグラスを鑑賞しようと割と気楽に教会の中に入ったのだが、日本ではつい遠慮というか気後れしてしまう。教会は神聖なところなので作法も知らない者が勝手に入っていいものかとも。

ましてや、普段の自分の怠惰な生活とは真逆の、「祈り働け」がモットーの修道院となれば・・・120年以上前、遥か欧州からこの地にやってきた修道士たちの信仰心は想像もできない。

聖ミカエル像が出迎えるトラピスチヌ修道院

ここが日本であることを忘れさせる修道院

 

トラピスト修道院の鉄の門

トラピスト修道院を正面から

質素な造りのトラピスト修道院

津軽海峡を背景にしたトラピスト修道院

「ルルドの洞窟」の聖母マリア像

 

コメント (2)
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