回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

試験

2022年01月15日 17時50分47秒 | 日記

今日の話題のひとつは「大学入学共通テスト」。耳にしたくないような事件も起きてしまったが、受験生にとっては一生を左右するかもしれない大事な試験だ。人生これからも幾つも試験をくぐらなければならないだろうがそれでもこの試験は一生の中での重要な試験であることは間違いない。受験生はこのテストに加えて、志望大学の個別試験もあるのだからこれからの二ヶ月ほど緊張の期間を過ごすことになる。身近に受験生がいないので現在の制度の細かなことは判らないが出来るだけ公平・正確に学力を測ろうというものなのだろう。

自分が大学を受験した頃は、こういう共通テストのようなものはなく、志望大学での一発試験だった。大体は予想通りの結果だったがたまには番狂わせのようなものも起きていた。普段の成績なら合格間違いないと思われていた級友が不合格になったり、逆に、どう考えても無理だと思われていた級友が合格したり。そのころは、国立大学では旧帝国大学を中心とする一期校、それ以外の二期校という今考えれば差別的(あるいは階級的!)な受験制度があり、一期校の競争率はおおむね5倍程度。ということは5人に一人が合格、ということになって狭き門、と言われていた。そんな試験で大きな番狂わせがあったりすると・・・一発勝負というものは、ある意味実に残酷である。

テレビで受験会場の様子を見ていると当時の大学入試の試験場の風景とはそれほど変わっていないように思えた。今でもその時の受験室の様子は鮮明に覚えている。数列前に座っていた、制服姿の女子受験生の横顔も。ふだんあがり症の自分にしては不思議なことだが、その時には緊張した、という記憶はない。高校でのいつもの試験と変わりなかったような、あるいは合否は自分ではどうにもならないと悟ったような境地だったのかもしれない。

雪の中に残っているナナカマドの実。

 

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