「雪が降る」と聞いてすぐにそれがサルバトーレ・アダモの曲だと思う人が今はどれほどいるのだろうか。「サントワマミー」の大ヒットで世界的な音楽家・歌手となって1960年代から70年代にかけて大活躍。
たしか自分の家にも彼のLPレコードがあった。家を新築した時に出入りの電器店がいわば押し売りに近い?かたちで大きなステレオセットを置いて行ったので(当時、家具調と言って、木目などがプリントされた大きなスピーカーが流行っていた)、親が何枚かのLPレコードを買ってきた。その中の一枚がアダモだった。当時大学で第二外国語にフランス語をとっていたので、親しみを感じて何度も聴いた。
「雪が降る」もいいが個人的には「明日は月の上で」というのも良かった。
仕事や海外転勤などで長い間この家には年に一度くらいした来ることがなかった。その間にこのLPレコードはかどこかへ行ってしまった。大きなステレオもいつの間にか姿を消していて、ちいさなセットに代わっていた。
今年はいつにない大雪だ。毎日のように降りしきる雪を見ていて、アダモを連想するというのはやはり歳のせいか。
このLPを聴いて、題名が「雪が降る」というのに、歌詞では「雪は降る」となっていて、?と思ったことがあった。もっとも、題名が「雪は降る」では押しが弱いか・・・
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