回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

登山

2022年01月12日 17時58分11秒 | 日記

9日の日曜日、何気なくNHK総合TVを見ていたら、「吉田類のにっぽん百低山、大山・神奈川」が再放送されていた。低山、と言っても1252メートルもある、立派な山登り。モデルの菖蒲理乃(アヤメ)とともに俳人吉田類がこの山に登る。山にはうるさい吉田類が途中で休むあたりは、この山が決して簡単ではないことの証拠だろう。山登りを終えて、最後に麓で地酒を一杯、となって、なにやら「酒場放浪記」的な雰囲気が出てきて、やはりこれの方が吉田類には似合っていた、と言っては身も蓋もないか。

登山には縁のない自分だが、大学時代山岳部に在籍していた中学校の担当教師に連れられて一度級友数人と一緒にこの大山と同じくらいの高さの山に登ったことがある。この時は山登りの魅力だけでなくルールというかマナーを詳しく教えてもらった。しかし彼の意図にはそぐわず結局山登りの魅力には開眼しなかった。せいぜい高尾山に上るくらいだったから。

数年前、北海道で一番高い旭岳2261メートルの途中までロープウエイで上がったことがある。終点1600メートルのところでゴンドラを降りて1.7キロほどの散策コースを1時間ほど歩いた。頂上がすぐ前にあるように感じるのだが聞けば素人にはとても太刀打ちできるものではない。かすかな地響きと噴煙でこの辺りがまだ活発な火山地帯であることを知らされた。雪に覆われた壮大な山は実に魅力的。

登山ではなくロープウエイで山に登った、というのでは30年ほど前のマッターホルンの展望台。3883メートルと、高山病に気を付けなければいけない高さ。つまらないことにたしか、そこのレストランのメニューには日本食(ラーメン?)もあったように思う。

今になってはもう山登りなど無理だが、若い時に少し山に登っておけばよかったという少し後悔のようなものがこみ上げてきた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする