またまた DVD鑑賞です。
ちょっとネタがないもので すみません。
『 ベンジャミン・バトン ー数奇な人生ー 』
デビッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピットとケイト・ブランシェット主演の、
感動のヒューマン・ファンタジー。
F・スコット・フィッツジェラルドの1920年代に書いた短編小説を基に
制作された映画で、確か2009年2月に封切られたと思います。
いつもの事ですが、1年遅れでは紹介にもなりませんね。
クロネコヤマトの”一歩前へ”じゃなくて”一歩後で”のワタクシです。
ダジャレは さておき
ドラマは
80歳の老体で生まれ、歳を取るごとに若返っていく男の
波瀾に富んだ人生の旅路を、激動の現代史を背景に展開していきます。
一瞬一瞬を、大切に生きていますか? 全ての出逢いを、胸に刻んでいますか?
これは、そうせずには生きていけない特別な人生を送った男の物語。
彼の名は、ベンジャミン・バトン。
80歳で生まれ、若返っていった男。
20世紀から21世紀にかけて、変わりゆく世界を旅した男。
どれだけ心を通わせても、どれほど深く愛しても、
出逢った人々と同じ歳月を共に生きることができない、その運命。
それでも人生は素晴らしい。。。
1918年、ニューオーリンズで80歳の老人の姿で産まれた男の子の赤ん坊。
老人養護施設に捨てられた彼を施設の女性クイニーが拾い上げ、
ベンジャミンと名付けて育てるところから、物語は始まります。
やがて彼は成長するにつれ 髪が増え、皺が減り、
車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返っていくのだった。
そしてある日、デイジーという少女と運命の出会いを果たします。
少女から成長したデイジー
若きデイジーと老いたベンジャミンの肉体的な人生は1960年代でクロスする。
すれ違い続けた二人の人生が、クロスした瞬間の輝きは一瞬でした。
そしてその後、二人の人生は再度 離れていく。
デイジー役のケイト・ブランシェットは、気品に満ちて とても美しかったです。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では、
イリーナ・スパルコ大佐役で出ていましたが、随分とイメージが変わるものですね。
役者(女優)なんですから 当たり前と言えばそうなんですけど。
ブラッド・ピットは この映画では大半が特殊メイクで登場していて、
大変だったでしょうね~ぇ。
本来の格好いいブラッド・ビットの登場シーンは、少なかったです。
ベンジャミンは一人だけ老いた姿で生まれ、歳月の移ろいと共に若返っていく。
その姿を通じて 逆に自らの「老いと死」のことを考えさせられたDVD鑑賞でした。
両親が90才を過ぎ、色々な場面に直面すると 否が応でも考えさせられます。
親の今の姿は、将来の自分の姿でもあるわけですからね。
老いるということは、誰も避けては通れません。
この地球上の全ての人々に平等にやって来るのですから。。。
映画の中で「人は誰でも最後にはオムツになる」という台詞にあるように
歳を取るという事は、子供に返るという事。
この頃 しみじみ実感しています。
映画「ベンジャミン・バトン数奇な人生」のオフィシャルサイト