こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

詩・僕のコーヒー物語

2015年04月23日 13時23分36秒 | 文芸
僕の珈琲物語

う~ん、いい香り!

この瞬間が
至福のときだ

袋に
閉じ込められた
芳香が
いちどきに
解き放たれる

サイフォンの
湯の舞いに
しばし、みとれる

慎重に
豆をミルにかける
また
かぐわしい
香り
う~ん、いいね

生きている
そのあかしを
いま、味わう

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わが子の婚活

2015年04月23日 09時32分35秒 | 文芸
わが子の婚活

「結婚はしない!」
 長男がそう宣言したのは小学生のころ。
そのせいでもあるまいが、二十八歳になったいまも、女性との付き合いはなさそう。まあ繁盛ラーメン店に勤めている現状では、忙しすぎて女性と知り合うきっかけすら、掴むのはとうてい無理な話。
社会人一年生のころは、写メールでツーショット写真を送ってきた程度のガールフレンドはいたらしい。結婚は絶対否定ではなさそうだ。何かきっかけさえあれば……!?
親としてもなんとか協力したいけれど、その方法がなかなか思いつかない。
わたしと夫みたいに、趣味のグループで出会って意気投合、その結果なんとできちゃった婚…でゴールってわけにはいかないのかな。
休みの日のパチンコざんまいが唯一の趣味としか思えない息子の姿に、それを求めるのは、やっぱり酷な話だよな。
あ~あ~、ため息しか出ない。それでも何とかしなければと諦めきれないのは、やはり親だからだな。
(読売・二〇一二年10月4日掲載)
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絵手紙

2015年04月23日 01時32分11秒 | 絵手紙
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食事つくりは、いや大変だ!

2015年04月23日 00時06分29秒 | 文芸
食事つくりは、いや大変だ! 

春先からわが家の食事作りを担当するはめに。レシピ本屋クッキングサイトを覗いて、和洋中いろいろな料理に挑戦と心意気は充分だったが、いざ調理で思惑違いの連続。
「ボク食べるひと」の時は考えもしなかった、食費の限界値。現実は厳しかった。妻がいかに苦労していたかを、やっと理解。
 本やネットのレシピ通りの食材調達など、まず無理。自家栽培の野菜中心にならざるを得ない。調味料もわが家の家計ではひと揃えなんて絶対に無理である。
 試行錯誤の繰り返しを経て、ようやくわが家なりの調理法がつかめたのは、なんと半年後。
 食材や調味料の買い出しはチラシと睨めっこで安いものをチェック。それから業務スーパーや安売りスーパーの特売目玉商品を買いに走る。おかげで結構ものの値段を覚えた。
メーカーものより値段。これがわが家の買い物に関する絶対条件だった。
 安い食材を使い、より旨い料理を作る。言うは易し行うは難し。しかし家族への思いやりを忘れなければ、かなり旨いものが出来上がる。そして家族の笑顔が生まれる。その瞬間、「ヤッターッ!」と快哉を上げる。
 考えてみれば、妻や女性の手に委ねがちだった家事・料理が、男の手に移っても別におかしくはない。誰が担うにせよ、家族への愛を根底に置くよう心がければ充分だと思う。
(朝日・2012年10月12日掲載)
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