「お薬手帖ありますか?」
薬局で処方箋を出すと必ず聞かれる。そして薬を受け取るときに、薬剤師にいくつかの質問を受ける。副作用が出てないか、体質にあってるのか……などの服薬指導をすれば薬剤師は定額の報酬を受け取れる制度らしい。それにしては少し形式上の受け答えが目立つ。薬剤事故を防ぐにはおろそかに出来ない対応だが、おざなりではあまり意味がない。
いま政府では、患者の服薬状況を一元管理する「かかりつけ薬局」の制度導入の方針を進めようとしている。薬の無駄をなくし医療費の削減を図るためという。薬剤師とかかりつけ医と連携して患者の服薬状況を把握すれば、医療の質向上にもつながるようだ。
とはいえ、同時に医師や薬剤師の指導する側に意識の変革を図らなくては、空鉄砲になりかねない。制度と人材の育成は切り離せないものだ。患者が説明指導を理解できる態勢づくりを必須と考えてほしい。
薬局で処方箋を出すと必ず聞かれる。そして薬を受け取るときに、薬剤師にいくつかの質問を受ける。副作用が出てないか、体質にあってるのか……などの服薬指導をすれば薬剤師は定額の報酬を受け取れる制度らしい。それにしては少し形式上の受け答えが目立つ。薬剤事故を防ぐにはおろそかに出来ない対応だが、おざなりではあまり意味がない。
いま政府では、患者の服薬状況を一元管理する「かかりつけ薬局」の制度導入の方針を進めようとしている。薬の無駄をなくし医療費の削減を図るためという。薬剤師とかかりつけ医と連携して患者の服薬状況を把握すれば、医療の質向上にもつながるようだ。
とはいえ、同時に医師や薬剤師の指導する側に意識の変革を図らなくては、空鉄砲になりかねない。制度と人材の育成は切り離せないものだ。患者が説明指導を理解できる態勢づくりを必須と考えてほしい。