こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

今夜のひとりご飯

2015年05月02日 18時22分10秒 | 日記
こんばんはひとりご飯。お稲荷さんをまずつくったぞ。お次は卵の吸い物に塩鮭、ホウレンソウのお浸し。どうだい、立派に一人前の和食だろ。さて、家族が変えるまでに食べちゃおうっと。妻は仕事で娘はアルバイト。彼女らの食事の心配はいらないよな。用意していたって、ハンバーガーにふぁーすとふーど買ってくるもんな。さて、いただきます!
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前向きに生きる姿

2015年05月02日 13時02分29秒 | 文芸
前向きに生きる姿 

陸上競技場のある運動公園。何気なく目をやった競技場のトラックを疾駆するものがあった。競技用の車いすだった。
 前かがみになった選手が激しい手の動きで、車いすの車輪を回転させている。ビシッビシッと、空気を切り裂きながらの猛スピードだ。一周、二周…!練習を続ける彼から目が離せなくなった。
 遠くからだから、彼の顔も体もはっきりと見えないが、その表情がなぜか目に浮かんだ。ひとつの目標に向かい、しゃにむに頑張る、輝きに満ちた表情が。
 定年で人生が終わった気になり、次の目標を見いだす若さもない。しょぼくれた日々を無意味に送る自分の失ったものが、いま目の前にあった。体の不自由を乗り越えて果敢に挑戦を試みる姿だ。
 負けてはいられない。心身ともに、まだ衰えてしまう年齢ではない。残る人生を前向きに生きるために、挑戦をし続けなければ。ひたすら走り続ける彼に向かって、思わず誓っていた。
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詩・読んだ

2015年05月02日 10時46分56秒 | 文芸
読んだ

ひさしぶりの
無我夢中

開いた本を
一気読み

いいなあ
読書の時間
誰にも
邪魔されぬ
わたしの時間

図書室に
いりびたった
小学生

あっちの
世界で
主人公だった

いまは……?

ほんの
つかの間
手にいれた
わたしの時間

精一杯
楽しんだ
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絵手紙

2015年05月02日 03時09分15秒 | Weblog
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娘の「ありがとう」に熱い涙

2015年05月02日 00時27分38秒 | 文芸
娘の「ありがとう」に熱い涙

 高校の福祉科から、専門学校に進んだ娘。卒業して介護福祉士の資格を取得し、特別養護老人ホームに就職した。7年前のことだった。
 とにかく勉強が苦手だった娘。しかし、ひとつの課題を習得するのに級友の数倍も時間をかけ、黙々とそして懸命に専門知識を学んだ。
 そのため学生時代には、アルバイトをする余裕はまるでなかった。
 働いた経験のないまま就職を迎えた娘に、「はたして勤まるのか?」と心配もしたが、音を上げることもなく、与えられた仕事も何とかこなしたようだ。そして初めての給料日を迎えた。
 帰宅した娘は、私と妻に封筒を差し出した。中には明細書と新品の一万円札が2枚。
「少ないけれど、お給料貰ったから、お父さんたちに。これまで本当にありがとう」
 娘の申し出は、驚きもしたが、何よりも嬉しかった。
「うんうん」
 何度も頷きながら、熱い涙が頬を伝うのを感じた。親冥利に尽きるひと時だった。
(産経・2013年5月10日掲載)
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