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大富豪と3度の結婚・離婚を経て“億り人”になった女性が説く「本物のお金持ちの投資行動」の破壊力

2023年08月15日 08時04分45秒 | お金持ちの思考
資産家と3回結婚し、3回離婚したのちに、億り人になったという戸塚真由子さん
資産家と3回結婚し、3回離婚したのちに、億り人になったという戸塚真由子さん© マネーポストWEB 提供

 投資ではさまざまなトレンドが現れては消え、めまぐるしい変化を見せている。そんな中で、意外な角度から「お金を増やす方法」を提唱しているのはの著者、戸塚真由子さん。それは「本物の大富豪」が持っているマインドセットを完全に真似して、「億り人」を目指すというものだという。戸塚さんが、月収800万円の生活を捨てることで自身も億り人になった経験を交えながら、億り人の思考法について解説する。

 

「お金の呪い」に振り回された女の半生

「いつか絶対に、お金持ちになってやる」。それが、超ど貧乏な家庭で育った私の、たったひとつの夢でした。

 現在、私はコンサルタントとして顧客や生徒さんの資産構築をお手伝いしています。それ以前は、世界38カ国を渡り歩いて、「本物の大富豪」100人以上と会ってきました。

 なかには文字どおり、資産のケタが違うお金持ちが大勢いました。女性の大富豪とも会いました。そして彼らに「あなたのような大富豪になるには、どうしたらいいのですか?」と、直接教えを請うてきたのです。

 意外かもしれませんが、大富豪たちは相手が信頼できる人間だと判断すると、「お金持ちしか知らない真理」を、惜しげもなく披露してくれました。そうして彼らの生態を直接学びながら、大富豪に共通する思考や習慣を習得してきました。

 そんな私ですが、社会人になったばかりのころは、昼は真面目に働きながら、夜は水商売をしてたくさん稼いでいました。その後、転職して営業職として働いていたときには、歩合制でトップセールスになり月収800万円だった時期もあります。

 その頃の生活は荒れ果てていました。お金を必死に稼ぐことでストレスが溜まり続けて、お金があればあるだけ浪費してしまっていたのです。「お金持ちになりたい」「お金をたくさん使いたい」というコンプレックスに振り回され、心身ともにボロボロの状態でした。

 そうして、自ら稼ぐことをいったんやめて、大富豪との婚活に精を出していた時期もあります。大富豪のなかには実際に交際した人もいますし、なかには結婚まで至った人もいます。その結果、私は資産家と3回結婚し、3回離婚しました。

 そもそも玉の輿が目的でしたので、結婚生活は大変なことの連続でした。けれどおかげで、資産家たちが「お金を増やす極意」を間近で見られました。また、2回目の結婚相手はアメリカ人だったので、アメリカの大富豪ともたくさん接する機会を得られたのです。

「本物のお金持ち」が絶対にしないこと

 みなさんは、「本物のお金持ち」といえる存在に、どれくらい会ったことがあるでしょうか?

「私は年収3000万円もらっている」

「うちの会社は年商10億円も稼いでいる」

 そんな発言で、やんわりとマウンティングしてくる自称・お金持ちに出会ったことはありませんか?

 断言しますが、そんな人は決して「本物のお金持ち」ではありません。なぜなら“本物”は、「自分がいくら稼いでいるか」なんて絶対に公言しないからです。そもそも、「高収入=お金持ち」という感覚こそ、まさに日本人ならではのマネーリテラシー。お金についての教育が、世界標準から遅れていることの証左です。

 

 大富豪たちを見ていて気付いたのは、単に収入が多い人を「お金持ち」とは言わないことです。本物のお金持ちというのは、「働かなくても収入を得られる仕組み」を持っている人のこと。彼らの言葉で例えるなら、「金の卵を産む金のニワトリ」を飼っている人こそが、お金持ちなのです。

「軍資金を稼ごう」とするのは貧者の発想

 それだけでなく、大富豪と私たちとでは、「お金を増やすための発想」がまったく違います。

 一般的に言われている資産構築では、お金を「まずは稼ぐ、その次に増やす」という順番になっています。はじめに元手となる軍資金を稼いでから、それを投資や運用によって増やしていくというわけです。それがごくごく一般的な常識でしょう。

 しかし大富豪は、そうは考えません。「どうやって元手を稼ごうか」なんて、1ミリも考えていないのです。

 では、彼らは何を考えているか。「どうやって元手を集めようか」「どうやって借りようか」と考えるのです。つまり、資産構築をするための元手は、働いて稼ぐのではなく、「集める、借りる」という発想になるわけです。

 私も最初は半信半疑でした。しかし、彼らと長く接して「大富豪になるほど、お金を外から集めている」という光景を目撃するうちに、考えを改めました。

 不動産のデベロッパーとして知られた、地元のある大富豪が言っていました。「お金があったとしても、私は“借金”をします。たとえば100億円自分が持っていたとしても、100億円の借金をするのです。安い金利で借りられるし、信用を積み重ねることで、もっと借りられるようになりますから」

 大富豪や資産家ほど、大きなお金を持っているほうが人生は有利に働くことを知っているのです。

 経営に詳しい人ならわかるかもしれませんが、企業で言う「バランスシート(貸借対照表)」で考えると、納得がいきます。たとえば銀行から1000万円を「借金(負債)」したとしても、バランスシート上ではその1000万円は「資産」としてカウントされます。

 ですから、お金を持っている大富豪が、あえて借金をして、さらに大きな利益を生み出すのです。

お金持ちだけが知っている「現物投資」の破壊力

 では、彼ら大富豪が実際にやっていた投資は、どんなものだったのでしょうか。株? FX? 仮想通貨? いえ、そのようなギャンブル性の高い投資に手を出していた大富豪は、ほとんどいませんでした。そういった、ゼロか100かのスリリングなものは「投機」であって、不確実性の高い投資です。

 では、私が見てきた大富豪たちのお金づくりはどんなものかというと、「現物投資」という、シンプルにしてとんでもない破壊力を持った投資法です。

「現物投資」とは、実際に「ブツ(実物)」が存在していて、そのブツを売買する投資のこと。安く買って、高く売る。その売買で得られる「売却益(キャピタルゲイン)」が1回のケースもあれば、「定期的な利益(インカムゲイン)」が得られるケースもあります。中身は多様で、決まったやり方というのはありません。

 唯一の絶対的なルールは「ブツが存在する」ということだけ。決まりはないので、アイデア次第では、今日いきなり「現物投資」を始めることだって夢ではないのです。

 本物のブツがある投資がなぜ良いかと言えば、ずばり、元本を毀損しにくいからです。それが株式やFX、仮想通貨といった投資と全く異なる点です。株価や為替は、景気や予測できない事態に左右されます。元本を大きく毀損して破滅の道をたどった人は少なくありません。

 一方、「現物投資」はその危険が少ないのです。代表的な「不動産」や「超高級腕時計」をイメージしてみましょう。不動産は、家賃収入がいきなり暴落して0円になるような事態はありませんし、ブツがあるから不動産価値が極端に減ることも少ないのです。超高級腕時計も、基本的には値段は下がらず、ほとんどの場合はプレミアが付いて上がっていくのです。

億り人になるには「現物投資1年」で十分

「現物投資」は主に富裕層がやっているため、それほど世の中に知られてはいません。書店に並んでいる投資の本をいくつも確認しましたが、「現物投資」の本質について触れているものはほぼ見かけませんでした。それだけ大富豪たちが口外してこなかったという証でもあり、秘密のままにしておきたいわけです。

 私自身、現在の投資の師匠・オリバーに出会うまで、「現物投資」を知ってはいても、その本当の破壊力を知りませんでした。師匠のオリバーは資産数億ドル、世界でも指折りの「ケタ違いの資産家」です。彼の「現物投資」の教えを素直に実行していっただけで、私の人生は激変しました。

 資産が1億円を超え、わずか3カ月であっという間にFIRE(ファイア/経済的自立と早期リタイア)を達成できたのです。

 ですから、「億り人」を真剣に目指す人ならば、1 年以内に資産を「億」にすることは、まったく夢なんかではありません。まずは頭のなかの「常識」や「先入観」という固定観念のリミッターを外してみましょう。この世には見たことがない資産構築の世界も、たくさんあるのですから。

【プロフィール】

戸塚真由子(とつか・まゆこ)/資産構築コンサルタント。超倹約家の家庭で育った反動で、「お金持ちになる」が小さい時からの夢になる。公務員として勤務した後、民間に転職し、月収800万円を稼ぐ凄腕営業となる。その後、婚活もかねて世界38カ国を行き来し、世界中の大富豪やVIPとの太いパイプを作る。現在の投資の師匠に出会い、資産・収入ゼロから3ヶ月でFIRE達成、4ヶ月で資産1億円になる。2022年末に発売された、著書(サンマーク出版)は13万部を突破するベストセラーに。