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【小島 健輔】日本人は知らない…日本人がどんどん「貧しく」なっている「本当の理由」 東京五輪でますます貧しくなってしまう

2021年02月21日 07時50分39秒 | 行政
コロナが世界を蹂躙して経済が停滞しオリンピックどころではなくなっているが、コロナ前から先進国で最も凋落が著しかったのがホスト国である我らが日本で、コロナ禍も加わって“斜陽”が止まらなくなっている。

家計調査を見ても、財務省の平均給与と国民負担率を見ても落ちるところまで落ちた感があるが、インバウンドも期待できないのに無理してオリンピックを開催したら一段と貧しくなってしまうのではないか。いったい誰が日本をここまで貧しくしてしまったのだろうか。流通ストラテジストで『アパレルの終焉と再生』の著者、小島健輔氏が「本当の理由」を解説する――。


家計消費支出に見る「日本人の貧困化」
総務省家計調査(二人以上世帯)の20年平均消費支出が前年から5.3%も減少し、「被覆及び履物」支出は18.9%、「教養娯楽」支出は同18.6%も減少したが、コロナ禍ばかりが要因ではなく、その前から日本は貧しくなっていた。

2000年と比べれば家計消費の平均消費支出は87.6%に減少し、「被覆及び履物」支出は54.5%に、うち「アパレル」(洋服・シャツ・セーター)支出は54.3%に激減したのだから、アパレル業界が破綻の瀬戸際に追い詰められたのも致し方あるまい。

家計消費支出に占める「アパレル」の比率は3.00%から1.86%まで低下し、この間に2.14%から2.69%に伸びた「ビューティ」(理美容用品・サービス)支出に追い抜かれている。2020年も「ビューティ」支出は4.2%しか落ちておらず比率は僅かに上昇したが、これは家計調査が日本国民を対象としたもので外国人世帯も来日観光客も含まれていないからだ。

アパレルへの「支出」は大きく減っている photo/iStock

他に増えたのは「保険医療」支出(実額は25.2%増、
ェアは3.58%から5.11%へ)、「通信」支出(実額は41.6%増、シェアは3.00%から4.85%へ)で、エンゲル係数(「食料」支出)が23.3%からコロナ前の19年で25.7%、20年は巣籠もり消費で27.5%に跳ね上がったのは生計の窮乏を実感させる。

「教育」が実額で26.1%減少し、シェアも4.39%から3.70%に落ちたことも貧困化を象徴しているのではないか。

日本人の「消費支出力」が激減しているワケ
これだけ消費が萎縮していったのだから勤労者の所得も同程度、落ち込んだと思われるかもしれないが、国税庁の発表する平均給与の推移を見ると、リーマンショックの2009年こそ2000年(461.0万円)比で88%の405.9万円まで落ちたものの、2018年には95.6%の440.7万円まで戻している。その後は2019年が436.4万円、2020年が431.2万円と再び93.5%までずり落ちているが、家計消費支出の87.6%とは乖離がある。

国税庁は租税(消費課税も含む)と社会保障の負担率(合わせて「国民負担率」)も開示しているが、2000年は租税が22.9%、社会保障が13.1%、合計36.0%だったのが、少子高齢化で年々負担率が上がり、2020年は租税が26.5%、社会保障が18.1%、合計44.6%と8.6ポイントも負担率が上昇している。その分、手取り(消費支出力)が減少するわけで、給与水準の落ち込みと家計消費支出の落ち込みの乖離8.0ポイントとほぼ一致する。

国民負担率と実質消費支出力の推移
拡大画像表示

毎年の平均給与から「国民負担率」分を差し引いた「実質消費支出力」を計算すると、2000年の295.0万円がリーマンショックの2009年には254.9万円に落ち込み、8%に増税した2014年には240.3万円とさらに落ち込み、10%に増税後の2020年では238.9万円と00年の81%まで落ち込んだ。

これではコロナが無くても消費が冷え込むのは必定で、コロナが輪をかけたということだ。

消費税が日本を貧しくした
家計消費の支出は消費税負担も含んでいるから、消費税が5%だった2013年までに比べると8%に上がった2014年以降は3%分、消費支出が削がれた。

2019年10月にはさらに2%上がって10%になったから、2020年は2000年に比べると5%分、消費支出が削がれた。消費税は「国民負担率」の「租税」に含まれているとは言え、所得だけでなく貯蓄からの支出にも課税されるから負担感が大きく、貯金を取り崩して生活する年金暮らしの老人世帯などストレートなダメージを受ける。

財政赤字まで加えた「国民負担率」(将来の負担率に直結する!)は2020年には49.9%まで上昇しており、コロナ禍を引きずりオリンピックの清算も強いられる2021年はさらなる上昇が不可避だから、国民としては消費を抑えて貯蓄し将来の目減りに備えざるを得ない。

五輪後に「負担」は増す… photo/gettyimages

財政赤字の肥大を見れば将来は15%、20%への増税も避けられないという不安は否めず、消費税が増税される度に消費性向が落ちる(貯蓄率が上がる)という傾向が顕著だ。2014年に75.3%だった消費性向(家計調査の二人以上勤労者世帯)が2014年4月の8%への増税で2015年は73.8%、2016年は72.2%に落ち、10月に10%に増税された2019年は67.9%まで落ち、2020年はコロナ禍も加わって61.3%という記録的低水準まで急落している。

『誰が日本を貧しくしたか』、それは消費税、とりわけ2014年と2019年の増税だったことは明らかだ。

GoTo何とかとか休業補償とか無闇にばら撒くより、消費税を5%に戻すか全廃すればコロナの収束とともに消費は急回復し、経済は放っておいても回り出す。自民党政権は経済優先というイメージが強いが、辻褄が全く合っていない。政策を抜本転換させるか政権交代させないと、このままでは日本は貧困の海に沈没してしまう。

経済優先政権下で「先進国の落ちこぼれ」に…
経済優先の自民党政権が長く続く間も日本経済は停滞し続け、今や『先進国の落ちこぼれ』と言われるほど凋落してしまった。GDPは2000年までは米国に次ぐ世界第2位だったのに中国に抜かれて3位に落ち、今や(2019年)米国の4分の一にも届かず、中国の3分の一ほどでしかない。

日本生産性本部によると、2019年の日本の時間あたり労働生産性は47.9ドルで米国(77.0ドル)の62.2%でしかなく、OECD加盟37ヶ国中、1980年には19位、1990年には20位だったのが2019年には21位まで落ちた。一人当たり生産性も81,183ドルと米国(136,051ドル)の59.7%でしかなく、1990年には15位だったのが2000年には21位、2019年には26位まで落ちた。

日本は「貧しい国」になってきた photo/iStock

一人当たりGDPも日本は43,279ドルと米国(65,143ドル)の66.4%でしかなく、1996年には6位、先進7ヶ国で米国に次ぐ2位まで昇ったのに2019年は21位まで落ち、OECD加盟国平均(46,691ドル)の92.7%に甘んじている。

全労連によれば、1997年を基準とした賃金指数も16年段階でスウェーデンは138.4、オーストラリアは131.8、フランスは126.4、イギリスは125.3、ドイツは116.3、米国も115.3に伸びたのに日本だけ89.7と賃下げで、97年にはOECD加盟国中11位だったのが15年には17位、OECD平均水準の86.7%まで落ちている。

いまやり直すべき時ではないか
今年1月27日には経団連の中西宏明会長が連合の神津里季生会長とのオンライン会談で『日本の賃金水準はOECD加盟国中、相当下位になった』と発言するなど、労働側のみならず経営側も日本の賃金水準への危機感を露わにしており、もはや日本の貧困は国家的緊急課題となった感がある。

安倍政権下では消費増税は言わずもがな、オリンピックにせよIR誘致にせよレジ袋廃止にせよ、国民の利益になるのかどうか疑わしいことがいつの間にか次々と決まっていった感があるが、やはり良い結果はもたらさなかった。

国民の利益でなく誰かの利権になる事ばかりが決められていった2013年から今日までは忌まわしい絵空事だったのだから、オリンピック期待が泡と消えたのを契機に全てをやり直すべきだろう。

流通ストラテジスト 小島ファッションマーケティング代表 小島健輔
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金運の良い人はこんな人!お金運をアップさせる習慣5つ

2021年02月15日 06時34分55秒 | お役立ち情報
お金運をアップさせる方法とは? 私が見てきた金運の良い人は、お金とポジティブに付き合っているという特徴があります。

金運がいい人の習慣やお金の扱い方などから、「お金運をアップさせる方法」を紹介します。

金運アップ方法その1:お金に関心を持つ
現代社会をスムーズに過ごそうと思うと、お金を使わない日はありません。しかし、日本では「清貧」が良いとされる文化があり、お金に関する話を人前ですることを避ける傾向があります。
また、トラブルの原因として「お金」がやり玉に挙げられることが多いため、「お金=汚いモノ」として捉える傾向があります。

「汚いモノ」は持ちたくないので、結果的にお金を遠ざけ、無関心になればなるほど、手元のお金が少なくなり困ることになるでしょう。

お金に興味関心を持ちポジティブに付き合うことが、お金に恵まれる最初のポイントです。

金運アップ方法その2:お金について学ぶ
お金について勉強せずにこの世を渡っていけるほど、現代社会は甘くありません。お金について困っている原因のほとんどが「無知」にあるように思えます。
知識を増やすには勉強することが大切です。これと同じでお金を上手に扱うにも勉強が必要です。そして日々お金を扱いながら知識と経験の掛け算で、良い「金銭感覚」が身に付くというものです。

「稼ぐ・減らす・貯める・守る・増やす」といった基本的なお金に関して、金融リテラシーといった知識や判断力を身に付けることは、今の日本では最低限必要です。

金運アップ方法その3:お金に関する教育を親子で受ける
金銭感覚の良し悪しは「家庭環境」が大きく影響します。
親が良い金銭感覚の持ち主の場合、お金に関する「しつけ」や「教育」が幼い頃から行われます。また、特にしつけや教育を受けていないとしても、親の背中を見て子どもは育ちますので、日々の買い物や生活から学びとることができます。

教育を受けた子どもが親になった時に、同じように子どもに教育を与えようとするように、ギャンブルや借金を繰り返す親の子どもは、同じようになる傾向があります。

子どもに良い金銭教育を与えようとすれば、当然、親自身の金銭感覚を良くする必要があります。親子で金銭感覚が良くなれば、それぞれが経済的自立ができるようになるので、親子で依存しあい、老後破綻するというような悲劇は起こりません。

金運アップ方法その4:ATM手数料や延滞金など、小さなお金も大切に扱う
二宮尊徳の言葉に以下のようなものがあります。
「大事を成さんと欲する者は、まず小事を務むべし。大事を成さんと欲して小事を怠り、その成り難きを憂いて、成り易きを務めざる者は、小人の常なり。それ小を積めば大となる」

数百円なら問題ないとATMの時間外手数料、レンタルDVD等の延滞金などでお金を散財していませんか? 毎日のコーヒーショップやコンビニ通いも、1日の金額は少なくても、年間で計算すると大きな金額になります。

数百円のことですが、二宮尊徳の言葉や「ちりも積もれば山となる」というように、小さな金額でも大切に扱うことが金運アップの秘訣になります。

金運アップ方法その5:お金に感謝の気持ちをのせる
食事に行った時は「美味しい食事をありがとう!ご馳走様」、美容室に行った時は「きれいにしてくれてありがとう!」、お中元やお歳暮は「いつもお世話になりありがとうございます!」というように感謝の気持ちをのせてお金を使っていますか?
お金があれば色んなモノやサービスを買うことができます。お金があるということはとてもありがたいことで、それに気付けば、働いてくれる家族への感謝の気持ちが生まれますね。

例えば「お年玉」をあげた時に、「ありがとうございます!」と言える子どもには、来年もまたあげたいという気持ちになりますが、お礼を言わなかった子どもには来年はもうやめておこう……という気持ちになるのではないでしょうか。

お金はもらう時も使う時も、感謝の気持ちを忘れないことが金運アップの秘訣です。
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お金に苦労する人の行動パターンとふるまい

2021年02月10日 06時04分06秒 | お金の話
お金とはその人の考え方が投影された成果物です。良い思考がお金を増やし、悪しき思考はお金を失わせます。

こんな人はお金に苦労する
次のような行動を繰り返す人は、お金に苦労していることが多いようです。
▼暗い人自分の頭の中をコントロールできない人は自然と暗くなります。私たちの環境は怖いことばかりだからです。それに果敢に立ち向かえる人は明るいです。

▼片付けができない人混乱を整理できない人は片付けも下手です。机の上、引き出しの中、車のダッシュボードの中、冷蔵庫の中などを見れば、その人のお金との相性が分かります。


▼財布がきたない人お金は大事にされる場に集まり、乱暴に扱われる場から去っていきます。その愛情度を象徴的に示すのがお財布の姿(扱われ方)です。

▼ドカ喰いをする人欲望をコントロールできない人は散財します。その典型例が食欲です。食欲に抵抗できない人は、お金の魔力にも翻ろうされてしまいます。

▼酒にのまれる人酒を飲みすぎれば脳は思考を失います。思考を失った人間は野生の動物と変わりません。コントロールできない、というよりもそんな気もおきません。

▼カッとなる人人は感情的に反応することで思考を省略します。怒り→衝突→不信→自己嫌悪のサイクルで人生をみじめなドラマに仕立て上げます。

▼すぐに落ち込む人信じること、辛抱すること、待つことなども、資産形成に必須の行動です。そんな行動から成功体験を得ると、人は希望を失いません。

人の貴賎は因果応報
いかがでしょうか? こんなふるまいをする人は、まず日常の行動を改めることをおすすめします。
お金に苦労する人は同じようなふるまいをしますが、ふるまいを修正することでお金との相性も良くなってくること請け合いです。

お金を呼び寄せるものは「心」であり、お金がくつろげる場所は「愛情」です。心ない行動からお金は逃げて行きます。

もちろん、偶然にお金持ちになったり、本当に不運で貧乏のどん底にあったり、ということもあります。しかし、不条理は永く続きません。長期的に見れば、人のふるまいの結果は必ず収まるべきところに収まるものです。それを因果応報といいます。目先のことにくさらず、あせらず、あわてずに、人の生きる道をしっかり生きましょう。必ずお金は運は付いてきます。
(文:北川 邦弘(マネーガイド))
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お金持ちになれない「貧乏体質の3大原則」とは?

2021年02月08日 06時10分06秒 | お金持ちの思考
金持ち体質と貧乏体質の大きな違いは「罪悪感」
貧乏体質を改善する心との向き合い方について解説します。
「貧乏体質には3大原則があります」というのは、心理カウンセラーの石原加受子さん。

その3つとは「罪悪感」「争うこと」「我慢すること」だといいます。

この3つがなぜ貧乏体質を生み出すのか。石原さんにレクチャーしてもらいました。

1. 罪悪感
金持ち体質と貧乏体質の大きな違いが、この「罪悪感」です。
大金を得ると悪いことをしているように思えたり、お金を使うときに後ろめたさを感じる、人のために使えても自分のためにはお金が使えない……そんな人は、お金に対して罪悪感を持っている人です。

罪悪感とは、自分が罪を犯しているという意識を持つこと。もし、「私がお金を得ることは悪いことだ」という意識を持っていたとしたら、人はそれを消そうと自分を制したり、罰してしまい、無意識にお金を得られないような行動をとってしまうのです。

「お金を得てはいけない」という罪悪感を解消するにはどうしたらいいのか。

そのためには、「自分の心が罪悪感から解放される方法を実行していくこと」だと石原さん。

「例えば昔、借金を返済していないことが自分のなかで引っかかっているなら、それに見合った額のボランティアや寄付をするなど、どこかに“還元”する。罪悪感を少しずつ消していくことで、“私はお金を得てもいいんだ”と自分自身にOKを出せるようになれば、おのずと行動も変わっていくでしょう」(石原さん)

2. 争うこと
争うことが、なぜ貧乏体質を呼ぶのか。石原さんはこう解説します。
「どんなに“お金が欲しい”と思っても、心の奥底で、“そのためには人と争って他から奪わなくてはいけない”というネガティブな意識を持っていたなら、お金を得ることに罪悪感を感じ、ブレーキがかかるでしょう。すると、人を蹴落としてまでお金持ちになりたくないと大半の人は考えて、自然とお金持ちにならないような行動をとってしまうのです」

さらに、他人との争いに意識が向くあまり、自分のやるべきことに集中できないというデメリットがあります。

他人との争いではなく、自分の目標に焦点を合わせることで、願望に向けて集中して打ち込むことのできる環境を作っていく。それこそが、お金持ちへの道に繋がることはいうまでもありません。

3. 我慢すること
金持ち体質になりたいなら、「我慢」もタブーです。ところが、自分が我慢していることに気づいていないケースも実は少なくないといいます。
「“~しなければいけない”“~すべきだ”と考えがちな人は、我慢をしていることが多いはずです。“老後に備えるために、今、お金を貯めなくてはいけない”“一生独身だと孤独になるから、結婚しなければいけない”など、未来の不安をなくすために“~せねばならない”と努力するほど、“今の私”は我慢をすることになり、縛られていく。

すると、幸福度がどんどん薄くなります。そういう人は、たとえお金が貯まっても今度はなくなることを恐れ、お金を使えなくなるのです」

我慢ばかりを重ねていると、自分の感情がある日暴走し、衝動的に散財したり、最悪の場合、冷静な判断力をなくしてお金を失う場合も。

「自分の感情を無視せず、大切に扱いましょう。我慢しすぎず、その都度小さな欲求をかなえてあげることで感情が解放され、満たされます。それが大きな願いをかなえるための1歩になるのです」

教えてくれたのは……石原 加受子(いしはら かずこ)さん

心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所「オールイズワン」代表。心理学校メンタルヘルス学会会員、厚生労働省認定「健康生きがいづくり」アドバイザー。独自の心理学で性格や対人関係、親子関係などの改善を目指すセミナー、カウンセリングを28年以上続け、老若男女にアドバイスを行う。『誰にも言えない「さみしさ」がすっきり消える本』などのベストセラーも。取材・文:西尾英子
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