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旧世代とは全く違う!「令和の金持ち」の働き方・稼ぎ方

2022年08月26日 06時39分44秒 | ビジネス

旧世代は「忙しさ」を自慢するが、新世代は「ヒマ」を自慢する

旧世代の富裕層は、自分がどれだけ多忙であるかを周囲に自慢する傾向があります。たとえば「昨日は徹夜した」「あちこちへ出張した」「こんなに打ち合わせが多かった」などです。

 

一方、新世代の富裕層は「1日これだけしか働いていない」「寝てても稼げている」「打ち合わせはZoomで十数分だけ」など、労働時間の短さを自慢します。

これは良い悪いではなく、世代間による労働観の違いなのかもしれません。

旧世代は、人一倍努力して成功した世代ゆえに「労働は美徳」という価値観があります。一方、新世代はがむしゃらに働くことを良しとせず(もちろん必要な時はやる)、むしろいかに効率的に稼ぐかを意識しています。

ただしこれは「怠ける」とは根本的に異なり、見た目はのんびりでも、彼らの頭脳はフル回転していることがほとんど。

では何を考えているかというと「どうすればこのビジネスを仕組み化できるか」についてです。

 

新・旧世代でビジネモデルも全く違う

人材紹介や不動産販売などの「狩猟型ビジネス」は、1回あたりの売上は大きいものの、常に新規の顧客を開拓し続けなければならないという宿命を背負っています。

 

人材紹介は、転職者の年収の30%くらいの紹介手数料がもらえるので、仮に年収1000万円の人材の転職を成功させれば300万円の報酬がもらえます。

不動産販売(仲介)も同様で、5000万円のマンションを仕入れて売れば、買い手から3%+売り手から3%の仲介手数料(※)、つまり300万円の報酬が得られます。人材紹介は設備投資も資金も不要だし、不動産販売も仲介ならほぼ資金ゼロでできます。

※上限は「物件価格×3%+6万円+消費税」となります。

しかし考えればわかるとおり、取引が1回1回で完結するので、すぐに次の顧客を探さなければならず、それが半永久的に続きます。

そのため、いわゆる「夜討ち朝駆け」といった体育会的になりがちです。さらに、景気に左右されやすいという特徴も持っていて、不景気で真っ先に落ち込むのはこうした業態です。

一方、仕組み化された「耕作型ビジネス」は、1回あたりの売上は小さくても、月単位あるいは年単位で継続的にお金が落ちるモデルです。

典型例は、電力会社やサーバーホスティング会社で、契約1件あたりの売上は月に5000~1万円くらいですが、膨大な数を集めることで安定化します。

また、このタイプは景気に左右されにくいものが多い。不況だからといって電気を使わないとか、ホームページを閉じるということはあまりないでしょう(むしろホームページをより強化するかもしれない)。

たとえば友人の新世代の富裕層は、有料メルマガ・オンラインサロン・YouTubeで稼いでいますが、これらは誰でもでき、初期投資はほとんどかかりません。メルマガは購読者数、サロンは入会者数が増え、YouTubeは再生回数・時間が延びれば収入も上がります。

そして彼は、いつ仕事しているのかわからないくらい旅行をしているにもかかわらず、年収は「億超え」です。運営はスタッフに任せているのですが、「すべてのコンテンツをタダで見ていい」という条件で、ボランティアでやってもらっているらしく、なかなか賢くやっています。

文:午堂 登紀雄(米国公認会計士)

大学卒業後、会計事務所などを経て、米国コンサルティングファームで経営コンサルタントとして経営戦略立案や企業変革に従事。貯金70万円を1年で3億円の資産に成長させた経験をもとに、お金持ちになる方法や考え方を伝授。

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日本電産・永守会長が、経営者には無理難題にも従う「子分」が必要と説く理由

2022年08月26日 06時33分26秒 | お役立ち情報

日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は、「事実として、経営者には子分が必要」と説く。親分からの無理難題であっても、「わかりました」と親分を信じて実行する部下のことだ。永守会長の独特な経営者論とは? *本稿は、永守重信『人生をひらく』(PHP研究所)の一部を抜粋・再編集したものです。

子分を持つことの大切さ

 部下も育てられない人が多いのに、部下を育てた上で、さらに子分を育てろというのは酷な話かもしれませんが、事実として、経営者には子分が必要です。

 子分というのは、親分の言うことには絶対的な信頼を持っているものです。親分からの無理難題であっても、「わかりました」と親分を信じて実行する。そういう部下がここで言う「子分」になります。

 人間は後ろに目がついていません。前は自分で見えるから、自分の力があればどんな敵が来ても戦える。しかし、だいたいは後ろからやられるものです。部下10人のうち、子分と言える人が2人はいないと裏切り行為に遭ってやられてしまう。それを防ぐためにも、部下の20パーセントを子分にして、後ろを見ておいてもらうべきだと私は考えています。

 ただ、子分の育成はそう簡単ではありません。入社して2年や3年の部下では難しい。10年でも難しいかもしれませんが、最低10年はかかると考えておきましょう。

 私の場合は、小部博志副会長など、ツーカーの子分がたくさんいます。彼らとの信頼関係は相当なもので、お互いに疑うことがありません。お互い相手の言うことをまずは鵜吞みにした上で、議論をします。だから、何を言っても、何をやっても基本的にはオーケーの関係を築いているわけです。

 たとえば、私が「バカヤロウ」と言ったとしたら、新しく入ってきた若い人たちならすぐに辞めてしまうかもしれません。でも、子分の場合は、「バカヤロウ」と言われたあとに…。

 たとえば、私が「バカヤロウ」と言ったとしたら、新しく入ってきた若い人たちならすぐに辞めてしまうかもしれません。でも、子分の場合は、「バカヤロウ」と言われたあとに、給与明細を見たら給与が上がっていたりする。はたから見ると、「あれだけ言われて、何で給与が上がっているのか」と思うかもしれませんが、信頼関係でつながっている親分、子分というのは、そういうものなのです。

 長年にわたる信頼関係が必要という意味では、子分というのは、自分の親とか兄弟とか子供よりも、もっと親しい関係ともいえます。信頼関係を築くためには、普段からいろいろな意味でオープンに話をしておく必要があります。プライベートな話も家庭の話もする。何でも話をして、困ったときには助け合って、本当にお互いに理解するようになって初めて本当の信頼関係は生まれるのです。

 私は小部副会長に対して、「もう辞めてしまえ!」というようなことを1万回くらい言っています。向こうは向こうで「私が辞めたら困るのはあなたですよ」と必ず言い返してくる。実際そうなのです。でも、そこまで言い合える関係を築くのにはとにかく時間がかかります。

 そういう意味では、夫婦も同じではないでしょうか。喧嘩も一切しないような関係だったら、夫が定年になったときに、妻から離婚届をバッと出されて終わりということもあるでしょう。夫婦はもともとは他人ですから、喧嘩するのは当然です。それでも別れずに続けていった先に、信頼関係が生まれるものなのです。

経営はIQではなくEQで

 経営は「頭」でするものではありません。そして、経営は「言葉」でもない。たとえば、口先だけで何を言ったところで、数字が伴わなければ、誰も信用しないでしょう。経営は結果がすべてです。だから、「IQ(知能指数)は重要ではない」と私は考えています。

「いや、結果はたしかに悪いですけど、私たちの努力も認めてください」「あのときはこうしました。これもこうやって貢献もしてますよ」と言う人がいますが、それはナンバー2以下の発想であって、トップがそんなことを言っていては、会社はつぶれてしまいます。

 では、結果を出さなければならないトップがすべきことは何かといえば、人の力を借りることです。会社は大きくなればなるほど、たくさんの人を雇うことになりますが、人心掌握術がなければ心もとない。なぜなら、自分一人ではできないことを他人にうまくやってもらわなければならないからです。もっと言えば、喜んでやってもらうくらいに士気を上げる必要があります。

 そのときに必要なのは、知能指数の「IQ」ではなく、心の知能指数、感情・感性の指数である「EQ」なのです。何かの開発に従事する研究者ならIQは大切ですが、経営者の場合は、IQばかり高くても使い物になりません。IQだけでは人の気持ちがわからないからです。なまじ頭がよいから、「自分は頭がいい。部下はアホだ」と考えてしまい、「おまえはこんなこともわからないのか」と部下をバカにする。わからない人にはしっかりと教えればよいものを、教えようともしない。そういう人が経営をすると、会社は間違いなくおかしくなってしまいます。もちろん、IQも高くてEQも高いに越したことはありませんが、そんな人はどこを探してもなかなか見つからないものです。

 経営者は、人の気持ちをわかった上で、叱ったり、褒めたりしながら、組織を引っ張っていかなければならないため、EQを高める必要があるということです。

 では、口先だけではない人心掌握術を身につけるには何が必要かといえば、それは「挫折」です。相手が抱えている悩み、つらい現実を自分も経験していないと、なかなか理解するのが難しいというのが実際のところでしょう。

 たとえば、まずはトイレの掃除を自らやってみる。そうすると、「あー、これはつらいなあ。何でこんなところを汚すんだ」「ちゃんとしてくれれば、こんなに掃除する必要はないのにな」というように人の気持ちがわかってきます。誰かが掃除をやってくれると思うから、平気で汚すのであって、自分たちの仲間が掃除していると思ったら、もっときれいに使うはずです。

 ここではトイレの話をしましたが、トイレに限った話ではありません。つらい仕事がいっぱいあったとしたら、自分もやってみることで初めて、人の気持ちもわかり、改善策も見えてくるのです。

地位ではなく心で人を動かす

 地位で人を動かしてはいけません。「私は部長だ。言うことを聞かんか」とか、「私は専務だ。私の言う通りやっていればいい」と、そんなことをいくら言ったとしても、人は地位では動きません。

 誰でも逆の立場に変わったらわかることです。みなさんも若い頃には、「何だ、こんなつまらない人が上に来たのか」「こんな人の下では働けない」と思ったのではないでしょうか。ですから、地位ではなく、心で人を動かす、人の心を摑む「人心掌握」が大切になってくるのです。

「部長の私の言うことを聞け!」と言えば、日本社会では一応「わかりました」と言うでしょう。「この人は年上だから」「学校の先輩だから」「創業者の息子では仕方がないよね」とか理由をつけて、わけのわからない納得感によって、我慢するからです。しかし、人心掌握されたふりはしていても、腹の中では「何だ、あのおっさん」と思っている人がたくさんいるはずです。心でわかっていないと、人というのは本当の意味では動いてくれないものです。

 揚げ句の果てには、飲み屋に行って「あのバカヤロウ……」と言って、酒を飲んでいるのが、日本の社会です。何年か前に京都駅の近くで、新入社員と一杯飲んでいたときも、隣の席でサラリーマンが酒を飲みながら上司の悪口を言っていました。こちらは新入社員に対して、「売上10兆円を目指すぞ!」と未来を語っているのに、いつまで経ってもぐだぐだ言っているので、腹が立ってきて「さっきから話を聞いていると、こちらは楽しい話をしているのに、そちらは会社の悪口ばかりだ。そんなに嫌な会社だったら、辞めてしまえ!」と言ったのです。

 そうしたら、「あなたは誰ですか」とぽかんとしながらも、「しかし、そんなことを言われたって簡単に転職なんかできませんよ。給料は下がるかもしれないし……」と言うから、「そんなリスクがあるのだったら、そんな話をしないで済むように働いたほうがいい。それでも嫌だったら、うちに来たらいい」という会話をしたのを覚えています。

 それでも日本はまだいいほうで、アメリカだったら、「こんなボスの下では働けない」と言って、パッと辞めてしまいます。腕相撲をする際に、手を握っただけで「これは勝ったな」と相手の力量がわかるように、「俺はこんな人の下では働けないな」と判断してしまうのです。今から日本もグローバルビジネスの世界に深く入っていくことを考えれば、そんな方法ではとても通用しません。

 研究者や医者といった専門職はIQが必要ですが、それでもEQがないことで仕事に支障をきたすこともあるでしょう。たとえば、優秀ではあるけれど、患者と対話ができない医者が増えてきていると聞いています。「どこが痛いんですか」と言って手を握ったり、相手の話をしっかりと聞いて安心させたりといったことができないというのです。

 同じように、部下を持つ上司は、EQが高くなければ、部下の心を摑むことはできません。課長くらいであれば、専門分野をしっかりと磨く必要がありますが、部長くらいになったなら、専門分野を極めるよりも、人の心を摑み、動かす人心掌握術を磨いたほうがいいでしょう。

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ドイツに学ぶ「休養」のスタイル “休みを取るために生産性を高める工夫”が重要

2022年08月14日 10時57分06秒 | 海外情報

 依然厳しいコロナ禍に加えて、日中の酷暑や寝苦しい熱帯夜が続き、今年の夏はいつもより疲れがち。この猛暑を元気に乗り切るには、「休養」の意識改革が不可欠だ。「休養」のエキスパートが、正しい休養法をレクチャーする。【全4回の第4回。第1回から読む

【図解】生理的、心理的、社会的休養… “活力”を上げる7タイプの休養モデルと実例

「日本リカバリー協会」代表理事で、「休養学」の第一人者である片野秀樹さんが5年ほど暮らしたというドイツを例に、海外と日本の働き方・休み方の違いを見ていこう。

「ドイツ(及びEU諸国)では、法律で、前の労働と次の労働の間に最低11時間の連続休息を取ることが義務づけられています。もし深夜0時まで働いた場合、翌日は午前11時以降でないと出社できないんです。彼らは、家族との夕食や団らん、入浴、趣味など、その11時間をどう使うかを計算して働いています。

 リモートワークで減ったとはいえ、日本だと、前夜どんなに遅くても始業時刻が決められている企業がまだ多いですよね。そこで何を削るかというと、睡眠です。日本の平均睡眠時間が世界最低レベルに短い原因の1つは働き方にあると思います」(片野さん・以下同)

 日本の残念な環境で、消耗しない働き方はあるのか。

「土日休みの場合を例に取ると、平日に疲弊して“活力”がマイナスとなり、土日にゼロに戻そうと考えるかたが多いですよね。ですが、土日を“週の頭”と捉え、ここでプラスにして月~金でゼロになるよう計画する『週内休養』を、日本リカバリー協会は提唱しています。次の1週間の予定がある程度想定できるなら、金曜日の終わりに活力をゼロにするように設計してみてください。『木曜は忙しいから水曜に少し充電しよう』など、週内で休養する日や時間を設けておくと、マイナスではなくゼロで金曜を終え、土日でプラスにまで回復できる、という考え方です」

 欧州はバカンスが長いが、その間、仕事の生産性が落ちることはないのか?

「企業により違いはありますが、ドイツでは、1月のスタート期にスタッフが集まり、新年のカレンダーを広げて『誰がいつバカンスを取るか』を決める会議をするんです(笑い)。約1か月のバカンスをまとめて取るか、1週間×4回か。各自が休む日を決め、お互いの不在期間を助け合いながらどう働くかを話し合います。

 彼らは、休みを取るために、いかに生産性を高めながら働くかを工夫します。つまり、休みがあるからいい仕事ができるという発想です。その点、日本は生産性が少し弱いかなと感じています。とはいえ、欧州は誰もが休みに寛容なので、『担当者は1か月いません』と言われてクレームを言う人はいないというのも日本とは違いますね」

 どうして欧州は休みやすい環境にあるのだろうか。

「おそらく、宗教がベースにあるのでしょう。キリスト教では仕事自体が『苦役』なので、苦役は効率よく短時間で済ませ、それ以外の時間を楽しむという考えなのだと思います。感じるのは、誰もが楽しそうに生きているということ。バカンス前日は浮き足立って大変ですが(笑い)、誰もが快く送り出します。オフの大切さを理解しているのです。

 日本だと『みんな仕事をしているのに休むなんて申し訳ありません』と罪悪感を持ちながら休む人もいて、100%リフレッシュしたという感じにはなりにくい。もちろん長短はありますが、日本でも、欧州のように考える環境ができてくると、もっと人生が楽しくなりそうですよね」

 私たちは、まずはそれぞれの生活スタイルに合った「休養モデル」の実践から取り組んでみようではないか。

(了。第1回から読む

【プロフィール】

片野秀樹さん/日本リカバリー協会代表理事、理化学研究所客員研究員。「攻めの休養」の重要性について啓発・教育活動を実践。編著に『休養学基礎 疲労を防ぐ!健康指導に活かす』(メディカ出版)がある。

取材・文/佐藤有栄

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