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日々の生活やビジネスにおいて役に立ちそうな情報を収集、公開しています。

神岡真司さんが語る!お金持ち体質の日常習慣

2017年06月30日 09時31分46秒 | お金の話
神岡真司さんが語る!お金に好かれる人の習慣とは
なぜかお金が寄ってくる人がいる一方で、逆にいつまでたっても貯まらない人もいますね。その違いはお金にたいする心の持ち方や向き合い方が大きく影響しているかもしれません。お金持ちに共通するパターンとは何か?そこから私たちが学べることは?ビジネス心理研究家の神岡真司さんが解説します!


お金持ちは英会話より健康管理にお金をかける
お金にモテる人はどんな習慣を身につけているのでしょう? 

あるお金持ちは毎月必ず1回は、それまで体験していなかったことに挑戦するという「ノルマ」を自分に課しています。新しいサークルに入ったり、勉強会に顔を出す。それまでやったことがないスポーツに挑戦してみる。とにかく何でもいい、自分が未体験のものを体験してみるそうです。
人は見たことがないものを見たり体験したりすると興奮します。脳内物質の一つであるドーパミンが分泌され、それが快感になっていく。するとどんどん新しいことに挑戦したくなります。
新しい経験はそのまま経験値として蓄積されていきます。その蓄積が仕事の成功につながり、それが自信へとつながっていきます。また新しい経験をすることで知見が広まり、それが新しい発想や行動へとつながっていくのです。
その他にお金持ちの習慣の共通の特徴として、健康に対する気遣いというのがあります。彼らは健康こそが豊かで幸福な人生を送る一番のカギだと知っています。ですから適度に運動やスポーツで体を動かし、食事に気を遣い、健康な体を保とうとします。
彼らはお金を英会話などの教室に通うのではなく、このような健康管理に使います。スポーツジムに行ったり、ウォーキングやランニングをする。そうやって健康を維持したほうが、下手に英語力をアップさせるよりも、コストパフォーマンスが高いことを知っているのです。
ある程度の年齢になってからでは、英語を習っても上達には限度があります。せいぜい簡単な日常会話が喋られるかどうかでしょう。それだけでは仕事にもなりませんし、お金に変わることはありません。
健康体でいれば元気に働くことができます。それによって収入をアップさせることも可能になる。不健康になって病気にでもなってしまうと、一気に収入はダウンします。そう考えると英会話学校にお金と時間をかけるより、はるかに健康に投資した方が有効なのです。

お金持ちが絶対に口にしない言葉とは?
お金持ちは「口ぐせ」をとても気にかけています。つい自分の口からついて出てきてしまう言葉。それが自分の性格や行動を形づくり、人生を決めてしまうことを知っているのです。

たとえば相槌です。皆さんは相手の言葉に「なるほど」と相槌を打つ人が多いのでは?
「なるほど」という言葉は使いやすく、つい口にしてしまいがちです。ですが、その言葉にはどこか上から目線なものを感じてしまいます。言われたほうはあまり気持ちの良い相槌ではありません。
お金持ちの人、お金が寄ってくる人は「なるほど」ではなく、「そうなんだ!」「そうなんですか!」を使います。これだと相手の言葉に目を開かされたというニュアンスが伝わり、上から目線の感じはしなくなります。
「なるほど」だけでなく、多くの人が使う「よくない口癖」は結構あります。その例を次に挙げてみましょう。

お金持ちが使わない「よくない口癖」の例
・「やっぱり」「当然」……自分の意見を押し付けるような印象がある。

・「先ほども言ったように」……相手の理解力が足りないことを言外に避難するような響きがある。
・「というか」……相手を見下し、否定する気持ちが透けて見える印象がある。
・「ぶっちゃけ」「めちゃ」「超~」……若者言葉、学生言葉の類は社会に出たらタブー
これらの口癖は、つい何気なく口から出てしまうので気が付きにくいのですが、相手に対する印象は決して良いものではありません。成功する人やお金持ちは極力こういう表現を使わず、できるだけ良い印象を他人に与えるように言葉を選んでいるのです。

旅行に行く荷物の量でお金持ち体質かどうかがわかる
旅行に出かける時など、やたらたくさんの荷物を持って辛そうに移動している人がいます。なぜ荷物が多くなるか? それは「持って行かない」と決めることができない「優柔不断さ」が関係しています。

お金持ちにはこういう人はいません。お金持ちの人の荷物はスッキリとコンパクトです。必要最小限のものしか持たず、できるだけ身軽に移動でき、負担が少ない方を優先するのです。
お金に好かれる人は優先順位が明確です。必要なものと不要なものを明確にわけ、必要なものの中でも、何が一番重要か自分の頭の中で判断しているのです。それは日常の生活やビジネスでも発揮されるため、短時間に多くの仕事を的確にこなすことができるのです。
その他お金持ちの特徴的な習慣としては、机の上はいつも整理整頓されていること。資料などの置き場所がしっかり決められているので、資料や書類を探す時間が非常に短いという特徴があります。机や部屋はその人の頭の中を表すとも言われますが、お金持ちの人の机も頭も、つねにスッキリと整理されているのです。

教えてくれたのは……神岡真司さん
1954年4月8日生。ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。最新の心理学とビジネススキル向上理論に定評がある。法人対象でのモチベーショントレーニング、組織活性化コンサルティング、心のパワーアップセミナ ーなどで活躍中。著書に『お金が集まる心理学』『コワいほどお金が集まる心理学』(以上、青春出版社)、『相手にNOといわせない「空気」のつくり方』(宝島社)、『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)、『ヤバい心理学』(文芸社)、『頭のいい人が使うモノの言い方・話し方』(日文新書)など多数。
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お金持ちになれる秘訣は「脳の健康」?

2017年06月30日 09時13分22秒 | お金の話
お金を稼ぐ脳は食料を得ようとする脳と同じ部位
お金を稼ぐ人とそうでない人はどこが一番違うのでしょうか?

お金を稼いでいる人はまず例外なく積極的で前向きな性格です。逆に抑うつ傾向のある人物は前向きになれず、お金を稼いだり増やしたりすることが苦手の人が多い傾向があります。
先日、仕事を第一線でバリバリこなしてきたビジネスマンが、突然やる気がなくなり、仕事が手につかなくなったとクリニックに訴えてきました。
調べてみるとうつ病まではいかないにしても、ストレスによって抑うつ的な精神状態に陥っていました。こういう状態が長引けば当然収入にも影響します。お金を稼ぐことも増やすこともできません。
じつは脳科学的には、お金を稼ごうとする脳の部分は、人が食料を得ようとする部分と同じなんですね。お金は人類が誕生してからかなり後になって登場してきました。ですから脳の中に直接お金に対応する部位はなかった。そのかわりに食料を得ようとする脳をそっくりそのままお金に関する脳として代用しているわけです。
ご存知のように食欲というのは人間の三大欲の一つ。非常に原始的でかつ強い本能だと言えます。その食物を得ようとする意欲を担う脳を使うわけですから、人がお金に執着したり、お金を大切に思う気持ちも当然と言えば当然なのです。
このことから二つのことが言えると思います。一つは人間の脳は健全に機能する限り、黙っていてもお金を得たいと思うし、そのために行動を起こすようにできているということ。逆に言うならば脳が正常に機能しているなら、本来は誰もがお金を増やせる金持ち脳だということです。
もう一つはお金を得ようと頑張ったり、お金を増やそうと考えるのは人間にとっては自然なことで、決してやましいことでも恥ずかしいことでもないということ。えてして日本人はお金のことを口にするだけでも「はしたない」とか「恥ずかしい」と思いがち。
ですが、それが脳の成り立ちや機能からみて、人間にとってごく自然な欲求だとしたら?私たちはグルメ番組を見ても不快に感じる人はほとんどいないでしょう?恋愛映画を嫌だと感じるでしょうか?同じ人間の本能に関わることなのに、なぜかお金に対してだけは素直に向き合えない。そんな文化的、環境的なバイアスがとくに強いのが日本人のようです。脳科学的に見たら不自然なことなんですね。

脳さえ元気なら誰でもお金持ちになれる!
もうおわかりと思います。本来自然で健康な脳を持っていたら、お金は誰もが稼げるし、お金持ちになれるのです。

それができないと言うのは、脳科学的に何らかの病気、ないしは病的な状態があるか、あるいは文化的、環境的なバイアスや抑圧があるから。そのために認識と行動が歪められてしまっている。
いまの私たちの社会は脳を健全に保つのがとても難しい社会です。ストレスが多い現代社会では、程度の差こそあれ、多くの人が抑うつ症状を抱えています。
先日もある企業に招かれて話をしましたが、日々の仕事のストレスといかに上手に付き合い、克服するかがテーマでした。こういう依頼が最近増えてきているんですね。ストレスから抑うつ症状になって、会社に出て来られなくなる。そんな社員がいまどの職場でも急増していて大問題になっているんです。
抑うつ状態や、さらに本格的なうつ病になってしまうことで、脳の健全な機能が妨げられてしまい、すべてに意欲がなくなり行動ができなくなる。仕事もそうですが、当然お金を稼いだり、増やしたりすることもできなくなるのです。
教えてくれたのは……
吉田たかよしさん
1964年生まれ。灘中学、灘高校を経て東京大学工学部(量子化学専攻)を卒業。東京大学大学院(分子細胞生物学専攻)を修了。東京大学新聞研究所(現・大学院情報学環)を修了。この間に東大経済学部ゼミを修了し、国家公務員I種・経済職試験を上位合格。NHKアナウンサーを経て北里大学医学部へ、医師免許を取得。加藤紘一元自民党幹事長の公設第一秘書として科学技術政策の立案に取り組む。東京理科大学客員教授、神戸大学学術研究員。現在は本郷赤門前クリニック院長として、受験生専門の心療内科クリニックを運営。新宿メンタルクリニック顧問として「受験うつ」に対する磁気刺激治療にも取り組む。著書に『最強の勉強法』(PHP出版)、『仕事脳─成功する人の脳の使い方』(講談社)など多数。受験うつ予防ナビhttp://utu-yobo.com/で脳機能を高める勉強法を公開中
取材・文/本間大樹
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16年度税収:1兆円弱減少 アベノミクス限界顕著

2017年06月29日 08時14分37秒 | 行政
 国の2016年度の一般会計税収が、前年度実績(56.3兆円)に比べ1兆円弱減少したことが28日明らかになった。法人税収などが低迷したのが要因。税収が前年度実績を割り込むのは、リーマン・ショックの影響があった09年度以来、7年ぶり。経済成長による税収増を旗印にしてきた安倍政権の経済政策「アベノミクス」の限界が顕著になりつつある。
 政府は16年度当初予算で、税収見通しを57.6兆円としていた。しかし、円高による企業業績の低迷で法人税や所得税が伸び悩み、1月に成立した16年度第3次補正予算で税収見通しを55.9兆円に下方修正し、当初見通しからの不足分約1.7兆円を賄うため赤字国債を追加発行した。
 近くまとめる16年度決算では、税収は第3次補正時点の見通しをさらに0.4兆円程度下回る見込み。歳出の不用額などによる補填(ほてん)で追加の赤字国債の発行は回避する見通しだが、当初予算比では2兆円超減る計算で、政府の税収見積もりの甘さが浮き彫りとなった形だ。
 17年度予算では、税収を16年度当初比1080億円増の57兆7120億円と見込み「V字回復」するとしている。だが、今後も法人税などの伸びは見込みにくく、思惑通りとなるかは見通せない。
 安倍政権は、企業業績の回復などによる税収増を「アベノミクスの成果」とアピール。税収が当初見積もりから上振れした分を経済対策の財源に活用し、歳出を拡大させてきた。だが、税収の前年割れでその手法も限界を迎えたと言えそうだ。【大久保渉】
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手数料ゼロ、ディスカウント価格でお得に株を買う方法

2017年06月26日 06時09分37秒 | 株式
お得に株を買う方法
上場株式を手数料ゼロで、しかも前営業日終値より数%ディスカウントした価格で買える手法があるのを、ご存知でしょうか?その方法とは「立会外分売」です。

立会外分売
立会外分売とは、売買立会時間外(取引所などの取引時間外)で、大株主などの大量の売注文を、多くの投資家に分売する方法です。 投資家数の拡大や、流動性の向上などを目的に多数の銘柄で実施されております。

立会外分売の3大ポイント
・分売による株式購入手数料は0円!手数料はかかりません!
・分売実施前営業日の終値から数%ディスカウントされた価格で購入できます!
・株主数を増加させることを主な目的として実施する銘柄の中には、将来的に「市場替」や「指定替(昇格)」が期待できる銘柄もあります!具体的には、企業が立会外分売の実施を発表します。発表する内容は、下記の6つです。

1. 分売予定株式数
2. 分売予定期間
3. 分売値段 分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定します。通常、数%ディスカウントされた価格になります。
4. 買付申込数量の限度 買付顧客1人につき ○○○株(売買単位: ○○○株)
5. 実施取引所
6. 実施の目的

注目ポイントは、「4.買付申込数量の限度」、「6. 実施の目的」の2つです。「市場替」(東証ジャスダック→東証1部、東証マザーズ→東証1部など)や「指定替(昇格)」(東証2部→東証1部)などを目的とする場合は、株主数を上場基準に満たすために、最低売買単位を限度にすることが多く、また目的も、「市場第一部への市場変更における形式要件である株主数の充足を図るために行うものであります」などと記載されるケースが多いようです。

立会外分売の相場への影響
大株主の売却なので、短期的には需給の悪化を嫌気して売られるケースが多いですが、その目的が「市場替」や「指定替(昇格)」の場合は、その後の流動性向上・投資家層の拡大を期待して、株価が上昇するケースもあります。

立会外分売なら、どんな銘柄でも儲かるわけではないですが、立会外分売の目的などを良く確かめて、銘柄を選別すれば、手数料ゼロでしかも前営業日終値より数%ディスカウントした価格で買える「お得に株を買う方法」と言えるでしょう。

申込・約定方法
例えばSBI証券の例で、ご説明しましょう。立会外分売のページに、その時点で立会外分売を取り扱っている銘柄の一覧が掲載されています。この中から、分売の目的などを確認し、今後値上がりが期待出来そうな銘柄を探し出します。

銘柄が決まったら、立会外分売の申し込みを行います。売実施日前営業日18:00~分売実施日8:20までの間に、「立会外分売」取引画面から申し込みます。
注意ポイントとしては、立会外分売は、全て確実に約定するとは限らないことです。申込株数が分売予定株式数を上回った場合は、比例配分・抽選によって約定者を確定いたします。だから、9:00前後の「約定」通知・「保有証券一覧」への反映をチェックする必要があります。
(文:藤本 誠之)
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ビットコインに分裂の火種、2陣営の論争激化

2017年06月24日 06時23分33秒 | 暗号通貨
 仮想通貨ビットコインの世界に亀裂が走っている。仮想通貨がどうあるべきかについて2つのグループが対立しており、ただでさえ激しい相場の変動が一段と増幅している。
 先週のビットコインの相場は大荒れだった。3018ドルの高値をつけた後、27%下落した。その後やや持ち直し、15日には2650ドルをつけた。
 こうした乱高下を背景に、ビットコインの開発者と企業は処理能力を拡大する方法について激しく対立しており、競争し合う別々のコインに分裂する可能性が出てきた。


 一方のグループは、ビットコインを、供給量が限られ価値を保存する機能を備えた資源、つまり金のデジタル版のようにしたいと考えている。
 もう一方のグループは、取引の決済に使用できる単位、つまり通貨のようにしたいと考えている。ドルと同じように迅速かつ容易に取引できるようにしたい考えだ。
 現在は両陣営が膠着(こうちゃく)状態にあるが、今夏に見込まれる新たな提案が突破口になる可能性がある。ビットコインネットワークの処理能力を変えるかもしれないし、あるいは高速処理のビットコインと低速処理のビットコインに分割することになるかもしれない。
 仮想通貨を研究しているコーネル大学のエミン・グン・シアー教授は「壊れそうな微妙な婚姻関係だ」とし、「結局のところ離婚するのが最善だと思う」と話した。
 こうした論争はビットコインへの関心をそいでおり、一部はイーサリアムと呼ばれる新たな別の仮想通貨に流れている。仮想通貨の時価総額ランキングを発表しているコインマーケットキャップ・ドット・コムによると、イーサリアムの相場は今年40%余り上昇し、時価総額はビットコインを約20%下回る水準に迫っている。
 ニューヨークのブルックリンで男性用身だしなみ製品の会社を経営するザカリー・マラードさんは「多くの友人がビットコインを売り、イーサリアムを購入している」と言う。マラードさんは、ここ数カ月でイーサリアムを少し買い、ビットコインを売却した。ビットコインは分割される可能性があり、上値余地が限られることなどが理由だという。
 両グループ間の論争はここ数週間で激しさを増している。ビットコインの相場は、このところの乱高下にもかかわらず今年160%余り上昇している。結局のところ、トレーディングの構造によって誰がビットコインを支配するのかが決まり、それによって誰が利益を得るのかが決まる。
 ビットコインは2008年に開発された当時、供給量の上限が2100万枚と決められ、マイニング(採掘)という手順を経て、発行スケジュールに従って、取引を承認する企業に与えられる。
 取引を速く低コストでできるようにするため、取引ネットワークが構築された。仲介者はなく、トレーディングを記録する台帳があるだけだ。この台帳はブロックチェーンとして知られ、ユーザーに透明性を確保するとともに、買い手・売り手の身元を保護する役割を果たしている。だが過去にはビットコインがマネーロンダリング(資金洗浄)など違法行為に用いられることもあった。
 ビットコイン取引の仕組みはこうだ。取引ネットワークでの個々の取引が、マイナー(採掘者)と呼ばれるトレーディング取扱会社によってブロックにまとめられる。現在の仕組みではブロックの規模に上限があり、取引できるのは1秒当たり約7件。決済ネットワーク大手の米ビザなどが膨大な件数の取引を処理できるのに比べ、処理能力ははるかに低い。
 ビットコイン誕生から間もないころは、こうした上限は問題ではなかった。だがビットコインの取引件数が急増し、好奇の目にさらされるようになった。このことがボトルネックを生み、取引手数料の上昇につながっている。
 多くの投資家やビットコイン決済サービス会社は、ビットコイン取引を通貨のようにしようと、発行上限の引き上げを求めている。だが一部の開発者は、ビットコインの金銭的利益が損なわれるほか、自由主義・反大企業的な指向に反するとして、上限引き上げに反対している。
 ビットコインの世界における2グループは以前、歩み寄りを目指していたが失敗に終わった。ビットコインの有力開発者の一人であるエリック・ロンブローゾ氏は、両グループはそれぞれ別の道を行くという「可能性があることを受け入れるというところまで来た」としている。
 ビットコインのマイニング大手であるビットメインは先週、ビットコインの基本を成すソフトウエアを変更し、2つのバージョンを同時に走らせる計画を発表した。これと同じ効果をもたらす別の提案もある。いずれかが採用されるとしても、どれになるのかははっきりしない。
 表面上は、誰もが発行上限の引き上げを望んでいるようだ。だが実際にはその方法について2つのグループの間で考えが全く異なる。企業を中心とするグループは、あらゆるビットコインの取引で規模の上限を引き上げることを望んでいる。それに対し、開発者を中心とするグループは、実質的に別の従属的なネットワークを構築し、取引処理を迅速化することを望んでいる。この場合、既存のメインのネットワークはそのまま残す。
 こうした対立に関わる人たちは、ビットコインの行方は向こう2カ月ではっきりしてくるかもしれないとみている。ビットコインの所有者とマイナーがさまざまな提案のどれが望ましいか意思表示して膠着状態を打ち破る可能性がある。
 ただ、結局のところビットコインを管理するのは誰なのかという疑問が覆いかぶさっている。グン・シアー教授は「なぜこれほどまで激しく対立するのか。パラメーター(変数)の問題でもなく、ブロックの規模の問題でもない。声の大きさの問題だ」と述べた。
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