今シーズンのサツマイモは、安納芋を除き残り全てを「シルクスイート」に統一するつもりでしたが、
今シーズンの挿し穂採りを諦めていた「紅はるか」が今やっと挿し穂を採れる状態になったので、これを元に
来シーズンの種用としての栽培を考えてみることにしました。
この挿し穂が採れる状態になった「紅はるか」は、スーパーで購入した調理用の芋を挿し穂採り用に3本伏せて
おいたもののうちの1本なのですが、他の芋2本は一カ月以上も前に芽を1本も出すことなく腐ってしまい、
残ったこの1本だけが遅くなって芽を出し挿し穂として使えるまでになったのです。
私の経験から書きますと、大手のスーパーなどで売っているサツマイモは、挿し穂を採るのには向いていません。
挿し穂を採るための種芋は、早くから芽が出て欲しいのですが、大手のスーパーなどで売っている調理用の
サツマイモは、芽を出す前に腐ってしまうかこの「紅はるか」のように芽が出ても植え付けるには随分と
遅いタイミングでのものになってしまうのです。
サツマイモの苗床に伏せる種芋は、調理用でなくしっかり「種用」として売られているものか、収穫後に
キュアリングなどの処理をしていないものを使うようにして下さい。
「シルクスイート」はまだ苗床を壊していないので、挿し穂を14本採りましたが、まだこれを植えるかは
決めていません。
後2週間くらいはかかると思いますが、「紅はるか」だけで畝1本分になるなら、無償で家庭菜園をする方に
提供してしまうと思います。