親切「隠徳あらば、陽報あり」
●親切はうれしい
先日、東京の下町で、地図を見ながら訪問先を探してうろうろ。「どこかお探しですか?」とおばーさん。「はい、ここに行きたいのですが」。おばーさん、「うーん、わからないなー」。でも、この声かけの親切、とてもうれしかったです。都会で道を尋ねるのはなかなか勇気がいります。ことわられる、あるいは、知らないと言われることが多いからです。
人からもらう親切は掛け値なしにうれしい、と言いたいのですが、親切の押し売りということもあり、やや面倒なところもあります。
ここでは、自分から行う親切を、周りを元気にするという観点から考えてみたいと思います。
●親切心、からずしも親切につながらず
親切心は誰にもそれなりにあると思います。
ただ、それを行為として実行できるかどうかとなると、なかなかストレートにはいきませんね。
よく新聞の投稿欄に、座席ゆずりの顛末が載ります。ネガティブなほうだけでも、
・譲ったのに断られで、気分を害した
・譲るのを躊躇して、内心忸怩
・譲ってもらって、迷惑
・譲ったのに一言の礼もなく、不快
あれこれ不愉快なことがあるなら、いっそう、座席譲りの親切はもうしないと決め込んでしまいたいほどですし、そう決め込んでいるように見える人も多いですね。自分にもそんな時期がありました。
似たようなことは、挨拶でもおこります。これが、また自然な挨拶を躊躇させます。
●親切な行為によって周りを元気にするコツ
①状況を見極める力をつける
子どもが親の前で立っているのをみたときに、即座に席を譲る行為をするのは立派だし、そういう習慣を付けておいて損はないとは思いますが、それが、いつも感謝につながるわけではないですね。
親のしつけの一つかもしれないし、子どもの自発的な行為かもしれません。
親切心を殺がれないためには、あまり、親切を拒絶される経験はしたくないものです、
となると、状況を見極める力も大事になります。
それを身につけるためには、外に自分の目と気持ちを開いておくこと、そして、周囲の人々の気持ちをそんたくできるようにしておくことです。そうすれば、自分の身の回りで困っている人、助けを求めている人を自然に見つけられるようになります。あなたの親切が、余計なおっせっかいとならないで済みます。
さらに副産物として、いろいろの人物像や振る舞いのおもしろさを発見できます。
こんな名言がありました。
「親切な行為は簡単に実行できる。親切にされた人は自分も親切にしたくなるから、親切の輪は広がっていく。」(「J.michinton「心の持ち方」Discover」
②自分が受けた親切は無条件に受け入れる
親切が気持ちのよい行為となるためには、受けた人が気持ちよくなり、それが反応として帰ってこないとだめですね。親切ー感謝がセットになってはじめて周りが元気になるのです。
まずは、「魁より始めよ」です。あなたが、親切の受け手の名人になるのです。親切を気持ちよく受けて、感謝のことばを素直に出せるようにすることです。とりわけ、小さい親切は日常の生活を元気にする潤滑油ですので、あれこれ考えずに受け入れたいものです。
そして、受けた親切を心の借りとして心のどこかに留めておくようにすれば、それは次のあなたの親切を引き出す源になります。
なお、親切には、大きな親切もあります。
たとえば、大金を貸してもらったとか、急病で病院まで付き添ってもらったとか。こういう親切こそ真正の親切なのですが、これはきっちりとあとでそれなりのお返しをしないと社会人としては失格です。
③一日1親切
「一日1善」にならって、一日1度は、親切をするというのはどうでしょうか。
精神修行のようになってしまいますが、親切行為が習慣になるまでは、こうした努力もあってよいかもしれません。
そして、うまく相手の感謝を引き出せたときの自分の気持ちをじっくりと味わうのはどうでしょうか。幸福感に満たされるはずです。
そして、親切が受け入れてもらえなかったらケースがあれば、それはどうしてか、自分の状況の見極めのなにが間違っていたかを反省してみるのも、いいですね。
ポジティブ心理術トレーニング「親切・感謝体験を思い出してみよう」@@@@@@@@@@
次のそれぞれのケースを2つずつ思いだしてみよう。
① あなたが親切―>感謝された経験
例 落し物を拾ってあげたー>助かったと感謝された
・
・
②人が親切―>あなたが感謝
例 車で右折を譲ってくれたー>片手をあげて感謝の印を
・
・
●親切はうれしい
先日、東京の下町で、地図を見ながら訪問先を探してうろうろ。「どこかお探しですか?」とおばーさん。「はい、ここに行きたいのですが」。おばーさん、「うーん、わからないなー」。でも、この声かけの親切、とてもうれしかったです。都会で道を尋ねるのはなかなか勇気がいります。ことわられる、あるいは、知らないと言われることが多いからです。
人からもらう親切は掛け値なしにうれしい、と言いたいのですが、親切の押し売りということもあり、やや面倒なところもあります。
ここでは、自分から行う親切を、周りを元気にするという観点から考えてみたいと思います。
●親切心、からずしも親切につながらず
親切心は誰にもそれなりにあると思います。
ただ、それを行為として実行できるかどうかとなると、なかなかストレートにはいきませんね。
よく新聞の投稿欄に、座席ゆずりの顛末が載ります。ネガティブなほうだけでも、
・譲ったのに断られで、気分を害した
・譲るのを躊躇して、内心忸怩
・譲ってもらって、迷惑
・譲ったのに一言の礼もなく、不快
あれこれ不愉快なことがあるなら、いっそう、座席譲りの親切はもうしないと決め込んでしまいたいほどですし、そう決め込んでいるように見える人も多いですね。自分にもそんな時期がありました。
似たようなことは、挨拶でもおこります。これが、また自然な挨拶を躊躇させます。
●親切な行為によって周りを元気にするコツ
①状況を見極める力をつける
子どもが親の前で立っているのをみたときに、即座に席を譲る行為をするのは立派だし、そういう習慣を付けておいて損はないとは思いますが、それが、いつも感謝につながるわけではないですね。
親のしつけの一つかもしれないし、子どもの自発的な行為かもしれません。
親切心を殺がれないためには、あまり、親切を拒絶される経験はしたくないものです、
となると、状況を見極める力も大事になります。
それを身につけるためには、外に自分の目と気持ちを開いておくこと、そして、周囲の人々の気持ちをそんたくできるようにしておくことです。そうすれば、自分の身の回りで困っている人、助けを求めている人を自然に見つけられるようになります。あなたの親切が、余計なおっせっかいとならないで済みます。
さらに副産物として、いろいろの人物像や振る舞いのおもしろさを発見できます。
こんな名言がありました。
「親切な行為は簡単に実行できる。親切にされた人は自分も親切にしたくなるから、親切の輪は広がっていく。」(「J.michinton「心の持ち方」Discover」
②自分が受けた親切は無条件に受け入れる
親切が気持ちのよい行為となるためには、受けた人が気持ちよくなり、それが反応として帰ってこないとだめですね。親切ー感謝がセットになってはじめて周りが元気になるのです。
まずは、「魁より始めよ」です。あなたが、親切の受け手の名人になるのです。親切を気持ちよく受けて、感謝のことばを素直に出せるようにすることです。とりわけ、小さい親切は日常の生活を元気にする潤滑油ですので、あれこれ考えずに受け入れたいものです。
そして、受けた親切を心の借りとして心のどこかに留めておくようにすれば、それは次のあなたの親切を引き出す源になります。
なお、親切には、大きな親切もあります。
たとえば、大金を貸してもらったとか、急病で病院まで付き添ってもらったとか。こういう親切こそ真正の親切なのですが、これはきっちりとあとでそれなりのお返しをしないと社会人としては失格です。
③一日1親切
「一日1善」にならって、一日1度は、親切をするというのはどうでしょうか。
精神修行のようになってしまいますが、親切行為が習慣になるまでは、こうした努力もあってよいかもしれません。
そして、うまく相手の感謝を引き出せたときの自分の気持ちをじっくりと味わうのはどうでしょうか。幸福感に満たされるはずです。
そして、親切が受け入れてもらえなかったらケースがあれば、それはどうしてか、自分の状況の見極めのなにが間違っていたかを反省してみるのも、いいですね。
ポジティブ心理術トレーニング「親切・感謝体験を思い出してみよう」@@@@@@@@@@
次のそれぞれのケースを2つずつ思いだしてみよう。
① あなたが親切―>感謝された経験
例 落し物を拾ってあげたー>助かったと感謝された
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②人が親切―>あなたが感謝
例 車で右折を譲ってくれたー>片手をあげて感謝の印を
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