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待望の雨

2010-09-08 | 心の体験的日記
台風よこいこい
とはいかないが、それにしても
この台風雨はうれしい
欣喜雀躍<<こんなことばがうかんできた
木々が生き生き
空気、しっとり
慈雨<<こんなことばもうかんできた
なんども窓の外をみて
ほくそえんでいる
これで暑さもやわらぐはず
さー、仕事の秋だー

チップ

2010-09-08 | 心の体験的日記
アメリカにあって日本にないもの
それはチップ

最近、日本のホスピタリティのレベルがあがってきた
飲食店にいくと、片膝ついて注文を聞くところさえ増えてきた
さらに、愛想も実によいお店が増えた
仕事として、それらがマニュアル化されているのだと思うが
しかし、そうしたホスピタリティの部分は
給料には含まれていないのではないか
いや、含ませてはいけないのではないか
いや、含ませるならホスピタリティ手当てを払うべきではないか
旅館あたりは、陰に陽にそうなっている

つまり、働く人の自発的サービスとして、
ホスピタリティはやるべきことではないか
だとすると、それには、客のほうが、
対価(チップ)を払ってしかるべきではないか

あの面倒なチップもそう考えれば
意味のある仕掛けだと思う

感情も労働、サービスに含めるなら
対価が必要

拍手「周りを元気にするポジティブ心理術⑤

2010-09-08 | ポジティブ心理学
拍手「拍手は、場を盛り立てる」

●拍手、あれこれ
ひそかに拍手先生とよんでいる先生がいる。学生が発表したり、質問に答えたりすると、「はい 拍手」。もちろん、すべてにわたり、ポジティブに評価する先生です。
そう言えば、アメリカ人がよくやるスタンディング・オベーションもいいですね。
すばらしいこと、感動したことを素直に全身で表現しているわけですから、そうさせた本人にとって、これほどうれしいことはないはずです。
自分も、最後の講義のときに、学生全員が期せずして立ち上がり、「先生、ありがとう。講義、すばらしかったです」とばかりに拍手のなかを退場というシーンを夢みて、これまで40年近くやってきました。まことに残念なことに、そんなことは、一度もありませんでした(恥ずかしい!)。そういう光景を実は、UCLAの心理学の授業でみたことがあります。
何にしても、よいことは素直によいと表現すること。
拍手はその一番有力な手段です。

●拍手効果
拍手効果。馬鹿になりません。2月になるとおこなわれる卒論発表会をイメージして、その拍手効果を考えてみます。
① 場にメリハリをつける効果
 拍手は音を発生します。それまで静まりかえっていた場に、一斉の拍手の音が鳴り響けば、区切りになります。
 卒論の発表会では、次々に発表があります。それが終わるたびに拍手すると、一区切りついたころになります。拍手が、一つが終わって次が始まることのシグナルになります。
② ポジティブな雰囲気にする効果
 拍手は、すばらしいこと、感動したことを相手につたえるための道具です。
途中の真剣な聴取態度、うなずき、笑顔に加えて、拍手があれば、場は完璧にポジティブな雰囲気になります。
残念なことに、卒論発表会では、これはあまりありませんが、それでも、拍手の音量で少しはそのあたりの雰囲気を感ずることができます。
なお、日本の学会発表では、拍手はなしで平穏が常なのですが、時には、期せずして拍手が起こるようなことも何度かありました。すばらしい発表だったからです。
③ 参加者をその場へ積極的に関与させる効果
これにはレベルがあります。
レベル1 周りが拍手するので自分もする(義理拍手)
レベル2 周りがするから自分もするが、ひときわ強く拍手をする(気配り拍手)
 レベル3 あまりすばらしかったので思わず拍手してしまった(真正の拍手)
 むずかしいのは、言うまでもなく、レベル3ですね。思わず拍手してしまった、でも、誰も追従してくれなかった、では恥ずかしいし、座がしらけますから。
レベル2くらいが無難なところですね。

●拍手で周りを元気にする拍手をするコツ
①率先して拍手を
 レベル3は、確かに難しいのですが、気持ちは、これですね。自分から率先して、すばらしいものはすばらしい、だから拍手を、という気持ちですね。
 拍手リーダーになるくらいの気迫?があってもよいのではないでしょうか。
 それは、相手や場のポジティブな面にあなたを注力させることにもなります。
 日本では、レベル1、それも、司会者から強制されての拍手が多すぎます。もっと自発的な拍手があってもよいと思います。講演が終わったとたん拍手なんてこと、1,2度はあったように思いますが、たいていは、司会者が「では、盛大な拍手で先生をお送りしたいと思います」ばかりでした。だから(嘘)、もう講演はしていません。
 余談になりますが、我が国の国会のヤジ。なんとかならないものでしょうか。与野党そろっての拍手とまでは言いませんが、せめて静かに耳を傾けるくらいにならないかと思います。
②手をたたく強さを変える
 拍手は、一人ではあまりやりません。周りと一緒にすることになります。
 不本意拍手も感動拍手もあります。いつも同じではなく、拍手に強弱をつけて、それを表現することになります。感動拍手は、とりわけ、目立つようにからだ中でやりたいものです。
③ 笑顔、うなずきも大事
拍手には、一段落して総括的な評価ということになります。そこにいくまでの熱心なまなざし、うなずき、笑顔、即座の反応も忘れてはなりません。その累積としての拍手になれば、言うことなしです。