心理学で、原因帰属理論というのがあります。
自分に何か事が起こった時、それを引き起こした原因として何を想定しがちかということに関する理論です。科学的な因果の話ではなく、ことが起こったときの考え方のくせを問題にするものです。
たとえば、あなたが事業に失敗したとします。あなたは、その原因として何を想定しがちですか。
・運ですか
・努力不足ですか
・能力不足ですか
・事業内容ですか
もし運が悪かったと考えれば気楽ですね。
これが、もし自分には能力がなかったと考えてしまうようだと、立ち直るのが大変ですね。
努力不足が原因と考えるなら、次のがんばりにつながります。
事業内容が原因と考えるのは、知的でまっとうです。次の挑戦への有効な方策へとつながるからです。