5月5日。日曜日。道の駅びわ湖大橋米プラザの朝。
道の駅の園地には彫刻家の佐藤忠良の作品がある。
佐藤忠良は大好きな作家なのだ。前回ここで車中泊をしたときにこの像に気づいて、また見たいとおもっていた。ご興味のある方は「道の駅と駅前にある佐藤忠良の作品』、『小江戸・川越』をどうぞ。
朝食はカップ麺だ。ビワイチは昨日でおわった。今日は予備日で、行きたいところを車でまわる予定である。
大津にある三井寺(みいでら)にむかう。ナビのしめすままにゆくと、無料の自動車専用道の湖西道路にはいり、あっという間に到着した。
駐車料金は500円で拝観料は1000円である。三井寺は紫式部の父が出家したお寺だそうだ。
釈迦堂。
鐘楼。
金堂(本堂)。
三井寺の境内は広大だ。大津は京都まではわずか18キロである。大津京という都がおかれたこともあるから、いにしえの都人もここに参詣したのだろう。
弁慶の引きずり鐘。
三井寺と山の上の延暦寺があらそった際に、延暦寺の弁慶がうばっていったとつたわる鐘。
三重塔。徳川家康の寄進。
観音堂。
観音堂の上の展望所から琵琶湖と大津を見下す。大津は大都市だ。しかし大津のまわりには田園地帯がひろがっているから、東京のとなりの埼玉や千葉のようにかんじられた。大阪は大都会だし、京都はオーバーツーリズムで住みづらいから、滋賀や奈良は落ち着いていてよいのではなかろうか。
つづいて9キロはなれた石山寺にゆく。瀬田川沿いの道を通ってゆくと、大渋滞していてお寺に近づけない。しかたなく石山寺駅方向に引き返して臨時駐車場をみつけた。駐車場は坂の上にあり、入口から300メートルのぼったところにやっとスペースがあった。300メートル下って道に出て、そこからお寺まで700メートルである。
歩いてゆくと紫式部ののぼりがたっている。源氏物語は石山寺で書き始められたのだそうだ。それで大混雑しているのだと知った。今年の大河ドラマとGWですごい人出だ。
700メートルあるいて山門についた。
境内にはいると緑のあざやかな参道がある。その先には『光る君へ びわ湖大津大河ドラマ館』があって大行列ができていた。それなのに大河館にもはいれるスーパーセット券を1600円で買ってしまった。これが失敗だった。本堂だけをおまいりする券にするのが正解だったのである。
大河館は混雑しているので本堂にむかう。
本堂の中はお参りをする列と、御朱印をいただく行列ができていて、ならんでおまいりをした。その奥に紫式部の硯があって、そこも順番待ちである。
本堂の横には紫式部源氏の間があった。
石山寺というだけあって岩山の上にお寺はたっている。
山の上にのぼると瀬田川がみおろせた。
山頂にある豊浄殿では『石山寺と紫式部展』がひらかれていて、ここも大行列になっていた。スーパーセット券はここにも入場できるからならんだが、入るのに55分もかかった。見学は30分である。
紫式部像。
大河館はパスしようかとおもったが、たまたま空いていたので駆け足でめぐった。
石山寺でGWの洗礼をうけて車をだすとまたお祭りに遭遇した。
滋賀県にたくさんある、ちゃんぽん亭を利用したくて店をさがしていった。
ちゃんぽんの中盛りの麺大盛り880円+120円と、
肉汁餃子290円をえらぶ。ちゃんぽんのスープは、たんめんのスープを甘くしたようなかんじだ。麺は細くてもちあげると切れてしまうからたべづらい。リンガーハットのちゃんぽんとはまるで別物で、関西の味は私にはあわなかった。
スーパーのバローズで買い物をして、ガスもいれ、新名神の草津ICから高速にのった。燃費は7、8K/L。伊勢で9キロ・15分渋滞したがその後は順調にすすんだ。19時に掛川SAでやすむ。
SAのレストランはにぎわっていた。
掛川SAには静岡おでんの店の天神屋とシャワー・ルームがあり、ここでとまろうかとおもったが、明日の走行を楽にするために、もう少し先にゆくことにした。
20時に清水SAについた。今夜はここで泊まることにする。
清水SAは大きな施設で混雑していた。
いろいろな飲食店がある。
ドンキまであった。
バイクも展示されている。静岡のスズキやヤマハではなく、外車のロイヤル・エンフィールドか? ここでカフェもやっているクシタニのスペースのようだ。
夜は刺身とフライドチキン、サンドイッチで一杯である。
横にはビワイチの相棒がいる。
2024年シーズン17日目の車中泊。
5月6日。月曜日。清水SAの朝。
SAにあるクシタニのカフェ。
皮つなぎとバイクが展示されている。
朝食はスーパーのバローズで買ってきた冷し中華だ。渋滞がこわいので6時22分に出発する。車はたくさん走っているがスムーズにながれて、午前中に帰宅した。燃費は11、2K/L。