10月14日。月曜日。道の駅ヘルシーテラス佐久南の朝。霧がでていた。
昨夜は冷え込んだ。車内の温度は11℃だったから外は10℃以下だとおもう。霧は時間とともに風にながされていった。
今日は佐久をサイクリングする予定だ。ハイエースを空いている道の駅の第三駐車場に移動して出発の準備をする。昨日よりも気温がひくいので、Tシャツの上にジャケットをきて8時に出発した。
国道245号線を中込方向にすすむ。刈り入れのおわった田のよこをゆくルートだ。
ランドナーの後輪は一晩たつと空気がぬけてしまうのだが、今日はそうなっていなかった。昨日1日乗ったら、チューブのバルブに圧力がかかって空気漏れがなくなったのだろうか。それとも40年来の相棒が、心意気をみせてくれているのか。いずれにせよ気分よくペダルをふんでいった。ランドナーの紹介については『こちら』をどうぞ。
国道141号線を南下し、田口峠の看板にしたがって射手座通りを東にすすむと、龍岡城駅にでた。道の駅からここまでずっとゆるやかな上りである。
ここは小海線で、龍岡城駅は駅舎があるだけの無人駅だ。
山にむかってゆくと五稜郭の案内がでている。それにしたがってゆくと龍岡城跡の五稜郭にでた。日本には函館とここにしかない五稜郭である。
しかしなかに入るとグラウンドがひろがっているだけで五稜郭らしいものはない。学校があるが廃校だろうか。
土塁があるが五画形かはみわけられなかった。
堀と土塁、石垣だけがのこっている五稜郭である。
五稜郭から1キロ山をのぼって新海三社神社についた。ここは2024年長野トランポ林道ツーリングの際に偶然とおりかかり、いつかたずねてみたいとおもっていた神社なのだ。
境内はおごそこな空気がみちている。
ジャリ道の参道をのぼってゆく。
本殿におまいりした。新海三社神社は佐久一宮とよばれる社なのだそうだ。参拝者は私のほかにいなかったが品格のある古社だった。
本殿のおくには三重塔がたつ。
明治の廃仏毀釈の際には、神社の宝物庫だと言って三重塔をまもったのだそうだ。
諏訪大社よりもこちらのほうが身近にかんじられる。
新海三社神社は心あらわれる神域だった。