月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

83.おっさんの腹を据えた祭(月刊「祭」2018.10)

2018-09-29 11:46:14 | 屋台、だんじり、太鼓台関連
祭を迎えて、常々思っていること、というか自己批判を今号では書きます。

祭を通して地域や小学生時代の同級生たちとさらに仲良くなるというのは、本ページの読者の多くが経験していることでしょう。管理人もその一人であるし、熱い思いはそれなりに持っているつもりです。
その熱い思いが高じて、「命かけて」とか、「死んだらその時や」などという言葉をつかって祭に臨みます。だけど、本当に「命」はかけられるのでしょうか?「命」は失くしたら取り返しがつかないだけで、「その時」だけですまない一生の「後悔」になります。上のような勢いで突っ走ることが許されるのは青年の特権であり、我々おっさんは、その思いをかなえつつ、いかにそのリスクをなくしていくか、軽減するかに心を砕くべきです。

もう一つ、「腹据えて」という言葉。「腹を据える」のをめんどくさいから何もしない言い訳にするべきではありません。本当の意味で「腹が据わる」のはリスクを想定して、そのリスクを回避する手を打って初めて「腹が据」わります。「腹据える」ために必要なのは、ありもしない「捕まる覚悟」を語ったり、安全対策もしない「死んだらその時や」という安っぽい言葉ではありません。
本当の意味で「おっさんが腹を据える」というのは、若い人や子どもがしたい祭をかなえるために、「不断の努力」を常に行うことです。


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