●ちょうさ展 於:アクト琴平
ちょうさ展が香川県仲多度郡琴平町で9月15日まで開催されています。
素晴らしい作品を「ボンクラ管理人の解説なしで、写真だけ見る」が理想かもしれません。ですが、それはもっと理想的な現地に足を運んで実現していただければと思います。
ここでは、展示されている旭町太鼓台について見ていきたいと思います。
●旭町太鼓台の四神
旭町太鼓台のかけ布団には、多くの太鼓台や屋台のように四神が配されています。しかし、多くの太鼓台や屋台は図1のように南・朱雀を前面としていますが、旭町太鼓台は図2のように前が、東・青龍となっています。
それはなぜでしょうか?
前面の東・青龍(「旗岡太鼓台」の文字は、疫病退散のメッセージの送り主、太鼓台は旭町太鼓台)
左面・北・玄武
右面・南・朱雀
後面・西・(白)虎
前面の東・青龍(「旗岡太鼓台」の文字は、疫病退散のメッセージの送り主、太鼓台は旭町太鼓台)
左面・北・玄武
右面・南・朱雀
後面・西・(白)虎
●旭(あさひ)に向かう太鼓台
旭町太鼓台が東の青龍を前とするのは、旭(あさひ)は東から上ることによると思われます。そして、旭町の町名は、金刀比羅宮内の摂社・旭社に由来すると思われます。
金刀比羅宮内の摂社・旭社
この旭社もまた、旭町太鼓台と同じく東側を向いています。旭社はの屋台は天保八(1837)年に再建されているので、太鼓台が旭社を踏襲したものなのでしょう。
旭社の地図(上が北、googlemapより)
編集後記
この記事は、展示があったからこそできました。情熱的にこの展示を実現されたK氏始め展示の関係者、そして琴平の祭関係者の皆様にお礼申し上げます。
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