●坊勢の屋台
今回は、坊勢島の屋台の差し上げについて考えます。
坊勢島の祭りについては、こちら。
●姫路の浜手の屋台差し上げ
姫路の浜手の神輿屋根屋台の差し上げは、ざっくり分けると2つに分けられそうです。
灘型の差し上げ
一つは、練り合わせを行う灘型屋台などどちらかと言えば東部に見られる差し上げです。ヨイヤッセ、ヨイヤッセなどの掛け声で、肩に乗せたまま「ガブ」ってから差し上げます。
網干型の差し上げ
一方西部に分布する網干型屋台の場合は、一回さした屋台を腕までおろして、また差し上げます。
これらの荒技は、脇棒が長く比較的大人数で担げることで可能になっています。
●坊勢恵美酒神社屋台の差し上げ
では、坊勢の屋台を見てみましょう。
屋台は、灘型で脇棒が短く、差し上げの時の掛け声も少し早いですが灘型なものと言えます。しかし、決定的な違いが見られます。そこは、一度映像を見て下さい。
型の上の屋台を一度腕までおろしてから差し上げています。これを、短い脇棒でしているので、簡単そうに見えてなかなか難しいと思われます。映像では何回も回転しながらくりかけしているし、道中でも、花をいただくたびにしていました。網干と灘の差し上げの折衷型と呼んでしまうと簡単になってしまいますが、見事な練りであることには間違いありません。
坊勢の屋台練り、見ものです。
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