![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/07/8e0a9b9666f9e4f503eae223ccebb64b.jpg)
●祭オタクの担当分野
管理人が文化財関係のお仕事を割り振っていただくときは、民俗とか無形文化財となることが多いです。それを一手に担当する能力のあるなしとは別にして、祭=無形文化財というイメージが定着しているのでしょう。
現に各自治体の●●市史などの書籍では、芸能、伝承、民俗などに特化して、無形のものを中心に書かれています。でも、無形のもののそばにあるものについてはあまり書かれていません。
●無形文化財のそばにあるもの
例えば、網干の屋台は上下に激しい動きをともなうチョーサをするために、泥台の足が短くなっています。さらに台車は泥台の足が短くても運びやすいようになっています。
つまり、チョーサという無形文化財のために有形のものが変化してつたわっているということになります。
さらに屋台運行を華々しくみせるための各彫刻、刺繍、金具などの装飾が発展しました。つまり、祭という無形の文化財のそばには優れた有形文化がセットになっていることが多々あるということです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/7a/d8cadb18c8da22b5c3f9ccf36274af96.jpg?1622852895)
●無形のものを理解するために
結局無形のものを理解するためには、そばにある有形のものがどう使われているのか、どのような性質があるのかなどを理解せざるを得ないということになります。あれもこれも論かもしれませんが、専門外だからとばかりも言えないのが、小さな自治体の現状であると言えるでしょう。
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