月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

196.天橋立文殊堂の謎の生物(月刊「祭」2019.9月23号)

2019-09-28 11:22:00 | 民俗・信仰・文化-伝承・信仰-

●天橋立知恩寺文殊堂
(アクセス)
 京都府宮津市天橋立の知恩寺文殊堂は、「天橋立」観光を構成する主要スポットとなっています。寺の概略を某ウィキ●ディaを参考にしながら述べていきます。
 寺伝によると大同三年(808)に平城天皇の勅願寺として創立されたそうです。元々は真言密教寺院だったそうですが、南北朝時代以降は臨済宗の寺院としてさかえました。木造文殊菩薩像と脇侍像、多宝塔などの重要文化財を擁します。

↑文殊堂。明暦三年(1657)の改修により現在の姿になったそうです。


↑多宝塔は、 丹後国守護代・延永春信によって建立され、明応十年(1501)に落成したそうです。

↑風光明媚な景観です。

●謎の生き物
  建物正面の角などに、獅子や龍の木鼻が取り付けられることはよくあります。知恩寺も例外ではありません↓。




その中で異彩を放つ生き物がいました。

↑一見獅子に見えますが、角が二本生えています。角が一本の狛犬などはありますが、二本の生き物は管理人は見たことありません。
 近いのは「白澤(はくたく)」でしょうか。書物によれば獅子の別名ともされているところも似ています。道教の瑞獣とされており、『黄帝内伝』という書物には黄帝が海辺を行くときに会った生物とされています。
 天橋立という、海の奇跡の寺院には相応しい瑞獣かもしれません。








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