月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

306.新型コロナ禍中の大宮八幡宮秋季例大祭(月刊「祭」2020.10月3号)

2020-10-12 10:18:00 | 新型コロナと祭、民俗

●消えなかった祭の法灯
 オミコッサンとタイコの運行「は」中止となった、今年の大宮八幡宮秋季例大祭。でも、「神さん事」は例年通り行われました。
 管理人も宮参りで普段は行くことのない、「川向こう」の宮にも行くなど普段とは違う祭となりました。なんらかの形で、祭の法灯は灯り続けた様子を紹介します。

●ダイニッタンと元宮・寺院参拝

 明石町五か町の一つ、大日町在住の管理人は、はじめにダイニッタンこと大日堂に参拝し、その後、同じく明石町五か町の一つ杣宮町にある大宮八幡宮の元宮と伝わる杣八幡社に参拝しました。

 
↑ダイニッタンこと大日堂(明石町五か町の大日町)

↑杣八幡神社(明石町五か町の杣宮町)


↑杣宮町杣八幡神社

 そして、大宮八幡宮と月輪寺が表裏一体なのと同様に杣八幡神社と表裏一体の寺院が羽場月輪寺です。現在は栄町の寺院となっていますが、栄町も分離するまでは元々は明石町の一部だったそうてます。


↑羽場月輪寺の文字

↑羽場月輪寺の薬師堂




●神事
 元々2日ある祭礼日(10月10[土]、11[日])のうちの1日目で神事が行われました。各町の宮総代が礼服で参加されていたそうです。管理人が大宮八幡宮に着いた十一時頃には、すでに神事は終わっていました。
 石段を登ると各町の幟が上がっていました。屋台運行は中止になったけど宮参りされている方と何人かと出会いました。








●テレビ撮影
 テレビクルーが来ていたので、ニュースにでもなるのかと思いきや。。 いつもの後ろに髪を結んだいつもの白髪男性スタッフさんと、タレントの下町出身の武田訓佳さんでした。ということは??
 聞くところによると、今年も三木大宮八幡宮秋祭りのテレビ番組が、11月1日に放映されるとのことです。新調前の懐かしい姿も見れるようにしたいと、スタッフさんは語っておりました。テレビ放映が楽しみです。
 


●献血
 例年ならば宮の下は混雑で献血車が止まるスペースはありませんが、今年は献血祭でした。管理人は先輩に800mlの献血を勧められました😅が、通常の400mlでお願いしました。
 なんと献血には宮司さんと禰宜さんも参加されました。しかも、宮司さんの素敵なはからいで、バッチとスタンプももらえました。




高木、大村
 大村の禰御門神社でも神事が行われました。平田の大歳神社では確認できていません。


 高木の屋台蔵にも提灯がかけられていました。



●やっぱり法被は着たい
 たとえ屋台がでなくとも法被は着たい。そんな思いを実践した人たちもいました。
 まずは新町の高校生。「よやしょーい」といいながら、宮入していました^_^



 そして、明石町キッズとその、お母さんが屋台蔵の前で記念写真を撮るところにもばったりとあいました。「先生(もうちがうんですが)も入りーとのことで、倉の前でワンピースの方式で右手拳をあげての撮影をしました。
 写真はまだいただいていないのと、少し画像が大きくなり特定されてしまうのであげません。


編集後記
具体策の必要性
 やはり、残念だった屋台運行の中止。危険なので中止は正しかったと頭ではわかっても割り切れるものではありません。
 とはいえ、雰囲気だけで従来通りにするのもやはり危険です。運行時もさることながら、そのあとの飲食の場での感染リスクをどのようにして減らすかを突き詰めて考えることが、大切です。

消えなかった祭の法灯
 屋台を出すことはできませんでしたが、祭は行われました。必ずまた、復活させるという強い思いも感じることになった祭でした。神仏習合時代の言葉を使うと、祭の法灯は消えなかったということが言えるでしょう。

 


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