●上荷茶船仲間所有船形山車「天神丸」
(大阪くらしの今昔館発行のパンフレットより)
元禄年中(1688-1704)上荷茶船仲間(荷物運搬業の同業者の仲間)が所有していたものです。現在は大阪メトロ天神橋筋六丁目駅すぐの「大阪市くらしの今昔館」で展示されています。
寛政四年(1792)天満の大火で罹災しますが、彫刻や焼け残りの部品を保存していました。天満宮遷宮950年を祝う前年の嘉永四年(1851)、修復されますが、大正15年(1926)を最後に組み立てられることはありませんでした。平成十二年(2000)12月大阪市指定文化財となっています。
●精巧な工芸
彫刻や工芸は精巧そのものです。
飾り金具や木彫で装飾されています。
今の地車だと波にウサギなどのデザインで、下側についていることが多いのですが、ウサギが上部についています。
●構造
内ゴマですが、前後二輪ではなく、ローラー型の車輪が前後に一輪ずつついています。
普段は部品ごとにバラして保存していたようで、組み立てる時は、楔を打ってバラバラになるのをとめています。
元禄期という江戸時代前半に原型が作られており、当時隆盛した日光東照宮などに見られる「塗られた彫刻」がこの山車にも見られました。
(大阪くらしの今昔館発行のパンフレットより)
元禄年中(1688-1704)上荷茶船仲間(荷物運搬業の同業者の仲間)が所有していたものです。現在は大阪メトロ天神橋筋六丁目駅すぐの「大阪市くらしの今昔館」で展示されています。
寛政四年(1792)天満の大火で罹災しますが、彫刻や焼け残りの部品を保存していました。天満宮遷宮950年を祝う前年の嘉永四年(1851)、修復されますが、大正15年(1926)を最後に組み立てられることはありませんでした。平成十二年(2000)12月大阪市指定文化財となっています。
●精巧な工芸
彫刻や工芸は精巧そのものです。
飾り金具や木彫で装飾されています。
今の地車だと波にウサギなどのデザインで、下側についていることが多いのですが、ウサギが上部についています。
●構造
内ゴマですが、前後二輪ではなく、ローラー型の車輪が前後に一輪ずつついています。
普段は部品ごとにバラして保存していたようで、組み立てる時は、楔を打ってバラバラになるのをとめています。
元禄期という江戸時代前半に原型が作られており、当時隆盛した日光東照宮などに見られる「塗られた彫刻」がこの山車にも見られました。
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