一息ついて、稀代の名ダジャレ・「布団が吹っ飛んだ」についてです。
トラックバックの技術でこのブログも軒並みアクセスが伸びてきています
最近色気づいて絵文字も使っていますが、いかがですか???
ここで一息つきましょう。
28歳の僕は、子どものころドラゴンボールが大好きでした。
孫悟空といえば、天竺に行ったお猿さんではなくて、サイヤ人のカカロットを思い浮かべます。
さて、この悟空がはじめて界王様を訪れた時の話です。各星の神様達の総大将にもかかわらず、思いのほかファンキーな界王様。
それに戸惑う悟空に向かって、稀代の名ダジャレを界王様が言いました。
「布団がふっとんだ!」
会心の出来に、笑いをこらえきれない界王様。
きょとんとする悟空。
このシーンを覚えている方は多いと思います。
では、このダジャレ、いったい誰が考えたものなのでしょうか?
このシーンが掲載されているドラゴンボールを見る限り、作者の鳥山明さんがつくったと考えがちです。
しかし、答えはそこには見つかりません。ではどこに?
それは、鳥山明さんがドラゴンボールの前に週間少年ジャンプで連載していた「Dr.スランプ17巻*1」 。この漫画内で登場する宇宙の神様が、そのプライドをかけて言った洒落。それが「布団が吹っ飛んだ」です。そして、その隅っこに作者自筆の脚注で、 「ちなみにこのしょーもないしゃれを考えたのは桂正和である。」と記しています。
桂正和さんとは、「ウイングマン」や「電脳少女」などの作者として有名です。桂正和さんは鳥山明さんと親交があったようで、「Dr.スランプ」の中にも登場し、その田舎者ぶりを暴露され笑いを誘っています。
なにはともあれ、今やダジャレの代名詞ともなった「布団がふっとんだ」。その日本文化の起源を教えてくれたのは、漫画の本でした。
。
*1 俗にいう「アラレちゃん」。フジテレビで放送された「Dr.スランプ アラレちゃん」は、「Dr. スランプ」をアニメ化したものです。
最新の画像[もっと見る]
- 418.城山屋台復活-三木市制70年-(月刊「祭御宅」2024.12月1号) 3日前
- 418.城山屋台復活-三木市制70年-(月刊「祭御宅」2024.12月1号) 3日前
- 418.城山屋台復活-三木市制70年-(月刊「祭御宅」2024.12月1号) 3日前
- 418.城山屋台復活-三木市制70年-(月刊「祭御宅」2024.12月1号) 3日前
- 418.城山屋台復活-三木市制70年-(月刊「祭御宅」2024.12月1号) 3日前
- 418.城山屋台復活-三木市制70年-(月刊「祭御宅」2024.12月1号) 3日前
- 416.気をつけよう、台車運行(月刊「祭御宅」2024.2月1号) 10ヶ月前
- 416.気をつけよう、台車運行(月刊「祭御宅」2024.2月1号) 10ヶ月前
- 416.気をつけよう、台車運行(月刊「祭御宅」2024.2月1号) 10ヶ月前
- 416.気をつけよう、台車運行(月刊「祭御宅」2024.2月1号) 10ヶ月前
のダジャレについて、うちの雄希が生まれる前、昭和50年ごろに、NHKのみんなのうたの中で、水森亜土が、
「動物園のかばさん、かばさん、風邪をひいてバークしょんん、ばーくしょん、布団が吹っ飛んだー」
と歌っていました。
ドクタースランプは平成9年から11年にかけての放送で、作者の、鳥山明が、どこかで、水森亜土の歌を聴いていたと思われます。
ボーイスカウトのキャンプファイヤーで、この歌を歌ったこともありますから、現出は鳥山明ではなく、水森亜土、またはもっと古く、落語家の誰かが言い出したのかもわかりません。
ご自分の記憶の中では、鳥山明が一番古いという表現にされたらいかがでしょうか?