朝から深い霧が川一面に広がっていた
今日の保津川。
こんな日は好天に恵まれる・・・と
決まっているはずだったのですが、
午後から急に天候が崩れ出すという
予想外の展開に。
青空が広がっていた山に、灰色をした暗い雲の帯が
伸びてきます。この雲が段々大きくなって
くると京都北地域の名物‘北山しぐれ’がやって来るのです。
‘北山しぐれ’とは、以前11月1付けに書いたことが
あるので、覚えてられる方もおありだと思いますが、
京都市内の中心から北の地域で降るしぐれのことで、
その範囲は広く、紫明通り(今出川通りより北)から
北の山沿いの鷹が峰や上賀茂、衣笠を回り、
もみじの名所高雄までにも広がっていきます。
保津川が流れている亀岡から嵐山はどちらかと
いうと‘洛西’と呼ばれる地域なので
‘北山’と呼べるか怪しいところだと思うのですが
晴れているかと思えば、さーっと降りだし、
また止んで晴れたかと思うと、また降りだす
現象はまさに北山しぐれと同じです。
しぐれを運んで来た雲が愛宕山に掛かってきます。
このなると間違いなく川の上はしぐれのです。
さっきまでのぽかぽか陽気がうそのように
辺りは急に夕方のように暗くなります。
周りの景色が一望できるように、
屋根をつけないオープンな船で下っている
保津川の船には、しぐれは最も邪魔者なのです。
緩やかに淵で素早くテントの屋根をこしらえるのです。
下りながらの作業なのであまり時間的な余裕は
ありません。この時はお客さんもテント張りを
手伝って下さいます。
なんとかテントをこしらえ、しぐれを凌いだと
思ったら、それに合わせたようにしぐれは止み
また青空が顔を覗かすのです。
嵐山に着くと、しぐれはすでに上がり、遠くに見える
愛宕山の上空にしぐれ雲が掛かっているのが見えます。
こ愛宕山の下を流れる保津川では、この時も
しぐれが降り続いていることでしょう。
なんとも邪魔で意地悪な雨、それが保津川の秋の名物
北山しぐれなのです。
このしぐれ過ぎれば、京都は本格的な冬を迎えるのです。
今日の保津川。
こんな日は好天に恵まれる・・・と
決まっているはずだったのですが、
午後から急に天候が崩れ出すという
予想外の展開に。
青空が広がっていた山に、灰色をした暗い雲の帯が
伸びてきます。この雲が段々大きくなって
くると京都北地域の名物‘北山しぐれ’がやって来るのです。
‘北山しぐれ’とは、以前11月1付けに書いたことが
あるので、覚えてられる方もおありだと思いますが、
京都市内の中心から北の地域で降るしぐれのことで、
その範囲は広く、紫明通り(今出川通りより北)から
北の山沿いの鷹が峰や上賀茂、衣笠を回り、
もみじの名所高雄までにも広がっていきます。
保津川が流れている亀岡から嵐山はどちらかと
いうと‘洛西’と呼ばれる地域なので
‘北山’と呼べるか怪しいところだと思うのですが
晴れているかと思えば、さーっと降りだし、
また止んで晴れたかと思うと、また降りだす
現象はまさに北山しぐれと同じです。
しぐれを運んで来た雲が愛宕山に掛かってきます。
このなると間違いなく川の上はしぐれのです。
さっきまでのぽかぽか陽気がうそのように
辺りは急に夕方のように暗くなります。
周りの景色が一望できるように、
屋根をつけないオープンな船で下っている
保津川の船には、しぐれは最も邪魔者なのです。
緩やかに淵で素早くテントの屋根をこしらえるのです。
下りながらの作業なのであまり時間的な余裕は
ありません。この時はお客さんもテント張りを
手伝って下さいます。
なんとかテントをこしらえ、しぐれを凌いだと
思ったら、それに合わせたようにしぐれは止み
また青空が顔を覗かすのです。
嵐山に着くと、しぐれはすでに上がり、遠くに見える
愛宕山の上空にしぐれ雲が掛かっているのが見えます。
こ愛宕山の下を流れる保津川では、この時も
しぐれが降り続いていることでしょう。
なんとも邪魔で意地悪な雨、それが保津川の秋の名物
北山しぐれなのです。
このしぐれ過ぎれば、京都は本格的な冬を迎えるのです。