保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

素晴らしい空手演武でした!

2010-02-20 23:07:26 | 空手・格闘技
昨日のブログでもお知らせしましたが、今日、亀岡市東部文化センターまつりが
開催され、私主宰する空手道場・斯道会の生徒たちが演武を披露してくれました。

演武には幼児から中学生までの約40名の生徒が参加し、演武開始時間の10時50分
の約1時間前に集合、演武リハを少しやり出演時間を待ちました。

演武では、幼児から小学生低学年までが難度の高い「平安の型」に挑戦。
高学年女子と4年男子が型の分解説明から気合とキレのある「安三」の型を演じてくれました。
空手の「型」は長い歴史の中で先人たちが生み出し今に継承されている文化遺産ともいえます。
これからも正確に覚え、自己鍛錬に活かしてほしいと思います。

続いて小学生高学年による板割りの演武。
空手演武の‘華’に例えられるほどの演武です。
その分、成功する確率が低いのもこの演武の特長なのです。

「恐れへ」チャレンジする心と「必ず割る!」という覚悟が成功の秘訣。
技以上に精神力が求められます。
少しでも「割れないのでは?」「割れなかったどうしよう・・・」と邪心が
入ると失敗し最悪怪我する」危険もあるので、皆が緊張しているのがわかります。

手刀、正拳、肘、蹴りで次々に割っていく、演武者たちでしたが、
板を手に持ったものが三箇所に立ち、異なった技で連続して割っていく
難度の高い「3方割り」では失敗する子も・・・
でも、最後まで諦めず、割れるまで何度の挑み、割り終えました。

技以上に精神が大事なことを、身を持って感じられたことは貴重な体験になったことでしょう。

最後は中学生と6年生の護身術。
立ち技と寝技の2種類に分け、演じてもらいました。

さすがに高級者揃いです。
みんな器用に固め技までつなげ、アクションスターばりのかっこいい演武でした。

特に黒帯で今の道場リーダーでもある鵜川初段(中学1年)のキレある鋭い決め技演武には
会場からは大きな歓声が上がっていました。

武会終了後の反省会では、持てる力を出しきった達成感と緊張から開放された安堵感で、
出演者みんな、満面の笑顔を浮べていました。

日々の練習の成果を、大勢の観客の前で堂々と演じた我が道場生たちは素晴らしかったで
このような素晴らしい門下生を与えていただいたことを誇りに思います。

小さな演武者たちへ。
今日の演武会で体験した‘技’と‘心’を自らの自信として、これからの空手の稽古へ
また、日々の生活に活かしてほしいと願います。

会場にお越し下さった観客の皆様、また出演者の保護者の皆様、
そして発表の場を提供いただいた同文化センターの皆様
誠にありがとうございました。

当ブログにて御礼申し上げます。

斯道会空手 代表 豊田知八