保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

私のバングラデシュの旅、京都新聞で紹介されます。

2010-02-13 10:09:18 | 心の旅
このブログににて、私が見てきた「バングラデシュ紀行記」を
綴っていこうと思っていた矢先、地元の京都新聞社の取材を受け
今回の私の渡航を記事にして下さる運びとなりました。

予定では明日日曜日の紙面に「船頭が見てきたバングラデシュ」(仮称)
というタイトルで掲載されることになると思います。

そのため、現地で書き込んだノート記述の事実確認と整理に追われる毎日でした。

でも、おかげで記述内容にもほどよく肉付けがされ、スマートにまとめた
ノートを作成することができたことは、今後、紀行記を綴るに有効な資料に
なったと思っています。

これからぼちぼちと、新聞記事では伝えきれない、驚嘆と感動の旅紀行を
このブログで綴っていければ、と考えています。

写真はバングラデシュの玄関口「ダッカ・ジア国際空港」の日常風景です。

空港出入り口の周りにはなぜか?人だかりの山が・・・
誰か有名人でも入出国してくるのか?と思いきや、いつもこんな風景らしいです。

渡航する人や空港から出てくる人の荷物運びやタクシーのドアマンなど
お手伝いをすると、賃金が発生するこの国独特の「お仕事」なのです。

押し売り仕事な訳ですが、少しでも手伝ってもらうと賃金が発生するので、
その気のない人はしっかりお断りしなければなりません。

大人の人はもちろん小さな子供たちも大勢、この「お仕事」をしています。
「生きる」ということに、なんとも「逞しい」国民たちじゃあないですか!

この強い精神力、年間約3万人もが自らで命を絶つわが国も見習う必要あり!

さあ、こんな人々が暮らすバングラデシュ、いったいどんな国なのか?
興味深々の旅が始まります。

保津川の船頭・はっちん、「川の国」バングラデシュを往く。

2010-02-01 23:38:36 | 京都大学
はっちんブログをご覧の皆様、大変ご無沙汰を致しておりました。

実は私、1月16日から南アジアにある「バングラデシュ」へ行っておりました。

「地球の歩き方」などのガイドブックすらない国「バングラデシュ」。

日本人を含め観光に訪れる人も少ないこの国を今回訪問したのは、
京都大学・東南アジア研究所・生存基盤ユニットという地域研究グループの
視察調査に同行させて頂くことになった為。
同ユニットには同じ保津川遊船の船頭で、NPOプロジェクト保津川のメンバーでもある
河原林洋さんが同所の特認研究員されており、彼の推薦により、招聘メンバーとして
バングラ渡航が実現する運びとなったものです。

日本の3分の2の国土に日本とほぼ同じ人口が暮らすバングラデシュ。
ヒマラヤ山脈やインドなど大陸から、大小規模のものを合わせると50もの川が
流れ込む別名「川の国」とよばれるこの国は、雨季(4月~9月頃)なると
国土の半分以上が河川の洪水氾濫に襲われ水没します。

この洪水がもたらす影響から「世界で最も貧しい国」として世界のメディアに
度々、紹介されることもあり「劣悪な衛生状態」「貧困から治安が悪い」
「マラリアなどの伝染病危険地帯」などと、あまりいい情報は聞こえてこず、
同じアジアの国ながら、一部の自立支援活動をしている人以外は、日本でも
関心度は非常に低いといえます。

そんな近くて‘遠い’国「バングラデシュ」。

そこにはメディアでは伝わってこない、想像をこえる風景と人々の営み、
そして人間同士の‘ふれあい’がありました。

今だ、年間、僅かしかいない日本人渡航者のひとりとして、今回の旅で私自身が
‘見て’‘聞いて’そして‘触れ合った’ありのままの「バングラデシュ」を
これからこのブログでお伝えしていきたいと思います。

どうぞ、お付き合いいただけば嬉しく思います。