ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

 震災の犠牲者へそして・・

2012年02月12日 | 日記
震災で犠牲になった方へ。そして義兄へ贈る詩。
震災から11カ月、義兄も急性心不全で亡くなり今日葬儀。


死者にことばをあてがえ
 
わたしの死者ひとりびとりの肺に
ことなる それだけの歌をあてがえ
死者の唇ひとつひとうに
他とことなる それだけしかないことばを吸わせよ
類化しない 統べない 彼や彼女だけのことばを
・・・・・・・・

わたしの死者よ
どうかひとりでうたえ
浜菊はまだ咲くな
畔とうなはまだ悼むな
わたしの死者ひとりびとりの肺に
ことなる それだけのふさわしいことばが
あてがわれるまで

辺見庸の詩集より
コメント
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