ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2018-13 身内が車イス生活になった時、かける言葉は?

2018年01月18日 | 日記
山あり谷ありの人生・・末盛千枝子氏の人生である。(本人が述べておられる)

彫刻家、舟越保武の長女として1941年に東京で生まれ絵本の編集者を経て
1988年すえもりブックスを設立。皇后美智子さまの講演集など出版。

夫はNHKのTV音楽番組担当。難病の長男、2歳離れて次男誕生。
長男が8歳の時、夫が突然死。
長男は難病とは別にスポーツの時の怪我で下半身不随に。26歳の青年だった。
15年前のことであった。
父の死後、会社をたたんで八幡平に父の舟越氏がたてた家に
2010年5月長男と共に転居。2011,3,11の震災では絵本プロジェクトを立ちあげ
被災地の沿岸部に絵本等を届ける。

物静かであるがしんがしっかりして前を向いている印象だ。

今日は息子が下半身不随になった時の親の苦悩と愛情に満ちた話をされた。

医者にもう自力で歩けなくなると宣告された時。
息子は涙を浮かべながらも「わかりました」と受け止めたと。

母として息子になんといって励まそうか。
絵本編集者らしく自作で著名な方の言葉を選び並べた手作り本を贈ったというのだ。

遠藤周作かげぼうし、美智子さまからのメッセージなど

そして神の話を紹介してくれた。

ある一人の男が神様にお祈りしたあと夢をみたそうな。砂浜に自分と神様が並んで歩いていて2つの足跡が見えた。
しかし最も苦しい時、足跡が1つしかないのに気付いた。と
神様はいつも一緒に歩いてくれるといったのに自分が苦しい時見放されてしまったのか。と男は嘆き悲しんだ。
神は「お前にはそんなふうにみえたのか。それはお前を下で支え背負っていたのだよ」とお答えになったという。

希望の数だけ道がある。ーガンジー

このような言葉を集めて編集した手作りの絵本をリハビリしていた息子に渡した時
息子は「よくやるな。」と一言。

昨年末、末盛氏の息子さんが病状がすぐれず病院に緊急入院したという話から息子さんの話題になった。

身内があるいは将来万が一車イス生活になった時
それをどう受け止めるか、考えさせられたお話であった。




















コメント
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