『三つの短い話』・村上春樹著(文學界7月号) 2018-07-06 16:17:01 | 読書 特に『石のまくらに』が最高です。 タイトルは、『石のまくら』でも魅力的なんですが、 にが付加されるとぐーんと深くなります。 短歌もいいです。 たち切るも/たち切られるも/石のまくらうなじつければ/ほら、塵となる 夏目漱石も題名をつけるのは天才でした。 「吾輩は猫である」→「坊つちやん」→「草枕」→「それから」→「行人」→「こゝろ」→「明暗」。