創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

つげ義春コレクション8 腹話術師/ねずみ

2009-06-04 19:30:21 | 読書
貸本マンガ誌に掲載された作品群である。画風はまだ定まっていないが絵は上手い。アイディアで一気に描いたような作品が多い。それなりに面白い。腹話術師は覚えているが、他の作品は覚えていない。多分忘れたのだろう。後のつげ義春の作品からはかなり遠い。生活のために描いているのも伝わってくる。後年、生計をアシスタントで立て寡作になっていく原点がここにあるのかもしれない。作品群にあまり価値はない。だけど、つげ義春を知るためには通らなければならない通路である。私もこの頃から、貸本マンガ誌から離れだしている。江戸川乱歩に耽溺していった頃だ。貸本屋の乱歩は全て読んだ。1966年「沼」で画風も世界も落ち着く。[沼]は鮮明に覚えている。

1Q84・Book1/Book2・村上春樹著

2009-06-03 19:52:54 | 読書
読書ノート2
作中事項についてネットで調べることに少し疑問を感じた。作品で解説していなくても、作品のそこにあるということが大切だと思うようになった。ヤナーチェクの曲を聴かなくても、クラウン・ロイヤルサルーンを知らなくても、クラウン・ロイヤルサルーンのタクシーで青豆はヤナーチェクの曲を聞いているのだ。「物事は見かけと違います」

1Q84・Book1/Book2・村上春樹著

2009-06-03 19:36:46 | 読書
読書ノート1
忘備録のようなものです。小説を読みながら、村上春樹の言葉をつづっていくと何か世界が見えてくるかもしれない。感想は書かない。ひたすら、私というフィルターを通すだけです。
第一章「青豆」
「物事は見かけと違います」「で、そういうことをしますと、そのあとの日常の風景が、なんていうか、いつもとはちっとばかし違って見えてくるかもしれない。私にもそういう経験があります。でも見かけにだまされないように。現実というのは常に一つきりです]
作曲家ヤナーチェク等の作中事項についてネット情報を載せようかと思ったが、先にやっている人がいた。



1Q84・Book1/Book2・村上春樹著

2009-06-02 15:11:14 | 読書
amazonに注文していた1Q84・Book1/Book2・村上春樹著を受け取った。初版である。どんな世界が語られているのだろう。ドキドキする。村上春樹の新作はすぐに購入する。以前は新作がでると、すぐに購入する作家が沢山いた。それも安部公房で途絶えた。気になる本は図書館で借りる。貸し出し希望者が沢山いても、待つ。村上春樹の本はすらすらと読める。それが気持ちが悪いといった評論家がいた。どうでもいい事なのに。ゆっくりと読もう。ゆっくりと。