ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.5.3  「虹色紙風船」

2010-05-03 09:31:03 | あけぼの会
 あけぼの会東京支部『虹のサロン』でお世話役をしてくださっているSさんからメールで依頼があった。
“東京支部の『虹色紙風船』という支部便りの原稿をお願いできないでしょうか。再発・転移中の現在のご自身の様子や想いを会員の皆さんにお届けしたいのです。400字程度を目安に多少の増減はOKです。”とのこと。
 私などでよければ、とすぐにOKの返事をしたが、これまで支部便りがあることも知らず、拝見したことがなかったので、可能ならば既刊号を送って頂くようお願いした。

 私があけぼの会に入会したのは去年の6月半ば。会の行事への初参加は7月の「初夏のお集まり」。その時、「来週には再発者限定の『虹のサロン』の集まりがありますよ。」とお隣に座ったFさんからお話は聞いていたのだが、入会直後でご案内が間に合わなかったのだろう。
 その後、東京支部主催の再発会員専用のおしゃべりサロン「虹のサロン」のご案内を頂き、初めて参加したのは11月だったから、年1回7月発行という支部便り『虹色紙風船』を見ていなかったのは当然のことだった。

 一昨年7月に出た第4号がファックスで届いた。Sさんの力強く前向きの文章が掲載されていた。私より若いけれど、同じ40代。3年前に、初発4年目で多発性骨転移と皮膚転移された方だ。息子と同じ中3のお嬢さんのお母さま。背がすらりと高くとても華やかで、自分から言わなければ全く闘病中には見えない(会にいらっしゃる方は皆さんそうなのだが)素敵な方だ。
 7月の「初夏のお集まり」で再発者のグループに分かれたときにお姿をお見かけしたけれど、大人数だったので、直接お話しすることはできなかった。11月の「虹のサロン」には欠席されていたので、お話したのは1月末の「新春お食事会」が初めてだった。30代、40代の参加者は少ないので、同じ年代で同じように頑張っている方とお話できるのはとても心強く、嬉しい。

 さて、いつもこのブログでは分量を気にせず書きたいときに書きたいことを書きたいだけ(つまり好き放題に)書いているので、文字制限があるのは久しぶり。400字というと原稿用紙1枚分だから、削ぎ落として削ぎ落として、自分が本当に一番伝えたいことだけを残す作業になる。
 これはとても楽しい。また自分を見つめ直すことが出来る。

 原稿締め切りは6月の初めとのこと。あと1ヶ月いろいろ悩みつつ、楽しみつつ、書いてみたいと思う。
 このさわやかな季節にこんな素敵な機会を与えてくださった東京支部とSさんに感謝している。

コメント
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