今日は午後遅くに雨、という予報だったが、家を出るときに既にパラパラと雨。
内科受付から30分ほど待って診察室へ。前回は月曜に変更していたので9日ぶりの通院だ。
ちょうど先週の水曜日の朝、久しぶりに通勤時間帯に電車に乗ったところ、降りる時、突然左胸が肋間神経痛(なったことはないのだが)のようにズキンと痛み、息をするのも、ちょっと左手を動かすにも響いて酷く痛んだことをご報告。「このままどんどん痛くなったら病院かも・・・」、とかなり不安になったが、何とかお昼には落ち着き、それっきり。何だったのだろう・・・という感じだ。それ以外は特に変わったことはありません、とお話する。
先生がおっしゃるには「ホルモン治療中ではあるけれど、骨折していたら腫れるだろうし(骨折ではないでしょう)。経過観察ですね。かつて飲んでいたノルバックスは骨に対して女性ホルモン的な働きをするけれど、今飲んでいるアロマターゼ阻害剤はエストロゲンを抑えるので、自然に減少するより早く(エストロゲンが)減少すると言われています。そのため、骨の痛みやこわばりがあるが、だからといって両者を比較した場合、統計学的に明らかに(アロマターゼ阻害剤の方が)骨折のリスクが高いとまでは言えない。よほど食生活がひどいということがなければ、(転倒に)気をつけるといっても大腿骨骨折で寝たきりになるほど、という年齢ではないでしょう。」と一緒に笑って終了。
処置室へ移動して、点滴椅子残り1台に陣取る。ちょうどそこにある1台が修理中とのことで、今日は旧式のものが代わりに置かれていた。足を伸ばした状態でリクライニングできず、お行儀が悪かったけれど、椅子をお借りして足を投げ出した。去年酷く足が浮腫んで以来、ずっと足を下げているとどうも浮腫みやすくなってしまったようだ。
今日はアンラッキーなことに刺針でやけに痛みがあり、針を抜いた後もなんとなく鈍痛があった。
点滴が無事4本終了して、会計後外に出ると、すっかり本降りになっていた。遅いランチをして帰宅したのは結局いつも仕事から帰るのと変わらない時間になった。
今日は3冊読めた。
1冊目は桂望実さんの「明日 この手を 放しても」(新潮文庫)。19歳で視力を失った妹と兄の12年間の軌跡。吉田伸子さんの解説のとおり、性格のまったく噛み合わない兄と妹が家族2人になって、ゆっくりと変わっていく。人は変わるのだ。いくつになっても変われるのだ、と。中途失明の描写についても胸を打たれたが、不思議と読後はとてもじんわりと温かかった。
2冊目は大西正夫さんの「放射線医療 CT診断から緩和ケアまで」(中公新書)。ここのところ病気についての勉強がちょっと不足、と思って手に取った。「でも・しか医療から第一選択肢へ」とあるように、がんの三大治療は手術、化学療法、最後の途が放射線治療。それがいまや最初の選択肢になりつつある。「見えない光で診る、治す、癒す」と帯にあったが、私も術後放射線治療でリニアック25回50グレイをかけている。微小ながん細胞は死滅した、はずだったのだが。今後もお世話になるかもしれない、ということで興味深く読んだ。
3冊目は岸本葉子さんの「からだのじてん」(中公文庫)。「腹筋、足裏、皮膚、耳、爪、顎・・・。パーツ一つひとつに耳を澄ませ、体の部位にまつわる俗説や言い回しと日常のトラブルを織り交ぜながら、カラダとココロの悲喜こもごもを語る異色エッセイ」という裏表紙のとおり、実に面白く一気読み。
内科受付から30分ほど待って診察室へ。前回は月曜に変更していたので9日ぶりの通院だ。
ちょうど先週の水曜日の朝、久しぶりに通勤時間帯に電車に乗ったところ、降りる時、突然左胸が肋間神経痛(なったことはないのだが)のようにズキンと痛み、息をするのも、ちょっと左手を動かすにも響いて酷く痛んだことをご報告。「このままどんどん痛くなったら病院かも・・・」、とかなり不安になったが、何とかお昼には落ち着き、それっきり。何だったのだろう・・・という感じだ。それ以外は特に変わったことはありません、とお話する。
先生がおっしゃるには「ホルモン治療中ではあるけれど、骨折していたら腫れるだろうし(骨折ではないでしょう)。経過観察ですね。かつて飲んでいたノルバックスは骨に対して女性ホルモン的な働きをするけれど、今飲んでいるアロマターゼ阻害剤はエストロゲンを抑えるので、自然に減少するより早く(エストロゲンが)減少すると言われています。そのため、骨の痛みやこわばりがあるが、だからといって両者を比較した場合、統計学的に明らかに(アロマターゼ阻害剤の方が)骨折のリスクが高いとまでは言えない。よほど食生活がひどいということがなければ、(転倒に)気をつけるといっても大腿骨骨折で寝たきりになるほど、という年齢ではないでしょう。」と一緒に笑って終了。
処置室へ移動して、点滴椅子残り1台に陣取る。ちょうどそこにある1台が修理中とのことで、今日は旧式のものが代わりに置かれていた。足を伸ばした状態でリクライニングできず、お行儀が悪かったけれど、椅子をお借りして足を投げ出した。去年酷く足が浮腫んで以来、ずっと足を下げているとどうも浮腫みやすくなってしまったようだ。
今日はアンラッキーなことに刺針でやけに痛みがあり、針を抜いた後もなんとなく鈍痛があった。
点滴が無事4本終了して、会計後外に出ると、すっかり本降りになっていた。遅いランチをして帰宅したのは結局いつも仕事から帰るのと変わらない時間になった。
今日は3冊読めた。
1冊目は桂望実さんの「明日 この手を 放しても」(新潮文庫)。19歳で視力を失った妹と兄の12年間の軌跡。吉田伸子さんの解説のとおり、性格のまったく噛み合わない兄と妹が家族2人になって、ゆっくりと変わっていく。人は変わるのだ。いくつになっても変われるのだ、と。中途失明の描写についても胸を打たれたが、不思議と読後はとてもじんわりと温かかった。
2冊目は大西正夫さんの「放射線医療 CT診断から緩和ケアまで」(中公新書)。ここのところ病気についての勉強がちょっと不足、と思って手に取った。「でも・しか医療から第一選択肢へ」とあるように、がんの三大治療は手術、化学療法、最後の途が放射線治療。それがいまや最初の選択肢になりつつある。「見えない光で診る、治す、癒す」と帯にあったが、私も術後放射線治療でリニアック25回50グレイをかけている。微小ながん細胞は死滅した、はずだったのだが。今後もお世話になるかもしれない、ということで興味深く読んだ。
3冊目は岸本葉子さんの「からだのじてん」(中公文庫)。「腹筋、足裏、皮膚、耳、爪、顎・・・。パーツ一つひとつに耳を澄ませ、体の部位にまつわる俗説や言い回しと日常のトラブルを織り交ぜながら、カラダとココロの悲喜こもごもを語る異色エッセイ」という裏表紙のとおり、実に面白く一気読み。