ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.5.4 第九ゲネプロ無事終了

2010-05-04 19:12:58 | 合唱
 昨日はホテル最寄り駅にある水天宮にお参りしてきた。息子がお腹にいる時に、両親と夫と4人(あるいは5人?)で訪れたのだが、息子は初めて。干支に囲まれた子犬の像にしっかり触っていた。(もう15年も経つのだなあ・・・)としみじみ思った。安産ではなかったけれど、無事に産まれてきてくれただけで感謝しなければいけないのに、あれやこれやと口うるさくしてしまい、ちょっぴり反省する。
 その後、東野圭吾さんの「新参者」のドラマ撮影で使われたお店を訪ね歩いて、人形焼やらお煎餅やら買い込んでミーハーに過ごした。

 今日はゆったり朝食をとった後、午後からゲネプロに参加してきた。
 夫と息子は東京メトロ1日券を買って地下鉄博物館、東武博物館等一日東京見物をしてきたそうだ。こうして息子の趣味に1日たっぷり付き合って、私が今回のステージに乗ることを支えてくれる夫に感謝だ。

 今日は更新できないつもりでいたのだが、滞在しているホテルの部屋にパソコンがあったので、こうして記録しておけることになった。

 今日の練習場は教会のホール。受付で明日のステージオーダーやプログラムを頂き、入場等の説明を受けた。ホールはドーム型の天井がとても高く、残響が凄かった。立ち位置は、合唱の後ろから2番目の列(9列目)の左から2番目になったので、指揮者やオケの方たちもはるか彼方・・・、という感じだ。
 オケ独自の練習が終わって、合唱団が入場。オケの休憩中に発声練習をして位置を確認、お隣の方たちと挨拶してお顔をインプットする。合同練習に入った後、ソリストも全員集合。さすがに新進気鋭の4人のソリストが入ると、すっかり本番さながらで、ついつい張り切ってのどを使いすぎてしまった。

 いよいよ明日の本番を待つばかり。一昨日には、思いもかけなかった友人から聴きに行きますというメールを頂き、とても有り難く思う。米粒くらいの大きさかもしれないけれど、元気に歌っている姿を見ていただければ何よりだ。

 明日、早朝から準備をしてくださる方たちには本当に感謝だ。400人もの人間が舞台に乗るステージをマネジメントする大変さは、考えただけでもクラクラしてしまう。

 それにしても先輩たちのお元気な姿を拝見するにつけ、「人生、まだまだこれからだ。」と強く思う。そして単純だけれど、「今、私は生きている。」と実感し、ついつい涙腺が緩くなってしまう。いまだに鼻毛が生えそろわないので、すぐに鼻水が出てしまい、顔に手をやるわけにもいかず、困ったなあ・・・といったところだ。

 今日は夕食の後、早めに休んで明日の本番に備えたいと思う。のどのために加湿器も借りてある。
 若葉の季節に第九を演奏することは珍しいけれど、こうして歌えることの歓びを、聴きに来てくださる方たちに少しでも伝えられたら、こんなに嬉しいことはない。

 alle Menschen werden Brüder, wo dein sanfter Flügel weilt.
  君の優しき翼のもとで、すべてのひとは兄弟となる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする