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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.6.21 「快」の報酬力

2011-06-21 20:17:58 | 日記
 今日は職場でOJTを推進するための研修を受けた。
 通常業務と離れてのいつもとは違う2時間。別棟の会議室で他キャンパスからの参加者も複数あり、懐かしい顔も見つけた。

 今や研修も座学だけというものはなく、殆どがグループワークの演習スタイル。終日缶詰でバッチリこれを受けるとかなり憔悴するけれど、今日は仕事の合間、リフレッシュさせて頂けたと思える2時間だった。

 人材育成はこの「OJT(on the job training:職場内研修)」とOff JT(off the job training:職場外研修)、自己研修の3本柱から成る。ちなみに今日のように職場を離れて受講する研修は「Off JT」である。自分で資格試験のための勉強をするとか語学学校に通う、などは自己研修である。

 私が属する組織のOJTハンドブックによれば、OJTの定義は「職場において、上司・先輩等が仕事に必要な知識・ノウハウ等を意識的・継続的に指導・伝授する人材育成のための多様な取組」とされている。合言葉は「ひとりにするな、ひとりになるな」である。
 というのも、「人は仕事を通じて育ち」、「上司の影響力は大きく」、「教え合い、学び合うことを風土として定着させてこそ、組織」であるから、という論法だ。日々フルタイムで働いていれば職場で過ごす時間が圧倒的に長いし、現場での真剣勝負になるから、8割がOJTによる、と言われている。

 そして、OJTは、教える側が仕事を見直す機会であることから、ひいては「教える側が育てられる」という。いわゆる「Win-Win」といえる。振り返れば子育ても同じで、「育児は育自」というのと共通することだろう(これは日々実感していることであるが・・・。)。

 今日特に心に残ったのは、「快」の感情が大きな報酬になる、ということ。
 「成長」は「行動の変化」から、そして「行動の変化」は「思想の変化」から起こる。「強制」や「指示」でも行動は変化するが、長続きしない。自ら決意しての行動変革が一番強い。何より、やってみて「うまくいった」「楽しい」と思う(これぞ「快」の感情)と継続・反復しやすい。だからこそ、「快」の感情を呼び起こすことが必要である。そのためには基本的な信頼関係を築くことが何より重要、というものだった。

 誰だって、相手(特に上司や先輩)が自分を「認めて」くれて「気にかけて」くれていることがわかれば、嬉しくないわけはない。折りに触れて「感謝の念を伝え」、「動機づけを持たせて」もらえれば、私など本当に単純なので「よし!」と頑張ってしまう。我ながら御しやすい人間だと思う。

 まず、相手をよく観て(見て、ではない)、自分が相手をしっかり認めているかを振り返ろう。行動を変えられるのは本人のみ、とすればうまく伝える努力、成長を支援する心を持とう。職員同士の教え合いを推奨して、「快」を増やし、もっと知恵を出してもらおう、ということで時間となった。

 かつて研修担当であった時には、まだその醍醐味が分からずアタフタとプログラムを用意していたが、あれから10年以上が経ち、人材育成は、間違いなく興味深く楽しい、そして未来のある明るい仕事だ、と改めて思う。
 齢を取った証拠と言えば証拠かもしれないけれど・・・。

 今朝はまだ雨が残っていたお天気も、帰宅時にはすっかり夏空になり、とても蒸し暑い日になった。
 節電のため、事務室には空調が入っていないから、網戸のない窓を全開していると、屋外にいるのと変わりない。蚊取り線香の香りは漂っているが、帰宅すると足にはあちこち虫刺されの跡。どうも免疫力が下がっていると、ちょっと掻くだけで真っ赤に腫れて熱を持ち、膿んでくる。その後、跡が残ってしまい汚い足が出来上がり、という感じでちょっと憂鬱だ。

 今日も夫は休みをとった。私が帰宅しても気づかないで寝ていた。疲れがたまっているのだろうけれど、何とか明日は復活してもらわないと・・・。
コメント (2)
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