ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.6.19 「父の日」は盛り沢山のスケジュール

2011-06-19 22:05:18 | 
 昨夜は新しい出逢いに興奮していたのか、なかなか寝付けずじまいだった。そして早々と目が覚めてしまい、2人を起こすまで一人で足湯をしてリラックスした。

 ゆっくり朝食ビュッフェをとって、夫は息子を漢検試験会場へ送り方々、会場近くのカフェで時間つぶし。私はホテルの部屋で荷物を片付け、その後、読書をして2人が帰ってくるのを待った。

 予定通り11時には漢字検定が終わり、11時半過ぎに揃って戻ってきた。お昼前にチェックアウトして、荷物を預けて、散策へ出かけた。

 昨日お目にかかった方に教わった通り、駅前からバスに乗り、昨日のルートをざっと復習した。今日は薄日が差しており、昨日の雨傘は日傘になってくれた。お昼は、夫が昨夜のイタリアンレストランでなければ是非ここで、と考えていたというモダン建築の洋食屋さんで。色ガラスのステンドグラスがとても素敵で、食事もゆっくり堪能できた。

 その後も何か所かの観光スポットを見ながら写真も撮り、3時前にホテルに戻り、帰りは特急で都心のターミナル駅まで戻ってきた。実に良く歩いたのでボックス席で足を伸ばし疲労回復。買い込んだお菓子で一服しているうちに到着。
 それからいつもの私鉄に乗ったが、昨夜の寝不足が祟ってうとうとしてしまった。
 最寄駅に到着したのは5時半を回ってしまいそれから夕食を作る元気もなく、父の日の「お父さんいつもありがとう」お寿司を買い込んで帰宅した。

 洗濯機を回しつつ、夕食。息子から夫に「お父さんありがとう」の父の日プレゼント。

 今日は1冊読んだ。
 朱川湊人さんの「白い部屋で月の歌を」(角川ホラー文庫)。
 先日「かたみ歌」を読んでとても良かった作家だ。ノスタルジックホラーというジャンルだとあったが、表題作は第10回日本ホラー小説大賞短編賞の受賞作という。裏表紙には「斬新な設定を意外なラストまで導き、ヴィジョン豊かな美しい文体で読ませる新感覚ホラー」とあったが、確かに終始不思議な感覚のまま最後まで引き込まれた。霊能力者のもとで除霊のアシスタントをする主人公の話だった。
 もう1作、鉄柱(クロガネノミハシラ)という短編が収録されていた。私はこちらの方が好みだ。あの西行法師の「願わくは花の下にて春死なむ、そのきさらぎの望月のころ」の歌をモチーフに「満足死」を巡るもの。ある町にある不思議な鉄柱の使われ方が、まさか・・・というお話で、考えさせられた。

 休薬の週末は2日間とても充実していた。疲れを持ちこさないように明日からの新しい1週間を始めなくては。水曜日にはまた治療再開だ。
 今日から卒業した大学の校友会音楽祭の合唱練習がスタートしたのだが、今週末には勤務先の大学でイベントがあり、土曜日出勤。私はその翌日第2回目の来週の日曜日から参加の予定だ。いよいよまた忙しくなってきたが、こうして元気にスケジュールをこなせることに感謝である。

 昨日、自宅に誕生日カードが届いていたのを夫が昨夕届けてくれた(私は、郵便物が届く前に自宅を出てしまっていたので)。お名前を存じ上げない方だったのだが、帰宅してあけぼの会の名簿を見て、納得した。ブログを読んでくださっているという。ブログが新しい方との出逢いを広げてくれることに、改めて驚くとともに、感謝の気持ちでいっぱいである。
 一人でも多くの闘病中の方たちとともに、もちろん元気な方たちも含めて素敵な歳を重ねていけたら、と思う。


コメント (2)
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