ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.7.3 センセイと呼ばれる方たち、大丈夫?

2014-07-03 19:59:18 | 日記
 先日、このブログでも取り上げた(品位というより、人として・・・)後、なんだかなあ、と強引に幕引きされた感が充満中の、都議会のセクハラヤジ発言事件。
 本当にこのまま終わらせるおつもりですか・・・、という何とも後味の悪い感じを受けるけれど、都議会なんてそもそもそんなレベルのものさ、という冷めた声も聞こえてくる。
 そして、その後も、センセイと呼ばれる方たちのあまり格好良くない記事がネット上にも紙面上にも踊り続けている。
 7月2日の読売新聞には「東京など“2日に1度日帰り訪問”…○○県議」とある。

※  ※  ※(転載開始)

A県議(47)(無所属)が昨年度、同県○○市や東京などを計195回、日帰りで訪問したとして、鉄道の切符代名目で政務活動費計約300万円を支出していたことが収支報告書で分かった。2日に1度以上、日帰り訪問を繰り返した計算。報告書に訪問相手や目的の記載はなく、領収書も添付されていなかった。A県議は1日、記者会見を開き、「全て実績に基づいた支出だ」と主張。一方で「県民から疑われており、返還を検討したい」と話した。13年度の報告書では、○○温泉駅(○○市)に106回、○○駅(○○県、○○町)に62回、○○駅(福岡市)に16回、東京都内に11回、日帰り訪問した、と記載されていた。同様の支出は11、12年度の報告書にも記されており、それぞれ約60回で約150万円、約90回で約350万円。3年間で計約800万円が支払われた。

(転載終了)※  ※  ※

 いや~、1年、365日のうち195日の日帰り出張、なんとお忙しいことか。この県議は一体何がしたくてそんな日帰り出張を繰り返したのだろう。そして、会見では日帰り訪問とは全く関係のないことまで言い出して号泣したとのこと。もう支離滅裂である。

※  ※  ※(転載開始)

やっと議員に…195回訪問の県議、突如号泣(2014.7.3読売新聞)
A県議(47)(無所属)が2013年度、同県内や東京などを計195回、日帰りで訪問したとして、鉄道の切符代名目で政務活動費計約300万円を支出していたことが、収支報告書でわかった。報告書には訪問相手や目的の記載はなく、義務づけられている領収書も添付されていなかった。A議員は2日、県議会の○○議長から「説明できない支出は返還すべきだ」と注意を受けた。A議員は1日に記者会見し、「すべて実績に基づいた支出」と正当性を主張。一方で、「県民から疑われている」として、返還を検討するとした。会見の途中では突如号泣し、「やっと議員になれた」「少子高齢化を解決したかった」などと、一方的に話し続ける場面もあった。

(転載終了)※  ※  ※

 もちろん大切な1票を持つ有権者たるもの、こういう人を選出してはいけないのだろうけれど、本当になんだかなあ、である。
 そもそも、私たちが都外に出張する時には全て出張報告書を書き、出張の証拠書類(例えば宿泊先の領収書や面会した相手の名刺等)を揃えて提出することになっている。公金を使うとなれば、収支報告書を求められることは当然わかっているのに、そうした領収書の類が何もなくて、でも正当だ、というのはなんとも苦し紛れだ。説明責任はどこにいってしまったのだろう。
 300万といえば、若い人たちの年収や高齢者の年金を優に超える額。それを全て2日に1回の出張に使いました、これは正当です、で一体誰が納得するだろう。
 そして、じゃあ、返せばいいんでしょ、という姿勢では、また同じことが繰り返されても何の不思議もない。本人がこれは人としてとても恥ずかしいこと、悪いことなのだ、と納得し、反省していなければ、何の解決にもならない。

さらには同じ読売新聞の今日付けの記事で、

※  ※  ※(転載開始)

「視察は知人に委託、報告書ほぼコピペ…○○県議
B県議(56)が昨年度の政務活動費73万円で知人女性に海外視察を委託した問題で、B氏は2日、県庁で記者会見し、委託視察の報告書を公表した。しかし、ほぼ全編がインターネット上で公開されている省庁の刊行物や個人ウェブサイトなどの記述と酷似していることが読売新聞の調べで判明。B氏は「私的なものなので問題はない」としているが、識者は「活動費を返還すべきだ」と指摘している。報告書によると、この女性がフランスなど3か国を訪問したのは昨年10月7日からの約1か月間。報告書は78ページで女性が作成したというが、出典や引用元は記されていない。主に文章で構成される54ページのうち8割にあたる44ページの表現がネット上の資料と酷似しており、ほぼ全編にわたり複写してはり付けたコピー・アンド・ペースト(コピペ)とみられる。オランダの「農業政策」についての報告のうち8ページは農林水産省が2013年に発行した報告書のほぼ丸写しだった。中には「2・2(章)以降で述べる」と引用しながら、その章がないずさんな複写もあった。同省国際政策課は「著作権は農水省にある。引用元を明記していないのは好ましくない」としている。ドイツの「犬猫殺処分」に関する報告では主に現地在住の日本人獣医師の個人ブログなどから引用した。フランスでの「都市交通政策」の調査では、路面電車「トラム」の歴史や路線図を京都大非常勤講師の個人ウェブサイトから引用していたとみられる。報告書には女性が現地で行ったとみられる関係者へのインタビューなども掲載されている。B氏は取材に対し「報告書は私的なものなので引用があっても構わない。ただ、引用の比率が高いと言われれば確認する」と釈明した。B氏はこの日の記者会見で、委託費として支出した73万円の根拠について「調査の成果に対してお支払いした」と説明、交通費や宿泊費など個別の経費については「全部足しはしなかった」と述べ、積算していなかったことを認めた。政務活動費の返還について「成果物(報告書)がある。なぜ返還しなくてはならないのか」と語り、返還する意思のないことを強調した。

(転載終了)※  ※  ※

 うーん、どうして公人が平然とこういうことを口に出来るのだろう・・・。
 そもそも県議として、自らが行う必要があったはずの視察を、知人に委託すること自体も理解出来ないが、報告書がコピペであることさえ確認しないまま提出してしまうのも余りに大胆不敵ではないか。
 そんなにいい加減でいいのだろうか。否、いいわけがない。それとも端から有権者を馬鹿にしているのだろうか。

 こうした人のアラ探しのようなことを好き好んでいるわけでは決してないけれど、あまりに驚愕することが続くので、記事にしてみた。こうしたことはまだまだ氷山の一角なのだろう、とも思う。もちろん自分を選んでくれた県民のために汗水たらして誠実に仕事をしているセンセイ方もおられるわけだから一緒にされては、たまらない、ということもあるだろう。

 センセイ方、卑しくも税金を頂いているわけですから、納税者に説明責任があるのは当然なのだと思いますけれど、いかがでしょうか。
コメント
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