7月がスタート。あっという間に今年も折り返し地点を超えた。昨日からようやく職場にも冷房が入り、ほっと一息だ。朝は数名の異動者がご挨拶をされ、新体制で業務がスタートした。
昨日は午後から「管理監督者が精神保健に関する正しい知識を身につけ、職員の心の問題に対する適切な対応について習得することを目的とする。」という精神保健講習会に参加した。例年、時間が合えばなるべく参加している講習会だ。こうして時々、職場外の空気を吸うことは私にとって、とても大切なことである。
今年のテーマは「職場を元気にする 部下とのコミュニケーション法」。チラシには「メンタルヘルス不調の発生を未然に防ぐ取組みとして、“職場におけるストレス要因の把握と改善”が挙げられますが、管理監督者自身も忙しく、仕事上のやりとり以外で部下への配慮が難しくなってきています。また、行政課題の高度化・複雑化や定期異動など、避けられないストレス要因があるのも実状です。そこで、ストレスを過大に感じないよう職員1人1人のストレス耐性を高めることも、重要な取組みとなってきます。本講演では、仕事上のやりとりの中で、部下のストレス耐性が向上していくようなコミュニケーション法について、心理学の専門家を招き、講義して頂きます。」という触れ込み。講師は東北大学大学院教育学研究科准教授の若島孔文先生が務められた。
氏は財団法人ふくしま自治研修センター客員教授、海上保安庁第三管区惨事ストレス対策委員などを務め、職場・家庭・学校等の人間関係の問題解決について、実践・研究している若手研究者。様々な行政機関・教育委員会等の講演・研修及びセミナー講師を務めるとともに、東日本大震災後、石巻市役所等の被災地を支援する行政職員のストレス・ケアに多くの力を注いでいる。いわば行政をよく知る、心理学の専門家である。
ご本人がおっしゃるには、一番の苦手は話すこと。最初は緊張されていたせいか、失礼ながら正直、ちょっと「アレレ、大丈夫かな」と思ったけれど、だんだん調子が出てきてからは朴訥とした感じが実に良い味を出して、後半は笑いが溢れる講演会となった。
あの佐藤優さんがよく書いておられるけれど、出来ることと好きなことは違うし、自分が一番興味のあることが一番得意なことではないのだな、と実感する。
自律性、有能性、関係性という人間が持っているこころの基本的ニーズを尊重しながら、学習性無気力に陥らせない―やる気のない人は、そもそもパーソナリティとしてやる気がないのではなく、コントロール感の欠如を体験することにより(自分では出来ないということを学習し)無気力になる―ようにすることが大切だ、という説明になるほどな、と思う。
特に、物事がうまくいった時、うまくいかなかった時、どういう形でそれを説明(理由づけ)するかという説明スタイル―肯定的説明スタイル、否定的説明スタイル―について、うまくいった時は個人的、永続的、普遍的な説明とし、うまく行かなかった時は逆にそうした説明にはしない(仕事がうまくいったとき、(1)今回はなんとか切り抜けられた、が否定的、(2)どんな問題でも最終的になんとかなるものだ、が肯定的。人間関係がうまくいかないとき、(1)私には人間関係をうまく行う才能がない、が否定的、(2)今回の相手は自分とはたまたま相性が悪い、が肯定的)ことでパフォーマンス力が上がるということについては、大いに頷かされた。
と、同時に、これまで私がしてきた息子に対しての接し方を大いに反省しなくては、と気づかされた(仕事上、部下には自然に出来ることがなぜ、身内には出来ないのだ、と思うけれど・・・)。
今日は梅雨の晴れ間、夏の日差し溢れる日になった。あっという間に暑い夏がやってきそうな気配である。
帰宅すると今月初めてのお花が届いていた。中心が濃いピンクのオリエンタルリリー、紫のネギ坊主のような丹頂アリウム、細かい黄色い花を沢山付けているソリダコがそれぞれ2本ずつ、花言葉は「高貴」、「くじけない心」、「永遠の少年」だそうだ。
昨日は午後から「管理監督者が精神保健に関する正しい知識を身につけ、職員の心の問題に対する適切な対応について習得することを目的とする。」という精神保健講習会に参加した。例年、時間が合えばなるべく参加している講習会だ。こうして時々、職場外の空気を吸うことは私にとって、とても大切なことである。
今年のテーマは「職場を元気にする 部下とのコミュニケーション法」。チラシには「メンタルヘルス不調の発生を未然に防ぐ取組みとして、“職場におけるストレス要因の把握と改善”が挙げられますが、管理監督者自身も忙しく、仕事上のやりとり以外で部下への配慮が難しくなってきています。また、行政課題の高度化・複雑化や定期異動など、避けられないストレス要因があるのも実状です。そこで、ストレスを過大に感じないよう職員1人1人のストレス耐性を高めることも、重要な取組みとなってきます。本講演では、仕事上のやりとりの中で、部下のストレス耐性が向上していくようなコミュニケーション法について、心理学の専門家を招き、講義して頂きます。」という触れ込み。講師は東北大学大学院教育学研究科准教授の若島孔文先生が務められた。
氏は財団法人ふくしま自治研修センター客員教授、海上保安庁第三管区惨事ストレス対策委員などを務め、職場・家庭・学校等の人間関係の問題解決について、実践・研究している若手研究者。様々な行政機関・教育委員会等の講演・研修及びセミナー講師を務めるとともに、東日本大震災後、石巻市役所等の被災地を支援する行政職員のストレス・ケアに多くの力を注いでいる。いわば行政をよく知る、心理学の専門家である。
ご本人がおっしゃるには、一番の苦手は話すこと。最初は緊張されていたせいか、失礼ながら正直、ちょっと「アレレ、大丈夫かな」と思ったけれど、だんだん調子が出てきてからは朴訥とした感じが実に良い味を出して、後半は笑いが溢れる講演会となった。
あの佐藤優さんがよく書いておられるけれど、出来ることと好きなことは違うし、自分が一番興味のあることが一番得意なことではないのだな、と実感する。
自律性、有能性、関係性という人間が持っているこころの基本的ニーズを尊重しながら、学習性無気力に陥らせない―やる気のない人は、そもそもパーソナリティとしてやる気がないのではなく、コントロール感の欠如を体験することにより(自分では出来ないということを学習し)無気力になる―ようにすることが大切だ、という説明になるほどな、と思う。
特に、物事がうまくいった時、うまくいかなかった時、どういう形でそれを説明(理由づけ)するかという説明スタイル―肯定的説明スタイル、否定的説明スタイル―について、うまくいった時は個人的、永続的、普遍的な説明とし、うまく行かなかった時は逆にそうした説明にはしない(仕事がうまくいったとき、(1)今回はなんとか切り抜けられた、が否定的、(2)どんな問題でも最終的になんとかなるものだ、が肯定的。人間関係がうまくいかないとき、(1)私には人間関係をうまく行う才能がない、が否定的、(2)今回の相手は自分とはたまたま相性が悪い、が肯定的)ことでパフォーマンス力が上がるということについては、大いに頷かされた。
と、同時に、これまで私がしてきた息子に対しての接し方を大いに反省しなくては、と気づかされた(仕事上、部下には自然に出来ることがなぜ、身内には出来ないのだ、と思うけれど・・・)。
今日は梅雨の晴れ間、夏の日差し溢れる日になった。あっという間に暑い夏がやってきそうな気配である。
帰宅すると今月初めてのお花が届いていた。中心が濃いピンクのオリエンタルリリー、紫のネギ坊主のような丹頂アリウム、細かい黄色い花を沢山付けているソリダコがそれぞれ2本ずつ、花言葉は「高貴」、「くじけない心」、「永遠の少年」だそうだ。