ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.7.6 親は保護者会、息子はコンサート~それぞれデビューの日曜日

2014-07-06 22:55:55 | 日記
 昨日はすっかり朝寝坊をして1日がやけに短かったせいもあり、今日は早めの起床。終日雨が降らないだろうという予報を信じ、洗濯を外干しして、夫と2人で頑張って掃除を済ませる。

 午後から、都心のホテルで開催された、息子が通う大学の都道府県父母教育懇談会に夫とともに出向いた。
 ギリギリまで片付けをしてアタフタと出かけ、昼はターミナル駅のカフェでパンと紅茶を文字通り流し込み、会場に辿り着いたのはまさに開始時間ちょうど。
 受付を済ませ、汗をかきかき会場に入ると、既に大学代表の理系学部長挨拶が始まっていた。定員150人という会場は、100人ほどの保護者たちでほぼ埋まっている。
 挨拶の後は、学園紹介のDVD上映。入学式の時にも流されたそうだが、私は初めて観るものだ。根が単純なので、若者が夢を追うというトーンのBeyond Bordersに、あっという間にうるうるさせられてしまう。歳を取ったものだと思う。

 父母委員による父母後援会の総会報告の後、大学職員から学びや学生生活に関わる概要説明、学部3回生からは留学体験報告。最後は4回生から就職活動体験報告の予定だったが、学生さんが体調不良のため欠席で、残念ながら聴くことが出来なかった。

 それにしても、全国各都道府県、北は北海道、南は沖縄まで44か所の会場を行脚して開催するのだから、同じ大学の職員として、実に天晴である。まぁ、大学で保護者会とは何とも過保護な、と思われるかもしれないし、実際そうなのけれど、それだけの需要があるということだろう(現に、私の勤務する大学でも保護者会はないのか、というお叱りがあるという。)。
 見れば5月末を皮切りに、今月中旬まで1か月半の毎土・日曜開催、である。全会場の定員は5,200人にも達する。今日も大学関係者が15名もいらしている。多分前泊ではなく、日帰りなのだろうな、と思うと頭が下がる。

 後半は、学部ごとに4つのグループに分かれて別の懇談会会場へ移動。文系学部3学部の部屋には文系の研究科長、事務室職員、キャリアセンター職員の3名と、保護者で30名ほど。まずは自己紹介ということで全員が一言ずつマイクをリレー。1回生は5名、2回生は3名、3回生は10名、4回生が2名(うちご夫婦参加も7組)で、やはり皆さん就職活動の話題にもっとも関心があるようだった。それぞれの質問等に答えてくださりながら、資格、留学、大学院進学、生活面など意見交換の話題は多岐にわたる。後半は各学部に分かれて時間が過ぎてもまだ懇談が続いた。どの親御さんも心配することは同じようで、毎朝、モーニングコールを続けていらっしゃるお母様の話にちょっと驚いたり納得したり、生存確認(!)の方法等も交換する。
 ちょうど、目の前に息子の学部事務室の方がいらしたので、気になっていたこともいくつか質問することが出来て、出向いて良かった、と思う。

 最後に、各県から2名ずつ父母後援会委員を選出することになっており、東京都の委員は現在4回生のお母様で、今回で最後ということで、新規の方を選出頂くのだが、長くやって頂ければありがたい、というお話があった。
 年2回、京都で行われる会議に出席することと、各地で開催される父母教育懇談会のお手伝い、が主な仕事のようだ。

 となると当然1回生に白羽の矢が立ち、夫婦で参加した私たちにも「いかがですか」とお声がかかる。私も出来るならやってみたい、と思うが何分病気を抱えているので、途中でコケても申し訳ないし、もしどうしてもというなら夫が・・・と、夫の背中を押してみる。まぁ、京都で行われる会議に出席がてら、息子の生存確認も出来るだろうということで、他になり手もないことから、結局、夫が目出度く(?)委員となった。

 お開きの後は、近くにあった湯島聖堂をお参りし、さらには聖橋を渡ってミサの最中のニコライ堂で蝋燭を上げてくることも出来た。30年以上前、失意(?)の中、予備校に1年通った街。どのくらいぶりで歩いただろうか。駅の周りはすっかり変わっていて、一瞬自分がどの校舎に通っていたのかも分からないくらいだった。

 結局、帰路についたのは予定時間より1時間以上も遅くなってから。途中、ターミナル駅にある百貨店で夫から誕生日祝いのバッグを買ってもらい、夕食を摂って帰宅した。
 こうしてあっという間に土日も終了。たっぷり休息した土曜日、有意義に過ごせた日曜日、と良い週末だった。

 ところで、“みやこ暮らし”の息子は・・・と言えば、今日は所属する混声合唱団のサマーコンサートで新入生の初舞台、コンサートデビューの日だ。昨夜は今朝が早いから、とお友達の家にお泊りだったようで、今夜も当然の如く打ち上げというけれど、明日の一限は大丈夫なのだろうか・・・と心配してしまうのも、これまたなんとも過保護なのだけれど・・・。

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