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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.3.1-3 男子厨房に入るべし! 我が家の休日

2019-03-03 19:18:53 | 日記

 3月になった。
 一雨ごとに暖かかったり、寒かったり。なかなか身体がついていかない。気圧の変動でただでさえ重苦しい胸部がますます不調である。それでも戸外では既にしっかり花粉は飛んでいる模様。花粉症歴20年近い息子は、咳や鼻づまり、目のかゆみ等の諸症状が出ている。帰省してすぐに、生まれて以来ずっとお世話になっているかかりつけのクリニックの院長先生に就職報告方々薬を処方して頂いてきた。

 私の体調は相変わらず。夜中痛みで眠れないのは嫌なので、コデインを飲んでから休むようになった。咳止めの薬でもあるせいか、コデインを飲むと咳き込む回数も減るようだ。最初はなんとなく抵抗があったが、このところのしぶとい痛みにすっかり精神的にまいってしまい、躊躇わずにロキソニンに加えて飲むようになっている。
 朝、目が覚めたらスッキリ痛みがなくなっているかも、などと妄想してみるけれど、そうもならず。起きていきなり鈍痛を感じると、がっくりくる。水曜日の治療が待ち遠しい、などと思うとは我ながらびっくりである。

 さて、例年最終日近辺に滑り込みセーフで我が家代表、確定申告に行く夫だが、今年は早々に1日に休暇を取って届け出をしてきてくれた。社会勉強だから、と息子も連れて。今回は納付金がなかったので、駅前のビルで提出が出来たようで、本署で長蛇の列に加わることもなくすんなり終わった模様。
 昨年の我が家の医療費は90数万円で100万円に満たず。うち私の治療費が9割近くを占めている。ゼローダは規定量を飲めず、減量で細々と飲んだ期間が殆どだったし、11月からアリミデックスが2か月。後は3週間に1度のハーセプチンだけという状況だったので、100万超えは普通で、200万を優に超えた年もあったここ数年ではかなり安上がりだったと思う。とはいえ、実際には7割の200万円以上を共済組合が負担してくださっているわけだから、本当に足を向けて眠れない。
 今後、3剤併用の治療が奏功し、規定量で使うとなれば、医療費はまた跳ね上がることになるだろう。嗚呼。

 この3日間、夕飯は夫と息子が厨房に立った。5年前、息子が関西に進学することで下宿生活が決まったのが本当に土壇場だったため、家事もろもろを教え込む暇が一切なかった。それでも朝夕二食付きの寮に入ったため、基本自室では電気ケトルでお湯を沸かす程度。さすがにこれからは専用のキッチンもついているのだし、最低限自炊もしてほしいと今回調理用具等を一式買い揃えた。今の体調では私が一緒に台所に立ってあれこれ指南する元気もない。そもそも私自身料理は苦手だし、教えるほどの腕前でもない。

 こういう時には夫の方が気長にいわゆる“男の料理”を上手に教えてくれる筈なので、もうすっかりお任せすることにした。
 包丁やピーラーの使い方、野菜の剥き方、炒め方、肉や魚の下ごしらえ等々。具沢山のお味噌汁や野菜炒め、ゴロゴロと大きな野菜サラダに肉じゃがなど、曲がりなりにも息子が作ったものが食卓に並び、私は有難く頂く役に徹する3日間だった。
 この休日、私がやったことはだらだらと掃除と洗濯をしただけ。朝食の支度は1日だけしたけれど、殆ど食事の支度から解放された夢のような3日間だった。ひな祭りのご馳走を頂くよりずっとずっと有難かった。

 文字通り我が家の休日、男子厨房に入るべし、である。男子厨房に入るべからず、などという時代ではもはや、ない。人として生きていくために、自分が食べるものを何一つ作れなくていいわけがない。男だから、女だから、などというのはナンセンスだろう。慣れればちゃんと上手になるだろうし、良い気分転換にもなるだろう。
 息子と夕餉を囲むのも今宵を含めてあと2回。火曜日にはまた関西に帰っていく。いよいよ引っ越しまでカウントダウンである。
 
 前回の記事でご心配のご連絡をくださった方々、お気遣いどうもありがとうございました。
コメント
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