ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.3.16-17 本調子・・・とは程遠い2日間

2019-03-17 21:02:29 | 日記

 土曜日。ベッドの中で朝の連続テレビ小説を視てから起きようと思うが、身体が重くてなかなか動かない。少しの間チコちゃんを見て、諦めてのろのろ起き出した。
 今日は3か月ぶりの歯科検診の日。このところ治療後の気持ち悪さのせいで念入りに歯磨きが出来ていない。ちょっと心配である。朝食後フロスや歯間ブラシも駆使してケアしてから歯科医院に向かった。

 予約時間5分前に着いたが、珍しく先着の患者さんが複数いる模様。靴が3足もある。これは待つかなと思うと、飛び込みの方もいたようで、15分ほど待ってその方より早く診察室に呼んで頂けた。
 「変わりはないですか。」と問われ、かくかくしかじか、また抗がん剤治療を始めたせいで、歯磨きがきちんとできない時期もありました、とご報告。それでもほぼよく磨けていますね、とのこと。いつも磨きにくい左右の下の奥歯の生え際のライン、前歯の裏の歯並びの重なり部分だけ指摘され、消毒しておしまい。ものの5分ほどだった。
 次回は3か月後、ちょうど誕生日(58歳になるのだ!)に予約してクリニックを後にした。

 それ以外は、終日ダラダラとビデオを見て、時にウトウトしながら家事もろくにせず、ひたすら休息に努めた。とにかくだるくて眠くて・・・。昼食も夕食も夫にお任せのダメダメ主婦の1日であった。

 日曜日。
 今朝もゆっくり起床。相変わらず明け方腹痛で目が覚める。お手洗いを済ませてから二度寝のパターンだ。
 しっかり眠ったわりにはぐったりと疲れている。だるくてだるくて、長く立っているとふらふらする。今日は月に一度のお楽しみ、Wさんのマッサージの日。ドタキャンでは申し訳ないので、頑張って出かけた。

 今月から始まった薬の副作用等体調を説明し、施術中、急に腹痛でお手洗いに立たねばならないかもしれないこと等をお話しする。手足症候群が落ち着いて、先日久しぶりに足湯に浸かったところだが、今日は1年以上ぶりにゲルマニウム温浴もお願いしていた。たっぷり汗をかいて代謝をアップさせてからマッサージ。痛みやら咳やらであちこちが凝っていたが、息子の引っ越しや無事卒業の話もしながらゆっくり解して頂き、ウトウト。

 一つの予定だけで帰ればよいのだけれど、その後、美容院でシャンプー・カットの予約もしていた。前回予約を入れた時にはまだ薬の変更について具体的に決まっていなかった。けれど、10日前のハラヴェン投与で、あと数日もすれば脱毛も始まるだろう。せっかく整えて頂いても・・・、とは思うが、これまたドタキャンするのも申し訳ないし、ひとまず事情をお話しして挨拶だけはしなければ、ということで、駅ナカで軽食を摂り、駅の反対側のサロンへ向かう。
 すぐに店長のGさんが迎えてくださる。

 席に座ると、いつもは何でもないお隣のパーマ液などの匂いがいきなり鼻を突く。あ、ちょっとダメかも・・・と吐き気がこみ上げる。事情を話すと、すぐに席を替えてくださった。一番奥の席にパーテイションも立てて、隣の席を空けてくださって半ば個室の風情になった。これならかつらやさんの美容室と同じですね、と言うと、Gさん曰くウイッグの試着会等の時に使うのだそう。皆さん、隠すものが何もないと恥ずかしいと仰るが、衝立を立てればどんどん積極的になってあれこれお試しになるそう。まあ、私はお洒落のためのウィッグというわけではなく、仕事に行くためにやむに已まれず・・・ということなのだけれど。

 今日はカット後のシャンプーもアシスタントに任せず、最初から最後まで全く待たされるもことなくGさんが専属。僅か1時間ほどでマッサージ、ブローまで終えてくださった。(脱毛が)いよいよかな、と感じたのはシャンプーした後頭皮がチリチリと痛痒かったことだ。
 Gさんの前に担当してくださっていた歴代の担当者お二人にも挨拶出来た(かれこれ、この美容院にはお腹が大きかった頃も含めて25年近く通っている。)。「また髪が抜けるので2年くらいお休みです。また戻ってくる時までいてくださいね。」と。
 Gさんに「また戻ってきたいけれど、もしこれが最後の美容院のカットだったら嫌だなあ~」と呟くと、「僕は(そういうカットが担当出来て)光栄です。」と。うーん、励ますつもりで言ってくださったのだろうけれど、それはつまり・・・ちょっと微妙です。
 
 今日は次回の予約もせずに美容室を後にした。ちょぴり寂しく思いつつ、夫と合流。先日息子が帰省してきた時に、ひとまずこれで最後と就職記念の家族写真を撮影した。それが出来上がったので受け取りに来たのだ。良く撮れていたものをポストカード版にして、息子には写真立てに入れて卒業式に持参するつもりだ。お祝いをくれた母にも同じ大きさの別カットを用意した。

 それにしても一度気持ち悪くなると、どうにもムカムカが止まらない。夫からお茶でもする?と言われたけれど、フラフラするし気分が優れないので、ひとまず最寄り駅まで戻ることにした。
 駅前で最低限の買い物を済ませ、夫が、薄手のスプリングコートが欲しいというので、急いで調達する。ここでも店員の方の香水が異常に鼻に突き、吐き気がぶり返す。お茶どころではなく、一刻も早く帰宅したい、と踵を返した。

 帰宅後はリビングでダウン。夕食の支度も夫任せ。食欲もあまりないし、とにかく食事をするとほどなくしてお腹がグルグルと痛くなる。
 そんなわけでまだまだ本調子にはほど遠い土日だった。

 明日から3日間働いたら、後半は卒業式のため、関西行き。今回は1泊で戻るけれど、早くも年度末の最終週、2クール目の治療が再開する。なんとか乗り切らなくては。
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